猿の見る夢



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初公開日(参考)2016年08月
分類

長編小説

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猿の見る夢

2016年08月09日 猿の見る夢

薄井正明、59歳。元大手銀行勤務で、出向先ではプチ・エリート生活を謳歌している。近く都内に二世帯住宅を建築予定で、十年来の愛人・美優樹との関係も良好。一方、最近は会長秘書の朝川真奈のことが気になって仕方ない。目下の悩みは社内での生き残りだが、そんな時、会長から社長のセクハラ問題を相談される。どちらにつくか、ここが人生の分かれ道―。帰宅した薄井を待っていたのは、妻が呼び寄せたという謎の占い師・長峰。この女が指し示すのは栄達の道か、それとも破滅の一歩か…(「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.33pt

猿の見る夢の総合評価:7.17/10点レビュー 52件。Dランク


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全3件 1~3 1/1ページ
No.3:
(8pt)

猿の見る夢の感想

ミステリーでも何でもないが、面白く読めた。
楽天的で軽薄で、そしてファンタジックに夢見るスケベな定年間近の男の物語。
文庫本として結構ページは多いけど、展開は速く、あっという間に読み終わり、そして男の結末も予想通り終焉した。
読んでも何も残らないが、この男の滑稽さをコメディ本と思って読むと、時間つぶしには持って来いである。

マッチマッチ
L6YVSIUN
No.2:
(8pt)

自分勝手で小心者、週刊現代読者の自画像か?(非ミステリー)

週刊現代に連載された長編小説。男女の愛憎と悪人を描かせたら抜群の冴えを見せる桐野夏生の本領が発揮された、初老男の悶々滑稽小説である。
大手銀行から町の中小企業に転籍したものの、その会社が大成功して、今や一部上場企業の財務担当取締役になった薄井は、妻と愛人の間を上手く渡り歩いているつもりだったのだが、自分を引っ張ってくれた会長から「社長のセクハラスキャンダルを処理して欲しい」と頼まれたことから、思いもよらぬトラブルに巻き込まれることになる。まあ、巻き込まれる理由の半分以上は、小心なクセに女性にもてたい、自分はモテると妄想して先走ってしまう薄井本人にあるのだが、その言動のスケールの小ささは、まさに週刊現代読者のカリカチュアとして上出来。こういう底意地の悪さは、さすがに桐野夏生である。
主人公の敵役として登場する占い師のばあさんの胡散臭さが、ちょっとだけミステリー、ノワールっぽいが、全体としては滑稽話(ユーモアではない)である。定年を前にさまよう男たちの哀感を、厳しくもおかしく描いた風俗小説として読むことをオススメする。

iisan
927253Y1
No.1:
(3pt)

猿の見る夢の感想


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FSD78H58
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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No.49:
(1pt)

くだらない

筆者の作品を多く読んでいるが、これは酷い。レベルの低い人たちの痴話喧嘩を小説にしたもの。こんな作品を出版していいのか、とさえ思った。
猿の見る夢 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:猿の見る夢 (講談社文庫)より
4065161150
No.48:
(4pt)

綺麗な状態でした。

面白かったです。読みやすかった。
猿の見る夢 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:猿の見る夢 (講談社文庫)より
4065161150
No.47:
(5pt)

迅速な発送ち感謝です

状態も綺麗なままでした
猿の見る夢Amazon書評・レビュー:猿の見る夢より
4062202018
No.46:
(5pt)

惹き付けられます

とにかく『くだらない』です。でも、読んでしまいます。睡眠不足になりました。人物描写、心情描写、桐野夏生さんの魅力たっぷりの一冊です。そんな桐野夏生さんを改めて好きになりました。
猿の見る夢 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:猿の見る夢 (講談社文庫)より
4065161150
No.45:
(3pt)

軽い作品。

桐野夏生さんの本です。
たぶん、かなり力を抜いて書いたんじゃないでしょうか。
主人公は薄井というサラリーマン。
銀行から出向した役員として、オリーブという衣料品会社に。そのオリーブが大成長。
薄井もそれなりに出世する。できたら常務になりたい思いがある。
この薄井は美優樹という愛人がおり、といっても仲が冷えつつある。
そんななか、セクハラ問題で朝川という女性秘書が近づいてきて、下心を持つ薄井。
そういう状況で、家庭で問題が。
妻が怪しげな「夢占い」の婆さんの長峰を家にあげていたのだ。
はたして、薄井の命運やいかに。

というわけで、次から次へと問題がおこって、飽きさせることはありません。
薄井も妻、美優樹、朝川という女性に振り回されます。
見猿、言猿、聞猿の左甚五郎の作品には、「せ猿」もあった(375㌻)なんという話もありつつ、
薄井が運命に翻弄されていくさまを楽しめる本です。
しかし、薄井の薄っぺらさというか、軽さというか、そこがキャラとして面白い。憎めないんですよね。
桐野さんというと、社会問題をとりあげたりして「重い」印象がありますが、これは軽い作品で、さらっと楽しめます。
猿の見る夢 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:猿の見る夢 (講談社文庫)より
4065161150



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