グロテスク
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ふと手にとって読む始めると、上巻はわたしの世代にもあった学校でのカーストの話でもあったので、どんどん読み進みました。そして下巻は読むことが耐えられないほどグロテスクでした。 昔は優等生の和恵の成れの果てが面白すぎました。会社の人からヤバイと言われてる場面が特に気に入りました。いわゆる境界線を越えてしまった女性の話ですが、私自身いい年をして、派手なファッションをしたり、メークをしたり、もしかして回りから笑われてるなんて思うときがあります。そして、男が若い女を好む下りもやけに心に染みました。現実にはあり得ない話と思う一方、自分の中にもこんなモンスターがいるような気がするのでした。現実を受け入れられない時に生まれるモンスターです。 会社で浮いていると思うたびに、主計さんの域にはまだ達していないと安心するのでした。 | ||||
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2巻は長くて途中退屈なところもあった。 でも気分が悪いけど読まずにいられない本。 ただ最後のシーンは納得できない! 何でー!やめて!と。他に考えられなかったのか。とにかく気分がわるい、だけど読まずにおれない本でした。 | ||||
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いつになったら面白くなるのだろうと下巻中盤まで読んで不安になった。やっぱり最後まで全然面白い展開はない。 登場人物が全員頭がおかしいのか?作者がおかしいのか?どちらか判断に悩む…。 別の作品を読めばわかるのだろうが 、読む気もしない。 | ||||
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ニクヨさんが度々熱く語っておられたので、そんなに言うならどれ読んでみるか、と上巻のサンプルを読みました。む…これは面白いぞ、と嬉々として上巻を購入、あっという間に読んでしまい下巻もポチりました。 和恵の日記部分が、もう圧巻!創作の粋を越えた凄みがありました。各登場人物の日記や語り部分は著者の技量に感嘆する余裕があったのですが、この章は息を詰めて夢中で展開を追っていました。 自分にとっては結末にリアルさを感じなくて、「フィクションの物語」を読破したぞ!あー面白かった!とスッキリ現実に戻れた感じがある。 だがユリコの姉の思考や口調をインストールして嫌な人と対面する場面を想像してみると…意地悪することに愉悦を感じる感覚が湧いてくる。こうやって現実を乗り切るのも案外悪くないかも?と思う自分も、怪物の素養を持っている…のかも。 | ||||
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語り部のはずの わたし が最も狂っているので、結局どこまでが真実なんだ?!という点がいくつも残ったまま読了しました。小説に真実もなにも無いんですが。語り手となった登場人物は、ユリコ以外全員が事実と願望がごちゃ混ぜになっているのでそのへんの解釈の難しさも著者の狙いなのか…? ユリコの転落よりも和恵の精神崩壊よりも、何より読んでいてキツかったのはユリコ姉の痛々しさかな。誰よりも自意識と自尊心が強いのに誰にも相手にされない、というか存在に気付いてすらもらえない。百合雄の女衒と化したときに自動券売機扱いされていたのは笑いました。でも、ユリコがいなくてもし一人っ子だったらこうはなっていなかったでしょうね。この人。美しすぎる妹の存在によって永遠に思春期メンタルから抜け出せない姉に感情移入していたら、自分の思春期が脳内強制再放送されてしまったからこそ私はこんなにも腹が立つのかもしれない。とにかく凄い作品です。 | ||||
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