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(短編集)
高原のフーダニット
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高原のフーダニットの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.93pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全15件 1~15 1/1ページ
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火村英生シリーズのファンです 。通常の長編と違う雰囲気で ちょっと戸惑うところがあったけど、変わった雰囲気で楽しめました。 | ||||
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3つの中編ですが、最初と最後は本格ミステリですが真ん中はミステリ寄りのSF?幻想?のショートショートで、オチがあるのかと思ったら一切ないので拍子抜けしてしまいます。有栖川氏の短編・長編は多く読んできましたが、申し訳ありませんがこれは自分が読んできた中でのワーストでした。読みづらいとかだれるとかではなく、著者の実力に期待しすぎてしまうのでしょうか…。『オノコロ島ラプソディ』はなかなかの無理あるバカミス的トリック。『高原のフーダニット』は謎解きや伏線、意外性のおもしろさがいまいちで、whodunitという題名の割に拍子抜けというか、え、これで終わり?という感じでした。しかしこの2作はまだミステリなのでサクサク読めますが、『ミステリ夢十夜』だけはまったく本格ミステリではないので、本の体裁としては『オノコロ島~』『高原の~』の順で、最後におまけ的に『ミステリ夢十夜』を収録した方がいいような気がします。 | ||||
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この作者にはいろいろ不満がありながらも、僥倖の良作を期待していたのだが。残念だ。表題作はトリックがつまらないし、「ミステリ夢十夜」は夏目漱石に及ぶべきもない。構想のない思い付きを書いただけだ。それに、やっぱり探偵役の火村英生に魅力が足らない。 | ||||
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2つのミステリ短編と変り種の一編の計3作がおさめられています。有栖川氏の小説は振り返ってみれば意外にも、旅情ミステリ的な面があるものも多いのですが、こちらも「オノコロ島ラプソディ」は淡路島、「高原のフーダニット」は兵庫県神河町の高原が舞台になっています。そういう意味で、どこか非日常感と、そんな土地で起きる事件を楽しめました。 ただ、「オノコロ島ラプソディ」のトリックは、これはちょっとないだろ・・・と思ってしまいました。あまりにも非現実的だし、こんなことがやれるのなら、どんな犯罪でもアリになってしまうのでは?真相が明かされるまではおもしろく読んでいたのですが、最後でがっくりきてしまいました。 「高原のフーダニット」、前科がある双子の兄弟が登場するので、初期の長編「マジック・ミラー」を思い出しました。人の出入りが限られていた高原のとある集落ということで一種のクローズド・サークルにもなっていると思います。たよられて奮闘する火村がめずらしく人情家の面を見せることや、意外な人物が犯人だったことなど、よかったと思います。 「夢十夜」は、”こんな夢を見た”で始まる夏目漱石の幻想小説「夢十夜」のミステリ版を狙ったということで、なかなかユニークな作品でした。ミステリとは言えないこと、夢なので話のオチがないことなど、賛否両論あるかと思いますが、個人的にはとても好きな雰囲気でした。小説の構想で頭がいっぱいの時、もしかして有栖川氏は実際にこんな夢を見てうなっていらっしゃるのではないかと思ってしまいました(笑)。 軽めで小粒な感じなので、有栖川作品を最初に読む方には何か別のものをおすすめしますが、ファンには楽しい一冊だと思います。 | ||||
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「高原のフーダニット」の冒頭が、ちと雲を掴むような展開なわけですが 話半分というスタンスで読んでた、”夢十夜”の流れから入ったせいで ストーリーが全然入ってきません(笑)。 逆にそんな話だから、この本がそういった構成になったのかも知れませんが。 あと・・・・ 「わかった!犯人は八木だ!!」 八「へぃ…あっしがやりました……」 「悪は裁かれなくてはなりません。正義は勝つ!!」 これで終わった方が、バカミスとしてより名を残したかも・・・・・。 そんなクダラナイことを考えたのも、火村シリーズ20周年作としては いささかパンチ不足だったせいかも知れません・・・。 高級レストランのメニューみたいな装丁はいいですね。 ちゅうか、”高原のフーダニット”はダブルミーニングだったのですねぇ。 | ||||
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2012年に出た単行本の文庫化。 火村もの。 「オノコロ島ラプソディ」「夢十夜」「高原のフーダニット」の3篇が収められている。 「オノコロ島ラプソディ」は淡路島を舞台とした叙述トリックもの。 どこに叙述トリックが仕掛けられているかが読みどころ。 「夢十夜」は漱石のパスティーシュ。 幻想的だが……。 「高原のフーダニット」は変わった切り口で興味深い。 いずれも小ネタで書かれた作品だ。 「オノコロ島ラプソディ」と「高原のフーダニット」は、もっと短くまとめてくれればおもしろかったかも。 | ||||
