高原のフーダニット
- 名探偵 (559)
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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火村シリーズの中編が3作。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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火村英生シリーズのファンです 。通常の長編と違う雰囲気で ちょっと戸惑うところがあったけど、変わった雰囲気で楽しめました。 | ||||
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3つの中編ですが、最初と最後は本格ミステリですが真ん中はミステリ寄りのSF?幻想?のショートショートで、オチがあるのかと思ったら一切ないので拍子抜けしてしまいます。有栖川氏の短編・長編は多く読んできましたが、申し訳ありませんがこれは自分が読んできた中でのワーストでした。読みづらいとかだれるとかではなく、著者の実力に期待しすぎてしまうのでしょうか…。『オノコロ島ラプソディ』はなかなかの無理あるバカミス的トリック。『高原のフーダニット』は謎解きや伏線、意外性のおもしろさがいまいちで、whodunitという題名の割に拍子抜けというか、え、これで終わり?という感じでした。しかしこの2作はまだミステリなのでサクサク読めますが、『ミステリ夢十夜』だけはまったく本格ミステリではないので、本の体裁としては『オノコロ島~』『高原の~』の順で、最後におまけ的に『ミステリ夢十夜』を収録した方がいいような気がします。 | ||||
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この作者にはいろいろ不満がありながらも、僥倖の良作を期待していたのだが。残念だ。表題作はトリックがつまらないし、「ミステリ夢十夜」は夏目漱石に及ぶべきもない。構想のない思い付きを書いただけだ。それに、やっぱり探偵役の火村英生に魅力が足らない。 | ||||
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2つのミステリ短編と変り種の一編の計3作がおさめられています。有栖川氏の小説は振り返ってみれば意外にも、旅情ミステリ的な面があるものも多いのですが、こちらも「オノコロ島ラプソディ」は淡路島、「高原のフーダニット」は兵庫県神河町の高原が舞台になっています。そういう意味で、どこか非日常感と、そんな土地で起きる事件を楽しめました。 ただ、「オノコロ島ラプソディ」のトリックは、これはちょっとないだろ・・・と思ってしまいました。あまりにも非現実的だし、こんなことがやれるのなら、どんな犯罪でもアリになってしまうのでは?真相が明かされるまではおもしろく読んでいたのですが、最後でがっくりきてしまいました。 「高原のフーダニット」、前科がある双子の兄弟が登場するので、初期の長編「マジック・ミラー」を思い出しました。人の出入りが限られていた高原のとある集落ということで一種のクローズド・サークルにもなっていると思います。たよられて奮闘する火村がめずらしく人情家の面を見せることや、意外な人物が犯人だったことなど、よかったと思います。 「夢十夜」は、”こんな夢を見た”で始まる夏目漱石の幻想小説「夢十夜」のミステリ版を狙ったということで、なかなかユニークな作品でした。ミステリとは言えないこと、夢なので話のオチがないことなど、賛否両論あるかと思いますが、個人的にはとても好きな雰囲気でした。小説の構想で頭がいっぱいの時、もしかして有栖川氏は実際にこんな夢を見てうなっていらっしゃるのではないかと思ってしまいました(笑)。 軽めで小粒な感じなので、有栖川作品を最初に読む方には何か別のものをおすすめしますが、ファンには楽しい一冊だと思います。 | ||||
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「高原のフーダニット」の冒頭が、ちと雲を掴むような展開なわけですが 話半分というスタンスで読んでた、”夢十夜”の流れから入ったせいで ストーリーが全然入ってきません(笑)。 逆にそんな話だから、この本がそういった構成になったのかも知れませんが。 あと・・・・ 「わかった!犯人は八木だ!!」 八「へぃ…あっしがやりました……」 「悪は裁かれなくてはなりません。正義は勝つ!!」 これで終わった方が、バカミスとしてより名を残したかも・・・・・。 そんなクダラナイことを考えたのも、火村シリーズ20周年作としては いささかパンチ不足だったせいかも知れません・・・。 高級レストランのメニューみたいな装丁はいいですね。 ちゅうか、”高原のフーダニット”はダブルミーニングだったのですねぇ。 | ||||
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