(短編集)

江神二郎の洞察



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初公開日(参考)2012年10月
分類

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江神二郎の洞察 (創元推理文庫)

2017年05月29日 江神二郎の洞察 (創元推理文庫)

英都大学に入学したばかりの一九八八年四月、ある人とぶつかって落ちた一冊――中井英夫『虚無への供物』――が、僕、有栖川有栖の英都大学推理小説研究会(EMC)への入部のきっかけだった。アリス最初の事件ともいうべき「瑠璃荘事件」、著者デビュー短編「やけた線路の上の死体」、アリスと江神の大晦日の一夜を活写した「除夜を歩く」など、全九編を収録。昭和から平成へという時代の転換期を背景に、アリスの入学からマリアのEMC入部まで、個性的なEMCメンバーたちとの一年を瑞々しく描いたファン必携の短編集、待望の文庫化。(「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.67pt

江神二郎の洞察の総合評価:8.56/10点レビュー 32件。Aランク


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全6件 1~6 1/1ページ
No.6:3人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

『学生アリスシリーズ』のファンブック的な短編集

『学生アリスシリーズ』では現在唯一となる短編集作品。
長編では毎回旅先で連続殺人事件に巻き込まれる、クローズドサークルがお約束のシリーズですが、短編集の今回は江神部長やアリスらEMCのメンバーによる日常の謎の解決などが中心となっているほか、他愛ないミステリ談義や大学生らしい日常が描かれています。
しかし一部の話では短編とはいえガッツリ殺人事件を扱っていたり、はたまた誘拐事件や、メンバーの執筆したミステリに挑む作中作などもある、バラエティに富んだ内容です。

作中の時系列的には アリスの入学・入部~月光ゲームの後~マリアの入部。
というアリス入学の最初の約一年のEMCを書いている形式で、作者の実質的なデビュー作である『やけた線路の上の死体』から、書き下ろし作品『除夜を歩く』までが収録され、実に二十七年という歳月をかけて完成した短編集ですが、その辺の違和感は特になく読めます。
(作中でも触れられている、江神さんが二十七歳、クイーンが名作を四連発した年齢も二十七歳というのはただの偶然でしょうか?狙ったのでしょうか)

『学生アリスシリーズ』のファンなら必読と言える一冊ですが、シリーズを未読の人はまず長編の方を読んでキャラに愛着を持ってから読んで欲しいかなと感じる作品です。

以下個別ネタバレ感想です。

▼以下、ネタバレ感想

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マリオネットK
UIU36MHZ
No.5:
(8pt)
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江神二郎の洞察の感想

有栖川作品の、火村シリーズと別の探偵シリーズである江神二郎シリーズの初短編集です。自分の大学時代を思い浮かべながら楽しく読めました。「二十世紀的誘拐」のパズラー、江神の推理の切れ味は最高ですね。新しいメンバー マリアの今後の活躍も気になりますね。二作目の短編集も待ち遠しい。

氣學師
S90TRJAH
No.4:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

江神二郎の洞察の感想

学生アリスシリーズ初短編集。
有栖と江神の出会い、EMCへの入部から麻里亜入部までの1年が描かれています。
「桜川のオフィーリア」と「四分間では短すぎる」の間に「月光ゲーム」で描かれた事件が起こっていたり、「桜川のオフィーリア」には、(まだ起こっていない)「女王国の城」に登場するあの宗教団体の事が語られていたりとファンには嬉しい一冊になるはずだ。
9つの作品の中で異彩を放っているのが書き下ろしの「除夜を歩く」
望月が書いた「仰天荘殺人事件」を元に江神と有栖がミステリ論を展開させるというもの。
素人が書いた穴の多い探偵小説のトリックを題材としているのだが、これがかえって「いじりやすい」
お笑い担当である織田、望月コンビは不在であり、江神と有栖がサシで交わすのですが、かなり深く読み応えがあります。
日本のエラリークイーンが後期クイーン問題に物申す的なところも非常に興味深い。
「トリックは、ロジックに優先する」は作中の江神のセリフだが、この作者が代弁させていると考えると重みがある。

梁山泊
MTNH2G0O
No.3:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

江神二郎の洞察の感想

学生アリスシリーズ初の短編集。

Hard Rock Lovers Onlyの切なくて綺麗なごく短い編だけでも充分すぎる位です

DJANTI
V1E5CPIL
No.2:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

江神二郎の洞察の感想

アリス入部からマリア入部までの1年を描いた江神シリーズ初短編集!今年の締めに相応しい上質でロジカルな本格ミステリ短編集の玉手箱でした!特に切ない青春の味がする「桜川オフィーリア」、EMCの面々の推理合戦が楽しい「四分間では短すぎる」、そしてモチが執筆した犯人当てを大晦日にアリスが解いていくとその作品が本格ミステリの根本的な問題を孕んでいると江神さんに指摘される書下ろしの「除夜を歩く」の3編が印象深かったです!

ジャム
RXFFIEA1
No.1:
(7pt)

江神二郎の洞察の感想

面白かったです。

不思議と、ハードロック・ラバーズ・オンリーとか、蕩尽に関する一考察が好きだったかもしれない。

江神さんがミステリについて語っていた、除夜を歩くは、あれはあれでなかなか良かった

アンコウ
BKBVHN0W
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