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有栖川の中編3つをまとめたもの。 中編3つといっても、うち一つ「ミステリ夢十夜」は、全く異なるテーマのショートショート風のものをつづったものになっていて、ちょっと異色作である。 冒頭の「オノコロ島ラプソディ」は、うへぇ~という感想が飛び出すような超絶トリック(といっていいのか?)。ぜんぜん本題に関係なさそうな伏線だったのかこれは!というヤラレタ感と同時に脱力感が襲うというきわどい作品だ。 これは読者を選ぶでしょう。少なくとも近年の日本のミステリを読みつけた読者でないと、なんでこれが推理小説として成立するのかを納得できないような気がする。 タイトル作でもある「高原のフーダニット」。タイトルを読んだ瞬間、もう玄人受けをねらった感でいっぱいになった。(解説を読むと、もうすこし広い対象をお考えのようでしたが。)内容はというと、過去の語られざる事件(ですよね)の因縁で引っ張り出された火村&アリス、どうやらクローズドな状況の中で、犯行を行えたのはいったい誰か?という流れ。輪がだんだん絞られていく過程や、クリスティがちょっと出てきたりするところは楽しめたのだが、ちょっと犯人特定の根拠が微妙な気がしてしまった。 個人的には「ミステリ夢十夜」は読後感はともかく、引き込まれ度という意味で秀逸な気がする。星新一じゃないのでこればかりでは困りますが、こういうピリリとした作品もたまには面白いなと。 | ||||
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あまりお薦め出来ません 有栖川有栖氏の作品は、大概読んでますけど たま~に、こういう作品が、あります。 | ||||
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短編2つと夢の中の話(?)10編という変わった作品でした。有栖川さんの作品は大好きでほぼ読んでいますが、こういう不思議な雰囲気もいいと思います。 | ||||
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火村シリーズの短編集で3編が収録されている。最初と最後のは本格系だが、1話目はトリック的にはバカバカしいおふざけもので、3話目は論理推理ものだが、ややトリックは平凡な感がある。真ん中の2話目は10の小話の連作。著者の作品としては標準的な出来で、取り立てて特筆すべき要素もあまりないのだが、気軽の読めて、最後まで退屈させないのはさすがである。 | ||||
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臨床犯罪学者・火村英生シリーズの中編。 いつもの長編のひりひりした感じではなく、 ちょっと牧歌的というか、 ゆるい感じの作品。 表題作は、 双子がらみの犯罪だが、 双子であることが、 それほどその犯罪に影響してないように思えたり、 夢の話では、 火村やアリス好きでないと、 ちょっとめんどくさい、作品。 最初の淡路島での殺人事件が、 もっとも“火村”らしい作品だったかな。 のんびり読むには、悪くないが、 いつもの感じを期待すると物足りない。 | ||||
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火村の活躍が読めるので、ファンの人は楽しめます。 ただ、普通程度の作品なので、初めて有栖川作品を読む人にはそれほどでもないかもしれません。これまでものに本作以上のものがたくさんあります。そちらを先に読む方がよいかと思います。 本日発売の新作は、江神シリーズの短編集で楽しみです。 | ||||
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何だってこんなに評価が低いのか?中短編集だからか? まあ、腰を据えてがっつり読むタイプの作品ではなかったとは思うけど。(短編集+中編だからね) 途中ニヤニヤしながら読んじゃったし、こんな短いのに面白いこと書くもんだと嬉しがっていたのですが、人によっては「なんか違う!」ってなるのかな? 高原のフーダニットは、いつもの感じ。有栖も火村も通常運転で。 オノコロ島は「えーっ」てなる。私はなった。どっちも中編。 わりと楽しめました。 短編は、このくらい、なんていうかパンチがきいてないと面白くないですよね。 有栖川さんはその点、短編得意なのかと思ってたんですが…何故だ?!>ここの低評価 そろそろ長編読みたいというファンの叫びなのかも。そういえば、私も読みたいw 決して買って損した!みたいな気持ちにはならなかったので、星は4個にしといた。 でも3.5があったらそうしたかも。だって長編も読みたいから。 若干ネタバレなんですが。 あとがきで、火村の過去が明らかする予定ないですよって書いてあるんです。 ファンの皆さん思うことはそれぞれなんだろうけど、私は妙に安心しました。 だって、先生にそんなつもりはなかったのでしょうけど、結構長いことひっぱたよ?! これで意外とつまんないというか、自分の納得できない理由だったらどうしようかと。 先に高柳刑事からネクタイやら火村の研究スタイルやらに関する推理を聞かされて以来、 変な方向に心配になってきてたので。 ともあれ、2人はこれからも活躍してくれるらしいので楽しみです。 | ||||
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有栖川有栖さんは大好きで読み続けてきた作家さんの一人ですが、最近急速に魅力を感じなくなりつつあります。 この作品も火村シリーズという事で期待しつつ読みました。が、感情移入できないままでした。 トリックが・・・というより、最初から最後まで全然盛り上がらないのです。 もう火村とアリスの関係がわかってる人には省略、後は謎解きだけが残る・・・という作品のような。 小説としてのめりこんで読んだ、初期のような作品を読みたいです。 | ||||
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まず中編集とありますが、ミステリ夢十夜は短編10編です。 好きな本は?と聞かれたら、有栖川有栖の火村シリーズ、と 迷いなく言えますが、最近の火村シリーズは正直以前程の 魅力を感じなくなってしまい、本の中の世界にどっぷり浸って読む、 というのがなかなかなくなってしまいました。 何が変わった?と聞かれても難しいのですが 以前先生はエッセイ本で『火村の過去は考えてないし、分からない』 とおっしゃっていたのを読み、最大のミステリが解かれないのを 知ってしまったのも一つかもしれません。 もちろんそれだけではありませんが、再読したいと思うのは 少し前の作品になります。 好きな作家の好きなシリーズには盲目的に★5というのは違うと 思うので★3にしました。 ただこれからも読み続けるシリーズであることは間違いありません。 | ||||
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