玉蘭



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初公開日(参考)2001年02月
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長編小説

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玉蘭 (文春文庫)

2005年06月10日 玉蘭 (文春文庫)

ここではないどこかへ…。東京の日常に疲れ果てた有子は、編集者の仕事も恋人も捨てて上海留学を選ぶ。だが、心の空洞は埋まらない。そんな彼女のもとに、大伯父の幽霊が現れ、有子は、70年前、彼が上海で書き残した日記をひもとく。玉蘭の香りが現在と過去を結び、有子の何かが壊れ、何かが生れてくる…。 (「BOOK」データベースより)




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玉蘭の総合評価:8.00/10点レビュー 66件。Bランク


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No.66:
(5pt)

面白かった!!

桐野夏生さんの作品はほとんど読んでますが、面白かった。上海の描写など登場人物の息遣いがきこえてくるかのよう…有子の行きにくさと変容、質が最後行きつくところ、篠田節子さんの後書きも興味深く読みました。桐野作品の中では異色な感じですが、心の深くにふれる、何度も読み返したくなる作品です。
玉蘭Amazon書評・レビュー:玉蘭より
4022575832
No.65:
(5pt)

幻想的な物語

幻想的で、昔の中国の雰囲気も味わえる物語です。
これまでこのようなストーリーの小説は苦手でしたが、読み返すたびにどっぷり玉蘭の世界にはまりました。何回読んでも飽きません。
読んでいる最中にそこに質や有子の霊がいるようで、今まで感じたことのない何とも不思議な気持ちにさせられます。
 
最初から最後まで好きですが、最後の章が特に大好きです。
玉蘭Amazon書評・レビュー:玉蘭より
4022575832
No.64:
(3pt)

この時代の上海の雰囲気を楽しむ

最終章まで、たどり着くまで、苦労するほど、物語に展開がない、退屈しながらの読書。
玉蘭Amazon書評・レビュー:玉蘭より
4022575832
No.63:
(5pt)

とても綺麗でした。

妹にプレゼントしたのですが、「気持ち良いくらい 非常に良い状態ですよ』と喜んでくれました。どうも有難う。
玉蘭Amazon書評・レビュー:玉蘭より
4022575832
No.62:
(3pt)

好きだという言葉は、これ以上因数分解出来ないものだ。

玉蘭は上海の木だ。ハクモクレンである。
「あんなに抱き合ったのに、肝心なことは話してこなかった。」
というオビに目が惹かれる。
「玉蘭 木蓮にもにた白い厚めの花弁。すっきりと細長く、優雅な釣り鐘のような
カタチをした可憐のような花。花弁は固く閉じられているが、
クチナシにそっくりな甘くつよい芳香をはなつ。
しおれた玉蘭をつまみ上げる。
肉厚の花弁は茶色く変色し、すえた甘い匂いにかわっていた。
中から小さな黒いアリが這い出てきて机の上に落ちる。
有子は、穢れたものを見た気がして立ちすくんだ。」
玉蘭の表現が、主人公 有子のその生き方と重なる。
有子は、上海のH大学に、編集者という職を捨て、医者である恋人とも別れ、留学しにきた。
不眠症で悩まされていたが、ある若い男 質が、枕元にあらわれる。
それは、父親からも聞いた大叔父の質だった。
質は、1920年ころ N汽船の機関士をしていた。上海→広州便に乗っていた。
編集者の有子が、松村のところに、小説を持っていき、監修を頼んだのだ。
その時、松村は、挑発的に
「人間は、もっと醜くて、かっこわるいですよ。
これは綺麗に書きすぎている。」と書評をする
有子の自信のないそぶりが、医者である松村のこころを揺さぶり、
急速に、恋に落ちていく。
しかし、有子の不安で真摯な状態は、松村にとっても負担となっていた。
有子は、松村に突っかかるが、有子は、なんでも言葉で分析し、
言葉でかんがえていこうとする。
松村は、「有子が好きだ」という。
そして好きだということは、
「これ以上因数分解できない素の言葉だ。」とおもう。
有子は、地方からでて、東京に住む女性と闘おうとするが、
所詮闘うこともできない・・その現実に愕然とする。
すべてを断ち切り、上海に留学するが、H大学で広げられる留学生の放埒な生活。
そこに嫌悪しながらも自分で壊れていこうとする。上海は そんな魔力がある。
質の緊迫した戦争間際の宮崎浪子の恋愛を織り糸にしながら、
花は、枯れ、朽ち落ちていく時に、甘酸っぱいかおりを出すが、
有子は、壊れながらも、自分というものを取り戻そうとしても。
有子はハクモクレンのような感じはしないなぁ。もっと、壊れそうな花のイメージ。
玉蘭Amazon書評・レビュー:玉蘭より
4022575832



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