(短編集)

ブラジル蝶の謎

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初版刊行(参考)
種別
短編集
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6,797回
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1
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87
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あらすじ

1999年05月14日 ブラジル蝶の謎 (講談社文庫)

美しい異国の蝶が天井を埋めた部屋で殺害されていた男。何のために蝶の標本が天井に移されたのか。鮮烈なイメージの表題作ほか、小指ほどの小さな鍵の本当の用途が秘書殺しの謎を解く『鍵』など、おなじみ有栖川・火村コンビの名推理が冴えわたる傑作ミステリー全六篇。読者待望の「国名シリーズ」第三弾。(「BOOK」データベースより)

評判

ブラジル蝶の謎の評価:

5.60/10点 レビュー 5件。 B ランク

書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点5.60pt

ブラジル蝶の謎の総合評価:

6.92/10点 レビュー 26件。

感想一覧

サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

全5件 1〜5 1/1ページ
No.5
(4pt)

1か月後には内容を忘れるような、心に残らない短編集

有栖川有栖の国名シリーズの一つである本作は、短編集の形式。
タイトルと表紙に惹かれ、久しぶりに有栖川作品を読みました。感想はタイトルのとおり、パッとしない話ばかりでした。
物語の導入はおもしろいけれど真相がイマイチという竜頭蛇尾な作品ばかりで、暫くしたら内容を忘れてるだろう短編集です。
一番良かった話は『妄想日記』でした。ですが、その話もスッキリとした謎の答えになっておらず、やや消化不良です。
表題作においてはホワイ・ダニットの答が明示されておらず、完全に名前負けした作品でした。
マジックの種明かしをされてガッカリということがよくありまして、本作もそういう印象です。火村と有栖川コンビのキャラクターの魅力を考慮し、☆4としました。

bamboo
NU17PFML
No.4
(7pt)

ブラジル蝶の謎の感想

「蝶ははばたく」火村、有栖川コンビ国内シリーズ第三弾から。小品ながら、叙情的作風の密室作品。旅先でこんな体験をしたら、魅惑的旅行になるかも。北陸が舞台というのも金沢人の自分としては、親近感を覚えます。同じ作品集の中の「人喰いの滝」もオススメです。

氣學師
S90TRJAH
No.3
(3pt)

ブラジル蝶の謎の感想

短編作品だとスペース的にも詳細な人物描写を入れ込むのが難しく、その点ではロジック中心の作者だから、長編作品との差異は他の作家さんと比べると大きくないようには感じます。
ただやっぱりインパクトをもたせるという意味でこういう一発ギャグ的トリックになっちゃうのかなぁ。
舞台設定まではバラエティに富んでいて導入部までは毎作引き込まれるのですが・・・
それにしてもこの作品ではちょっとこじつけが過ぎますね。


▼以下、ネタバレ感想

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梁山泊
MTNH2G0O
No.2
(6pt)

ブラジル蝶の謎の感想

蘭ちゃんいいキャラクターしてました!

みい
XL0AKYF3
No.1
(8pt)

ブラジル蝶の謎の感想

表題ならではのトリックが鮮やかに決まったと思われる。
文章から映像が目に浮かぶ。これは良かった。

Ariroba78
5M53WTS6

Amazonレビュー

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.21
(3pt)

欲を言えば、もっと掘り下げたドラマを読みたいような

ミステリの短編集として、無難に、謎と意外な解決、物語がどの作品にもまとまって描かれていて、つまらなくはありません。
とはいえ、欲をいえば、もう少し人間関係のドラマを読みたかったような。例えば、強請っていたことが犯行の動機なら、表面上は好人物を装う強請魔の2面性やお金に対する執着、犯罪をする側の追い詰められた心理など、もう少し描かれていたらと思います。
短編なので紙面が限られていたのだと思いますが、そういった物語としてのふくらみがあるとより印象深くなったように思います。
まあ、読み手は好き勝手なことを言うだけですが。
ブラジル蝶の謎 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ブラジル蝶の謎 (講談社文庫)より
4062645718
No.20
(3pt)

欲を言えば、もっと掘り下げたドラマを読みたいような

ミステリの短編集として、無難に、謎と意外な解決、物語がどの作品にもまとまって描かれていて、つまらなくはありません。
とはいえ、欲をいえば、もう少し人間関係のドラマを読みたかったような。例えば、強請っていたことが犯行の動機なら、表面上は好人物を装う強請魔の2面性やお金に対する執着、犯罪をする側の追い詰められた心理など、もう少し描かれていたらと思います。
短編なので紙面が限られていたのだと思いますが、そういった物語としてのふくらみがあるとより印象深くなったように思います。
まあ、読み手は好き勝手なことを言うだけですが。
ブラジル蝶の謎 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: ブラジル蝶の謎 (講談社ノベルス)より
4061819100
No.19
(4pt)

小粒だけど、味のある短編集

ベテラン・ミステリ作家の有栖川氏ですが、実は最近ファンになったばかりです。読んだのは6冊目、各国シリーズは3冊目です。有栖川氏の作品はトリック重視で、どちらかと言えば本格派に属するそうですが、自分はパズルを解くようなタイプのミステリはどうも現実感に欠ける気がして、それよりも人間ドラマや深みのある話の方が好きです。それにもかかわらず、なぜ有栖川氏を好きになったかといえば、主役である火村とアリスの2人、そしてその会話のかけあいがおもしろいこと、これは大阪人である作者独特の感性でしょう。そして自分が関西在住のため、もろに日常の生活圏である京都から大阪、神戸にかけてが舞台になっていることが多いので親しみがわくことです。これらは、トリック重視タイプの作家さんを楽しむ方法としては邪道だと思うのですが、それでも読んでいて楽しいことに変わりありません。

