(短編集)
山伏地蔵坊の放浪
- 安楽椅子探偵 (187)
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初期の作品と云うことでこなれてない部分もあるけれども、続編を期待したいです。 | ||||
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Aアシモフの「黒後家蜘蛛の会」のような、シチュエーションでバーで怪しげな山伏が語る謎かけに、参加者が意見を出し合って解いているという構成です。短編集で軽く読み流せますし、パズル的要素が強い作品で、期待した以上に面白かったです。 | ||||
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山伏地蔵坊が自ら経験した事件を、バーで常連客に語る形の短編集です。読み出しは推理小説かと思いましたが、次第にネタ噺的な展開になり、ちょうど良い頃合いに終幕となりました。非常に楽しめる作品でした。 | ||||
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本格推理小説なので、文が問題編と推理編に分かれているので、読者自身も問題編を読んで謎解きに挑める楽しさがあります。が、なかなか推理するのは難しいです。。。 【ローカル線とシンデレラ】 山奥のローカル線の下り列車の車両で男が刺殺された。6つの駅からなるローカル線は単線で、真ん中の駅で上下線がすれ違えるようになっている。地蔵坊は上り列車に乗っていて、地元出身の映画女優がマネージャーやファンの取り巻きと隣の車両にいたのを見ていた。 【仮装パーティーの館】 林の奥のお屋敷に迷い込んだら、仮装パーティーをしていた。主催者はサラ金会社の社長・成田金蔵。お開きにしようと2階の部屋へ金蔵を呼びに行った、ダースベーダーの仮装の息子の金治は、金蔵が絞殺され、金蔵の甥でバットマンの仮装の栄二が撲殺されるのを発見する。2階へ上がった人はいない。、相撲取りの仮装をした甥の栄一とパンダの着ぐるみの大沢が庭に涼みに出たが、よじ登るのは難しい。 【崖の教祖】 新興宗教・天空の光教にはまり、婚約者を捨てて戻ってこない娘の連れ戻しを頼まれる。崖から30メートル下の洞窟の口で、教祖・の天空が護摩を焚く。崖の上に娘の親友で先に入団した娘の婚約者がいた。地蔵坊はロープで降り、教祖と娘に会うが、娘は親や婚約者への返事もつれない。次の日、護摩行中の教祖がダイナマイトで吹き飛ばされた。 【毒の晩餐会】 知人の黒目達雄を訪ねる。達雄の父・達之助が外に作った子・菅野が突然現れ、兄弟たちが集まっているという。晩さん会に招待されるが、財産を菅野にも分けると言う父に皆反対するが、達之助は遺言状をもう書き換えたという。菅野がビールを飲んで死ぬ。 【死ぬ時はひとり】 チンピラに絡まれた所を、元親分の耳田が止め、地蔵坊を自分の店に招待する。場末のさびれたスナックで、耳田の昔の知人の菊田がいた。耳田は小さな組をつぶし、堅気になったが、始めた店もうまくいっていないと愚痴る。昔別れた妻と子がいる。奥の部屋へ行った耳田が撃ち殺される。 【割れたガラス窓】 トリュフを捜す蓮池に出会う。協力して見つけたら、家に招待された。そこには、隣の元弁護士・牛尾、近くに住む森田、妻の友人の温子と夫の健一がいた。窓ガラスが割れる音がして駆けつけると、蓮池が撲殺されていた。 【天馬博士の昇天】 道を間違え、崖の上に住む発明家・天馬竜之進の家でお茶をごちそうになる。天馬の甥・信之助は美男子で、天馬は横暴な態度をとる。天馬家の裏から急な階段を下りれば街の方へ行ける。途中、天馬に発明を盗まれたと怒鳴り込みに行く二人とすれ違う。二人は同じ宿だった。夜中に雪が降り、次の日の朝、天馬が崖から落ちて死んでいるのが見つかる。 そんなにしょっちゅう、たまたま招待された先などで殺人事件が起こるのか!?と突っ込みたくなりますが、どうやら聞いている人達は、作り話だと思っているようです。 話す段階で、全て仮名にしていると断っているので、本当の所は謎のまま。そこがいいのかも。 | ||||
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山伏じゃなくてもいいじゃないか、というのが読後の感想です。「山伏ならでは」という部分が少ないというか薄っぺらというかとってつけたような、という感じです。身の危険を感じたときに不動明王の真言を唱えたとか、その程度では・・・。 モデルとなった方は山伏修行の経験があるということですが、その方の親戚(一族)には出羽三山修験研究の大家である民俗学者の戸川安章さんがいらっしゃるようですね。 | ||||
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