天国からの銃弾
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点7.00pt |
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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島田氏の短編集としては珍しく吉敷も御手洗も出てこないノンシリーズ物ばかりだった。短編集とは云え、一番短いのが冒頭の「ドアX」の70ページでその他2編はどれも100ページを超える作品で、どちらかと云えば中編集といった方が正しいだろう。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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交錯した展開からホッと落ち着くエンディングの『ドアX』、心底ゾッとさせられた『 首都高速の亡霊』、予想を超越した展開の『 天国からの銃弾』と、異色な三編のミステリーが収められた一冊。 | ||||
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文章、とくにキャラクターごとの文章の書きわけがうまい。 全体に描写がくどいことが多いのだけれど、短編ではそれが短い間に作品世界に入る役に立っていると思う。 「この人何??」って思わせてそれが実は…という運びはどこかテレビのサスペンスものめいてて、そのつもりで読んでも楽しめる。説明文中の社会論など拾うのも一興。 読みやすい佳作だと思います。 | ||||
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島田氏の中篇3編を収録している。いずれも本格推理的な趣向は殆どなく、日常を舞台にふとしたことから不思議な出来事に誘われる主人公達を描いた都会の日常の怪談といった趣だ。長編に顕著な本格推理の定理に沿った物語を期待するとちょっと肩透かしをくらうかもしれないが、不可思議な謎が最後できっちりと論理的に決着する手腕は見事。島田氏は長編向きの作家だと思うが、こういう短編集もファンなら読んでみてもらいたい。 | ||||
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表題作はイマイチです。 それよりも「首都高速の亡霊」、この作品は傑作!! 日常生活の中で運悪く殺人を犯してしまったときの人の心理を、とてもとても丁寧に執拗に描いています。 私は人を殺したことはないけど(当たり前ですが(笑))、殺人を犯してしまった主人公の気持ちに「あ〜、分かる分かる〜(:_;)!」と、なぜだかものすごく感情移入できてしまいます。 重い死体を背中に抱えている時の泣きそうな気持ちとか、自分を責めたり第三者を責めたりする自分の中の葛藤とか、まるで自分が体験しているように生々しく伝わってきます。 推理小説としての面白さというよりも、人の感情を追体験できるという本来の小説の醍醐味を存分に味わえる傑作です。 | ||||
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3こ話が入ってるけど、なんかどれもネタがもう尽きたという印象を受けてしまいます。島田氏は「本格ミステリー宣言」にて、幻想的な謎と論理的な解釈こそが極上なのである、とかいってたけど、なんかそういうのをもう忘れちゃってるのでは?「奇想、天を動かした」で、島田はアイデアが枯渇してるのではと思った。「首都高速の亡霊」でも、またまたお得意の道路行政法についての云々が語られている。島田は、都市論とか日本人論とか、フィクションの小説にまでまいかい入れてきるのでいい加減ウザイです。しかも西洋崇拝主義ゆえに、完全にこき下ろしてるのね・・。なんで日本人に日本人論を偉そうに解かれないといけないのか理解に苦しみます(@。@;) | ||||
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