ダーク



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初公開日(参考)2002年10月
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長編小説

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ダーク (上) (講談社文庫)

2006年04月14日 ダーク (上) (講談社文庫)

「私の中の何かが死んだ」出所を心待ちにしていた男が四年前に獄中自殺していた。何も知らされなかった村野ミロは探偵を辞め、事実を秘匿していた義父を殺しにいく。隣人のホモセクシャルの親友。義父の盲目の内妻。幼い頃から知っている老ヤクザ。周囲に災厄をまき散らすミロを誰もが命懸けで追い始めた。 (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点8.00pt

ダークの総合評価:7.75/10点レビュー 64件。Bランク


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全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(8pt)

さらにさらに過激になるから面白い。ミロ・シリーズの頂点か。

「村野ミロ」シリーズの第5作。40歳を目前に、これまでのしがらみばかりか自分の命までも断ち切ろうとするミロの激しい生き方が爆発するノワール・サスペンスである。
本気で愛し、それでも裏切りを許せず刑務所送りにした成瀬は10年の刑に服していた。成瀬の心に自分はどう刻まれているのか、それを知るためにひたすら出所を待っていたのだが、成瀬は獄中で自殺していた。さらに義父・村野善三が、それを知りながらミロには黙っていたことが判明した。この裏切りに激怒したミロは探偵を辞め、新宿を引き払い、善三を殺すために小樽へと向かう…。
40歳になっても一向に大人になれないミロの熱さが凄まじい。義父・善三の死を招いたことで善三の内妻や旧友のヤクザに追われ、行き場を失ったミロは韓国に逃亡し、そこでもヤクザに追われる身になる。八方塞がりをどう突破するか、型破りな戦術が激しい摩擦を引き起こし、ミロはさらに過激に、さらに遠くへ行こうとする。そして最後、ミロの人生に大きなターニングポイントが訪れる。ひょっとするとシリーズの頂点になりそうな力作だ。
シリーズ愛読者には絶賛してオススメする。

iisan
927253Y1
No.1:
(8pt)

ダークの感想

まさに桐野夏生の真骨頂。
賛否あると思うが、これが桐野作品だ。
途中で不夜城(馳星周氏)を意識させたが、ミロの行動と感情が桐野作品であることを強く訴える。

塞翁
6AR0FFJN
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.62:
(3pt)

続編待望

続きが読みたい
ダーク (上) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:ダーク (上) (講談社文庫)より
4062753855
No.61:
(5pt)

大満足

商品に満足しています。
ダーク (上) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:ダーク (上) (講談社文庫)より
4062753855
No.60:
(1pt)

言いたいことはただ一つ

自分が生み出すものを待ってくれている人々を、自分の踏み台にするな。
ダーク (上) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:ダーク (上) (講談社文庫)より
4062753855
No.59:
(3pt)

主人公が魅力的ではない

主人公があまりに拗らせているので読み切るのに苦労しました。
私にとっては主人公は魅力的ではなかったです。
ダーク (下) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:ダーク (下) (講談社文庫)より
4062753863
No.58:
(4pt)

こじらせ女子の波乱万丈劇

「雨」「夜」「薔薇」そして今回の「闇」を総括したコメントです。
今作「闇」は最も展開が劇的で面白く、一気に読めました。「雨」なんて読了に10日くらいかかったのですが、がんばってこのシリーズをコンプリート出来てよかったです。

…それにしても、ミロの行動原理にかかる無軌道っぷりにはツッコミどころ満載でして、ギャグ小説か!?と叫びたくなることが度々ありました。
気にかかる主な点は以下でしょうか。
① 惚れっぽ過ぎ
「闇」冒頭で「あんなに成瀬を愛していたのに」的なことを言い出して唖然。ウソつけよ、あの(ミ)容疑者&(成)追跡者の関係で過ごした1週間で惚れるわけないだろ、と。それは愛じゃない。結局、面食いなんですよ。愛より発情では?そもそも、最初からミロは成瀬がかっこよくて魅力的、みたいに言っていたし。その証拠に、「夜」でも外面だけかっこいいゲスAV会社社長に対して容易に体を開きます(2回もH)。
お前が「愛」を語るなよ、とすら思いました。そして、成瀬自殺を教えてくれなかったことを理由に(多少性的嗜好が変でも)優しかった義父を殺すなよ、と。
「闇」の途中で出てきたミロの心象描写「成瀬とは誰だ」(←あれだけ騒いだのに…)は、不意打ちでした。抱腹絶倒させないでください。
② 行き当たりばったり過ぎ
「闇」を除く3作での探偵業の描写、お粗末でしょう。切れ者でもカッコよくもない。たまに探偵としてのノウハウを発揮し捜査対象をかく乱したり情報をうまくゲットしますが、基本的に捜査方針は行き当たりばったり。発情して二枚目に抱かれ仕事で失敗することも。しかも、「今日できる事を明日に引き延ばす」という怠慢でさらに失敗することも。もっと思慮深く優秀な主人公なら、思い入れも強まったのに…。
③ 不健康過ぎ
30過ぎて喫煙・飲酒しまくりほぼ昼夜逆転。夜中(というか早朝)目覚めてしまったらいきなりウイスキーを飲む蛮行。私も20代までは飲酒喫煙夜更かししていましたが、さすがに30超えたら自制しましたよ。こういう自堕落で切れ者でもない女性が、作り話とはいえなぜモテ続けるのか説得力がない。
韓国人の愛人になってからキメセクしまくったくせに、離脱症状の記述が一切ないのは「おいおい、実はまだヤクやってんじゃないの?」という疑惑を読者に抱かせること間違いなし。

「外」「頬」から20年以上遠ざかっていた桐野作品ですが、今回ようやくミロシリーズを読破できてよかったです。
ダーク (下) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:ダーク (下) (講談社文庫)より
4062753863



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