よかったのは最後の2つ「人喰いの滝」と「蝶々がはばたく」です。「人喰い」の方は、あとがきで有栖川氏本人が書かれていたように、ラストが「北村薫氏にほめていただいた。”エルンストのシュールな絵のよう”なんだそうだ。」ということで、その場面を画像として頭に浮かべようとしてみたら、ありありと不思議な情景が目に見えてきて、なるほどと共感できました。雪の上にずらーっと・・・ここはネタばれするのであまり詳しく書けませんが。
そして「蝶々がはばたく」。たまには北陸の温泉に一泊してゆっくりカニでも食うか、ということで向かう列車の中、アリスが隣に乗り合わせた男性から聞いた話。事件と言うほどでもない不思議な過去の出来事の真相を火村が解きます。雪国の旅情と、熟年男性が過ごした大学時代、学園紛争と友情の甘酸っぱい青春の香り、その最中に起きた出来事、それらが1995年の阪神大震災と繋がる、その最後の締め方の見事さ。そして読み終わった後はすぐに、必ず有栖川氏自身が書かれたあとがきを読んでほしいです。震災当日「私のマンションのバルコニーからは、大阪湾を隔てた西宮あたりで何本も黒煙が上がっているのが見えていた。」というリアルな実経験が描かれていて、心に迫るものがあります。今回は小粒の短編が多いと感じましたが、有栖川氏が全体の構成をどう意図してこの短編集を作ったのか、そしてラスト、このあたりが見事だと思いました。
ブラジル蝶の謎 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ブラジル蝶の謎 (講談社文庫)より
4062645718
No.18
(4pt)

小粒だけど、味のある短編集

ベテラン・ミステリ作家の有栖川氏ですが、実は最近ファンになったばかりです。読んだのは6冊目、各国シリーズは3冊目です。有栖川氏の作品はトリック重視で、どちらかと言えば本格派に属するそうですが、自分はパズルを解くようなタイプのミステリはどうも現実感に欠ける気がして、それよりも人間ドラマや深みのある話の方が好きです。それにもかかわらず、なぜ有栖川氏を好きになったかといえば、主役である火村とアリスの2人、そしてその会話のかけあいがおもしろいこと、これは大阪人である作者独特の感性でしょう。そして自分が関西在住のため、もろに日常の生活圏である京都から大阪、神戸にかけてが舞台になっていることが多いので親しみがわくことです。これらは、トリック重視タイプの作家さんを楽しむ方法としては邪道だと思うのですが、それでも読んでいて楽しいことに変わりありません。

よかったのは最後の2つ「人喰いの滝」と「蝶々がはばたく」です。「人喰い」の方は、あとがきで有栖川氏本人が書かれていたように、ラストが「北村薫氏にほめていただいた。”エルンストのシュールな絵のよう”なんだそうだ。」ということで、その場面を画像として頭に浮かべようとしてみたら、ありありと不思議な情景が目に見えてきて、なるほどと共感できました。雪の上にずらーっと・・・ここはネタばれするのであまり詳しく書けませんが。
そして「蝶々がはばたく」。たまには北陸の温泉に一泊してゆっくりカニでも食うか、ということで向かう列車の中、アリスが隣に乗り合わせた男性から聞いた話。事件と言うほどでもない不思議な過去の出来事の真相を火村が解きます。雪国の旅情と、熟年男性が過ごした大学時代、学園紛争と友情の甘酸っぱい青春の香り、その最中に起きた出来事、それらが1995年の阪神大震災と繋がる、その最後の締め方の見事さ。そして読み終わった後はすぐに、必ず有栖川氏自身が書かれたあとがきを読んでほしいです。震災当日「私のマンションのバルコニーからは、大阪湾を隔てた西宮あたりで何本も黒煙が上がっているのが見えていた。」というリアルな実経験が描かれていて、心に迫るものがあります。今回は小粒の短編が多いと感じましたが、有栖川氏が全体の構成をどう意図してこの短編集を作ったのか、そしてラスト、このあたりが見事だと思いました。
ブラジル蝶の謎 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: ブラジル蝶の謎 (講談社ノベルス)より
4061819100
No.17
(4pt)

今回は割りとあっさりめかも?

今回の場合は国名シリーズの1・2作品目と比べれば
作品の深さ、という点では控えめかもしれませんね。
それと、たてつく犯人が結構います。

表題作はたてつく犯人の典例でしょう。
あることをしてしまったがために
白を切るつもりだった人間は、ことごとく
崩壊してしまったのです。

で、最後に無駄にほえるわけです。
それでも火村の圧倒的な言動に
引き下がっていきますが…

この表題作は一応謎が謎を
呼ぶ感じとなっていますが
これから刊行される作品で
何らかの補完はなされるのでしょうか…

オカマが出てくる作品である
「彼女か彼か」は火村が抱いた疑問から
意外な展開を見せます。

基本あっさりなので
期待すると肩透かしを食らっちゃうかも。
ブラジル蝶の謎 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ブラジル蝶の謎 (講談社文庫)より
4062645718

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