幻想運河
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単行本(実業之日本社,1996年)→講談社ノベルス(1999年)→講談社文庫(2001年)→本書。 16年ぶりの復刊である。私も久々に読み返すこととなったが、いかにもな有栖川作品っぽさが漂っており、懐かしかった。けっして古びていないし、ミステリなのか幻想物語なとかよくわからない読後感もいい。 再読に値する一冊だろう。 | ||||
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つまり麻薬のすばらしさを表現したかったのかな? 外国舞台の男女物語とか書いてるだれか風をやりたかったのかな? 結局主人公も何も変わらないままだし、何もわからないし、理由もわからないし、最後の行動も意味不明でただのこじつけ。 本当に麻薬やりながら書いたとか? | ||||
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火村、江神シリーズのファンにはあまり好評でないようなので、どうかなと思いつつ読んだのですが、個人的にはかなり気に入りました。トリックや事件解決をメインにした新本格ではなく、なんていうのだろうか、ミステリの範疇には入るけれども、強いていえばサスペンス、心理劇、スリラーのジャンルに近いというか、少し純文学も入っているような気がしました。なぜこの犯罪が行われたのか、犯人は誰なのかが明示されないため、はっきり結果の出る推理小説が好きな方はダメかもです。 舞台となるオランダは、ドラッグが合法だったり、5年住んでいれば国籍取得できるなど、リベラルで先進的、寛大な社会で有名です。海外放浪の果てにたまたま縁あってアムステルダムに落ち着いた恭司。ビザ切れの違法滞在ながらも、日本料理店で働き、友人もできて快適に日々を過ごしていました。そんな中で友人の1人、貿易会社社長を父親に持つ美男子の御曹司、水島が殺され、バラバラに体を切り刻まれて運河に捨てられるという事件が起こり・・・警察は、水島の知り合いだったアムス在住日本人たちを調べ始めます。事件当夜、恭司とその友人たちは運河に浮かぶドラッグ販売のボート・ショップでパーティをしてぶっ飛んでいました。それがアリバイと言えば言えるのですが・・・。 マリファナ、ハッシシ、シンセミア、メスカリン、LSDなどなど、日本では当然、違法なドラッグが、あちらでは自由に手に入るようで驚きです。また、主人公がそれらを体験する様子も詳細に描かれていて、漠然とですが、どのような感じになるのかがわかって興味深いです(いや、自分はお酒で十分ですが、笑)。有栖川氏の弟さんがアムステルダムに住んでおられた時に訪ねて行かれたそうで、町の様子が詳細に描かれていて、ちょっとした観光気分にもなれるし、いろんな意味でめずらしく興味深い小説です。 プロローグとエピローグが繋がるようになっていて、その間の雰囲気はむしろまったりとゆるやかなのですが、なんせテーマがバラバラ猟奇殺人のため、霧深いアムステルダムの風景と相まってラストには凄惨な印象を残します。水島を殺したのは誰なのか?いったいなんのために?そして主人公はどうして・・・謎は謎のまま放り出され、読者が推測するしかありません。人間の業のようなものを感じさせます。有栖川氏の異色作と言えると思います。 | ||||
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残念、つまらない。 出来の悪いシナリオを投げっぱなしにして終わるようなもの。 筆者は自由に書けたと言うが、確かに伏線も回収せず、雰囲気だけで小説もどきを書くのは楽だったろう。 筆者の作品はどれも好きなだけに、ミステリーから離れたものが、この程度なのは残念。 | ||||
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最高傑作と言われていますが、唯一面白くない作品でした。好みによって極端に評価が分かれるということかな。他の作品とはかなりカラーが違うので、ちょっと中を見てからの購入をおすすめします。 | ||||
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