真珠とダイヤモンド



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    初公開日(参考)2023年02月
    分類

    長編小説

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    真珠とダイヤモンド 上

    2023年02月02日 真珠とダイヤモンド 上

    1986年春。二人の女が福岡の証券会社で出会った。一人は短大卒の小島佳那、もう一人は高卒の伊東水矢子。貧しい家庭に生まれ育った二人は、それぞれ2年後に東京に出ていく夢を温めていた。野心を隠さず、なりふり構わずふるまう同期、望月昭平に見込まれた佳那は、ある出来事を契機に彼と結託し、マネーゲームの渦に身を投じていく。(「BOOK」データベースより)




    書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.00pt

    真珠とダイヤモンドの総合評価:7.93/10点レビュー 40件。Bランク


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    全1件 1~1 1/1ページ
    No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
    (7pt)

    読みやすくなり、毒が薄められてきた桐野作品(非ミステリー)

    2021〜22年の週刊誌連載を加筆・修正した長編小説。日本中がマネーゲームに熱中した時代の波に乗り、狂騒の中を駆け上ろうとした若者たちのドラマである。
    バブルが膨らみ続けていた1986年、大手証券会社福岡支店に入った三人の若者。母子家庭で進学を諦め、事務職で採用された18歳の水矢子、福岡の田舎の短大卒ながら証券販売のプロを目指す20歳の佳奈、無名の私大卒で風采が上がらない男だが野心だけは巨大な22歳の営業職の望月。三人はそれぞれの事情から「金を貯め、2年後には東京に出ていく」との夢を持っていた。しかし厳しい現実に押し潰されて悪戦苦闘していたのだが、ある出来事をきっかけに証券業界のマネーゲームに乗っかって突っ走り、2年を待たずに夢に手が届くところまで来た。そしてバブルは崩壊した。
    バブル経済とは何だったのか? 日本人はなぜバブルに熱狂したのか? 今の時点で振り返れば呆れるほどの単純さだが、同時代を必死で生きた若者たちはおそらくこうだったのだろうというのが、よく分かる。分かり過ぎるぐらい、よく分かる作品である。つまりとても理解しやすい論理立てだし、かなりパターン化されたキャラクター作りだし、とても読みやすい。その分、初期の桐野作品に埋め込まれていた毒が薄めれていて、古くからのファンとしてはちょっと物足りない。
    ミステリーではない、軽めの社会派エンタメ作品としてオススメする。

    iisan
    927253Y1
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    ※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
    未読の方はご注意ください

    No.39:
    (5pt)

    これは実際の事件をモチーフにしている

    2013年に、年収五億円とも言われた敏腕ファンドマネージャーが妻と愛犬と共に殺害、遺棄される事件が起きました。wikiでは埼玉資産家夫婦死体遺棄事件となっています(しかし概要はほぼ記述無し)
    興味のある方は調べてみてください。
    この小説は、この事件を土台にしていると思います。調べれば調べるほど、主人公と被害者が重なります。
    しかし、誰もその事について言及していません。
    他のレビューで、妻は殺害されずに風俗をやらされるのが定石だろうとありましたが、そうではないのです。
    真珠とダイヤモンド 上Amazon書評・レビュー:真珠とダイヤモンド 上より
    462010860X
    No.38:
    (4pt)

    バブルを知っているからこそ先が読める展開

    レビュー4ですが気持ちは3.5です。
    業界用語ばかりでイメージがつきにくいところもありましたが、一気に読めました。
    バブル時代の株や投資が絡む話で、バブル崩壊を知っている私たちは読む前からこの物語の展開と結末はある程度予測できたと思います。
    ただ、上巻を読み進めているうちにプロローグで出てきた佳那はきっと○○だろう、ということも安易に予測できてしまいます。そこで楽しみが一つ減ってしまいました。

    とはいえ、この本は当時の日本中が熱に浮かされたような、異様な空気感を楽しむものだと思います。
    それは同著の「抱く女」に通じるものがあります。
    真珠とダイヤモンド 下Amazon書評・レビュー:真珠とダイヤモンド 下より
    4620108618
    No.37:
    (4pt)

    幸せとは何か?

    ネタバレあり。

    結局、人生はお金じゃない、という結論になってしまうのか。実際、そうだった。
    それぞれ夢を持ち、それなりに努力した三人が、こういう結末を迎えてしまったのは、なぜなのか。須藤という男、かなり性格に難があるが、どうしても憎めなかった。劣等感を持ち、コネも学歴もない男が、徒手空拳でのしあがっていこうとがむしゃらに生きて、こうなるのかと思うと切ない。
    文中、水矢子が思うように「出した金が何もせずに十倍になって戻ってくるうまい話などあるわけないのに」、という文が意味ぶかい。そんな話があるわけないのに、バブルのころは国中がそんな夢に酔ってしまい、夢破れると誰かのせいにしていた時代が確かにあった。最後のあたりは読みながら泣けてきた。
    真珠とダイヤモンド 下Amazon書評・レビュー:真珠とダイヤモンド 下より
    4620108618
    No.36:
    (5pt)

    稀に見るストーリーテラー

    ストーリーが面白く、読み易い。著者のストーリーテラーの力量に感心した。
    真珠とダイヤモンド 上Amazon書評・レビュー:真珠とダイヤモンド 上より
    462010860X
    No.35:
    (2pt)

    ネタバレ注意

    なんで全員不幸にするかなぁ…と思う。
    ちょっと陳腐な感じ。
    株予想投資家が一番罪なのに、なぜヤクザから狙われないかが不思議。。
     考えたら姉が須藤さんと関係したことが全ての不幸のはじまりなのかな?
     でも、株って自己責任ですよね。。この時代は銀行や証券マン任せだから他責にできたのかな。。
    真珠とダイヤモンド 下Amazon書評・レビュー:真珠とダイヤモンド 下より
    4620108618



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