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猿丸幻視行



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猿丸幻視行の評価: 6.00/10点 レビュー 3件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.00pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(7pt)

わかりにくいです

歴史ものとしてはもう少しスッキリとした展開がよかったです。

わたろう
0BCEGGR4
No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

猿丸幻視行の感想

井沢元彦は、パクリ作家です。
ただただ、人の説を学説をひたすらにパクりまくる。

とはいえ、そのどれもが面白いのである。

当作は、歴史上の歌人 猿丸と歌聖 柿本人麻呂が同一人物である、という説を押しまくる。当説は作中でネタバレしているが、大昔に読んだ梅原猛の『水底の歌』が題材になっている。

なれど、主人公に折口信夫をおきながら、ところどころに金田一京助はじめ、東条英機や南方熊楠を配置させたり、百人一首と万葉集にいろは唄を混ぜるなど、興味を引き物語に引き込む手法は、ある意味本当の意味での小説家かもしれない。

無理にSF仕立てにしているところやミステリー調にしているところは頂けないが、そんな些事を消し去る暗号など、とにかく飽きさせない。

ふと思い出すのが、一時期のめり込んだ自称ハードボイルドの落合信彦なんかと同んなじ匂いで、ただただ楽しめる小説であった。

とも
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