水の眠り灰の夢



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初公開日(参考)1995年10月
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長編小説

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水の眠り 灰の夢 (文春文庫)

2016年04月08日 水の眠り 灰の夢 (文春文庫)

東京オリンピック前夜の熱気を孕んだ昭和38年9月、地下鉄爆破に遭遇した週刊誌記者・村野は連続爆弾魔・草加次郎事件を取材するうちに、女子高生殺しの容疑者に。高度成長の歪みを抱えたまま変貌する東京を舞台に、村野が炙り出したおぞましい真実とは。孤独なトップ屋の魂の遍歴を描いた傑作ミステリー。(「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点8.00pt

水の眠り灰の夢の総合評価:8.18/10点レビュー 44件。Bランク


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全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(7pt)

水の眠り灰の夢の感想

村野ミロシリーズ三作目。
と言っても、ミロは出てこない。雑誌記者だった親父さん(村野)のお話。
このシリーズは二作目の「天使に見捨てられた夜」を最近読み、読み易く面白かったので手にした。
読んで、あれっ!ミロは出てないんだと思ったが、ミロの出生の秘密が明かされ、それはそれで面白かった。
ミロシリーズのスピンオフ作品という位置づけでもいいと思う。

小説自体は、まあ、典型的なハードボイルド小説。
この手の小説が好きな方には、どんぴしゃりであろう。
昭和38年の草加次郎事件をベースに、村野が巻き込まれた少女殺人事件の真犯人を追い求める物語。
東京オリンピックが開催されたのが昭和39年のことだから、丁度その頃の話で、当時の懐かしい言葉や地名・フレーズがたびたび出て来て、当時の情景が思い起こされた。
ただ残念なことに、懐かしい言葉は多数出てくる割には、オリンピック開催前の当時のむんむんとした熱気、騒々しさはあまり感じられず、少々物足らなかった。
それが、真犯人を追いかけるストーリーに影響したのか、やや展開が淡々と進んだ印象であった。
ハードボイルド小説なのだから、もうちょい、緊張感・躍動感ある筋書きがあって良かったとも思う。
まあそれでも、卒なくまとめられており、アマゾン評価の4点としたい。

マッチマッチ
L6YVSIUN
No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

これぞ、昭和のトップ屋!

私立探偵ミロ・シリーズとして数えれば3作目だが、村野ミロの父・村野善三が主役のトップ屋ハードボイルドとして、独立した作品とも言える。
東京オリンピックを一年後に控えて沸騰する東京の街の奥底では、享楽の極地を求める欲望と敗戦を引きずる暗い情念がぶつかり合い、さまざまな事件を引き起こしていた。連続爆破事件で世間を騒がせていた草加次郎による地下鉄での爆破に遭遇した週刊誌記者村野善三は、持ち前のトップ屋魂で取材を進める内に、ひょんなことから女子高校生殺人事件の重要参考人にされてしまう。自らに降り掛かった火の粉を払うため村野は、警察の向こうを張り、トップ屋の意地を掛けた独自調査を進め、やがて二つの事件の奇妙なつながりを見つけることになる。
桐野夏生は、1960年代前半を象徴する世俗文化(映画、音楽、ファッション、飲食、公共工事など)を上手に生かしながら、時代の大きな転換を描いて見せる。当時を必死に生き抜いていた人々が放つ熱気、臭気がむんむんする、まさにハードボイルドな表現が心地よい。
村野ミロ・シリーズの前史として、ミロ・ファンには、ぜひオススメだ。

iisan
927253Y1
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.42:
(3pt)

普通

普通でした。
水の眠り 灰の夢―文春エンターテイメント (Bunshun entertainment)Amazon書評・レビュー:水の眠り 灰の夢―文春エンターテイメント (Bunshun entertainment)より
4166400509
No.41:
(5pt)

引き込まれる世界観

桐野夏生著書の中で一番じゃないだろうか?設定された時代は主人公のような人って大勢いたんだろうけど、ヒーロー物と同類のエネルギッシュさというかヘコタレなさは爽快。最後の後日談でスッキリして終われる。
水の眠り 灰の夢 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:水の眠り 灰の夢 (文春文庫)より
4167905930
No.40:
(5pt)

爆弾魔と、それにかかわるであろう犯罪

扱っている内容、真相部分はとてつもなく重たいものがあります。
爆弾魔(確かこれは現実では未解決事件)は真相部分が出てきますが
この部分はフィクションです。

ただし、そこに関わる事実を一つずつ見ていくと
とてつもなく重たいものになってくるんですよね。
そのつながりとして、今回村野が犯行の嫌疑がかけられてくる
女子高生殺人事件が出てきますが…

トップ屋という仕事上どうしても忌み嫌われるがゆえに
ある警察官にとことん目の敵にされます。
理不尽な暴行を最初に受けるんですからね…
そしてあげくに彼を犯罪者に実質仕立てようとしましたし…

ただしやがて彼もそんな業種には疑いを覚えたようで…
個人的に事件を追いかけていくのです。

読みやすい作品でした。
水の眠り 灰の夢 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:水の眠り 灰の夢 (文春文庫)より
4167905930
No.39:
(3pt)

昭和38年の雰囲気が伝わる。

桐野夏生さんの本です。舞台が昭和38年で、週刊誌のトップ屋村野は、爆弾犯草加次郎事件を調べているうちに、女子高生の殺人事件に巻きこまれる。女子高生の殺人事件を調べているうちに、草加次郎事件の影がちらついてくる…。
女子高生殺人事件と、草加次郎事件は結びつかないように思えるのですが、実は結びつく、という展開ではありまして、ただ、いささか強引さがあるような気がしないでもないです。草加次郎事件の真相が、わりとさらっと流されているような。
ただ、女子高生殺人事件が、実は他の女の殺人事件と結びついてくる、というあたりの流れは面白いですし、影の世界の住人たちの暗躍なんかもおもしろいです。
というか、風景描写とかが、ちゃんと昭和38年のものになっていて、取材力というか、きちんと調べてやっている感じがすごいですね。
水の眠り 灰の夢―文春エンターテイメント (Bunshun entertainment)Amazon書評・レビュー:水の眠り 灰の夢―文春エンターテイメント (Bunshun entertainment)より
4166400509
No.38:
(4pt)

ミロシリーズの原点

ミロシリーズで一番最後にこの作品を読んでいろんな謎が解けた気になりました。
またダークを読み返してみました。
水の眠り 灰の夢 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:水の眠り 灰の夢 (文春文庫)より
4167905930



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