高原のフーダニット
評判
高原のフーダニットの評価:
2.93/5点 レビュー 15件。 D ランク
Amazonレビュー一覧
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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高原のフーダニットの評価:
2.93/5点 レビュー 15件。 D ランク
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ただ、「オノコロ島ラプソディ」のトリックは、これはちょっとないだろ・・・と思ってしまいました。あまりにも非現実的だし、こんなことがやれるのなら、どんな犯罪でもアリになってしまうのでは?真相が明かされるまではおもしろく読んでいたのですが、最後でがっくりきてしまいました。
「高原のフーダニット」、前科がある双子の兄弟が登場するので、初期の長編「マジック・ミラー」を思い出しました。人の出入りが限られていた高原のとある集落ということで一種のクローズド・サークルにもなっていると思います。たよられて奮闘する火村がめずらしく人情家の面を見せることや、意外な人物が犯人だったことなど、よかったと思います。
「夢十夜」は、”こんな夢を見た”で始まる夏目漱石の幻想小説「夢十夜」のミステリ版を狙ったということで、なかなかユニークな作品でした。ミステリとは言えないこと、夢なので話のオチがないことなど、賛否両論あるかと思いますが、個人的にはとても好きな雰囲気でした。小説の構想で頭がいっぱいの時、もしかして有栖川氏は実際にこんな夢を見てうなっていらっしゃるのではないかと思ってしまいました(笑)。
軽めで小粒な感じなので、有栖川作品を最初に読む方には何か別のものをおすすめしますが、ファンには楽しい一冊だと思います。