グランドクロス・ベイビー
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あとがきに,スポーツニッポンというスポーツ紙への連載であったことが紹介されています。 各段落の終わりと,段落の始めに重複があるところが、連載物のわかりやすさのためのおまじないだということで推測がつきます。 通勤電車のほんのひとときの間に読んでしまえるような内容で,興味を持ってよみつづけてもらうための努力の後がうかがえます。 作者の一つの挑戦のようなものを感じました。 1999年を前にした 世相を反映した内容になっていると思われました。 | ||||
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本を読んでいて、ここまで感情移入したのは他にないと思う。 私は別にこの話の主人公みたいに、ウリをしてた訳でも、その挙句ヤクザの女になっちゃったりもしてないけど・・ でも、主人公のサッチは、現実の女子高校生のなかにたくさんいた、いや今もいると思う。 ガリ勉でもないし、ヤンキーでもない、普通の、普通にしかなれない女子高生。 アイドルが好きっていう、それだけが、自分が自分だって言えるただひとつの目印で。 話のほとんどはセックス描写ばかりだけど、そうやって男の人に抱かれてる時が一番生きてるって感じるっていう、その部分は、ちゃんと描かれてると思った。 今の女子高生に読んで欲しいな。 | ||||
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ポルノグラフィーは、実際にはきわめて難しいジャンルだといいます。感触や味覚などが無い『小説を読む』という行為の世界で、SEXや快楽を描写するのは、難しいからです。ましてや、性を表現するのは、並大抵ではできないと思います。舐めるように物体の輪郭や聴覚をなぞった谷崎潤一郎など、いろいろな手法がありますが、性愛の領域を描くと著者が人間に対して持っている本質が明らかになるような気がします。この作品は某スポーツ紙でポルノグラフィとして連載されたれっきとしたエロ小説(笑)。でも、栗本さんが描くと、やはり身体を通して魂に触れられない切なさがクローズアップされていく。高校生の女の子をたらしこんだ中年のヤクザが、愛に狂っていく様は、なかなか見ものでした。はっきりいってSEX描写ばかりですが(笑)、それでもそれを通して心が見えてしまうのは、栗本さんらしかったです。 | ||||
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