鬼
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作者の明るい部分と暗い部分があるとすれば、 暗い部分の能力を発揮したような作品です。 女性の主人公と家との関係は、 力関係というよりは暗さとして表現している。 著者の青春時代の影の部分なのだろうか。 あるいは、単なる楽しい想像なのだろうか。 栗本薫の恐怖小説(ほら―)は本当に恐い。 容赦がない。 鬼という題材で、家の奥には鬼がいるという設定で、 最期にも本当に鬼がいた。 本当に栗本薫の恐怖小説は恐い。 | ||||
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「どんな家にだって扉の奥には鬼を飼っている。」 亡き祖母の言葉に縛られる主人公の克子。 鬼とはいったい何なのか? その言葉は,読後に読者の心をも縛る。 愛されることなく,愛することなく,まるで人とのかかわりを 拒絶することでバランスを保っていた克子の生活に 子供が加わることによって生じた世間とのかかわり。 それが逆に克子を追い詰めていく。 克子の心に潜む深い孤独がひしひしと伝わってきて切なくなる。 本書でしっかりと描かれている克子に対して,その他の登場人物の 描かれ方はあくまでも克子から見た一側面にすぎない。 その点にすこし不満が残った。 また,読後がさわやかなわけではないので,読む人を選ぶ本である。 | ||||
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