冒険の国

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種別
長編
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あらすじ

2005年09月28日 冒険の国 (新潮文庫)

永井姉妹と森口兄弟は、姉と兄、妹と弟が同級生同士で、常に互いの消息を意識してきた。特に、弟の英二と妹の美浜は、強い絆で結ばれていた。が、ある日、一人が永遠に欠けた。英二が自殺したのだ。美浜は、欠落感を抱えたまま育った街に帰って来る。街はディズニーランドが建設され、急速に発展していた。そこで、美浜は兄の恵一に再会する。バブル前夜の痛々しい青春を描く文庫オリジナル。(「BOOK」データベースより)

評判

冒険の国の評価:

2.00/10点 レビュー 1件。 E ランク

書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点2.00pt

冒険の国の総合評価:

7.09/10点 レビュー 11件。

感想一覧

サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

全1件 1〜1 1/1ページ
No.1
(2pt)

冒険の国の感想

OUTで桐野夏生にはまり、7冊目に読んだ小説。
端々に、作者の面影があるものの、これまで読んだ小説とは、違った感じ。

▼以下、ネタバレ感想

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塞翁
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Amazonレビュー

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未読の方はご注意ください

No.10
(3pt)

題名の不思議

桐野夏生さんの本を読むのは、

『東京島』
『グロテスク』
『OUT』

に続いて、4作目です。

処女作であり、
後書きに著者ご本人が登場しているのが印象的でした。

「読み返すと冷や汗が出るほど拙い」「思考も浅い」
「自分の作品ながら、通読するのも辛いほどだった」

とありましたが、人気作となった上記3作と比べたら、
確かにそうですね。

それよりも気になることがあるのですが、本書の題名はなぜ

『冒険の国』

なのでしょうか? 気になってしょうがないのですが、
作中からも、後書きからも、題名に関連したそれらしきものは
見つかりません。

ひょっとして、処女作だから『冒険の国』とつけたのでしょうか?
冒険の国 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 冒険の国 (新潮文庫)より
410130632X
No.9
(4pt)

少子高齢化社会の今と通じる感じもある

桐野夏生さんの初期作。
1988年に12回すばる文学賞に応募した作品なのだと言う。

桐野夏生さんと言うと受賞してきた賞などからミステリのイメージがあった。
しかし本書は純文学である。

ディズニーランドの開発で変わりつつある街に住む家族・・
ライフサイクル上では終わりに向かいつつある家族で他の地域の人達に
馴染みきれない姿がある。

著者は携帯やCDも無い時代が理解してもらえるだろうかとあとがきに書いてあった。
しかしむしろ少子高齢社会である今の日本を先取りしていたようにも思えてならなかった。

また過去を引きずる主人公・・結局明確な答えは出てこないのだが・・
明確な幕引きはせず余韻が残る感じが文学っぽいなと思った。
冒険の国 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 冒険の国 (新潮文庫)より
410130632X
No.8
(2pt)

納得行かない内容

こんな小説を出版したらダメだろう。
練り込み不足だし、尻切れトンボ。

「I'm sorry mama」ぐらいの後半の展開を期待したが
まったく裏切られる内容。

作者はいろいろ思いの詰まった作品らしいが
桐野らしさは見られない。
駄作
冒険の国 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 冒険の国 (新潮文庫)より
410130632X
No.7
(5pt)

日常の不安

桐野夏生の「幻の処女作」である本作は、ありふれた日常の不安を描いた桐野作品の根幹をなすものだろうと思う。小説家の処女作のなかにこそ、その小説家のすべてがあるとすれば、この作品も桐野作品のすべてが詰まっているといっても過言ではないだろう。
 本作について、ここに登場する人物は、作者の言葉を借りれば「取り残された人々」だ。その人間たちは、ただの日常を暮らしているだけだが、なぜかある暗さを持っている。人間が持つそもそもの暗さなのか、それともバブル時代の終わりの始まりの暗さなのかはよくわからない。しかし、この暗さは、時代が変わってもなお残る暗さだ。物語の象徴であるディズニーランドはまだ建設されたばかりだ。平成22年現在、スカイツリーは建設中だ。今後、スカイツリーの建設を象徴的に描く小説がきっと書かれるだろう。
 物語は、なにも解決しないまま、すべてが暗示的に終わるが、それは後の桐野作品のすべてに通じるものであるだろう。
冒険の国 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 冒険の国 (新潮文庫)より
410130632X
No.6
(4pt)

物語の舞台は郊外。

バブル時代突入直前の混沌とした時代に生きる人々の心情を鮮やかに描いた作品。
作者らしく、バブルの波に乗ろうとする活力のある華やかな人々ではなく、波に乗り遅れ、
あるいは乗ることさえ諦めた、既に落ちている人々の茫漠とした不安感がリアルである。
時代背景は違えども、格差社会と叫ばれる現代においても充分に価値のある作品だと思う。
冒険の国 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 冒険の国 (新潮文庫)より
410130632X

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