ゴーグル男の怪
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点7.00pt |
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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本書は2011年にNHKで放映された『探偵Xからの挑戦状』という番組のために書き下ろされた作品。これは現代の本格ミステリ作家たちによる視聴者参加型の推理番組で、そのうちの1つとして放映された。 | ||||
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ホラーぽい表紙にまずびっくり。冒頭に提示されるグロテスクな風貌の犯人。なぜそんな目立つ恰好をしていたのか?という謎が論理的に解明されるラストはまさに、島田先生の真骨頂。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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イマイチ | ||||
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どんなに怪奇、幻想、非合理的な展開でも最後には全て合理的に説明がちゃんとつく島田ワールドです。私は面白く読めました。主人公とおぼしき「ぼく」とは誰なのか、あれこれ考えながら最後まで読みましたが結局そういうことでいいんじゃないかと思います。名探偵も名刑事も出てこない方が主役たちの人生の哀しみが際立つように感じました。 ただ、ムーンウォークというのはさすがにちょっとガッカリでしたが。 | ||||
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あらすじと最初の数ページから、怪奇譚あるいは都市伝説的なエッセンスを絡めた推理小説なのかと思い読み始めただけに内容はガッカリの一言です。 特に最も期待していたゴーグル男の正体や、ゴーグルの奥が爛れて見えていた理由は完全に肩透かしであり、腹立たしいまでのしょうもなさでした。 加えて個人的にとても引っ掛かったのは東海村JCO臨界事故をモデルにした描写です。 著者はどのような意図をもって一部実名や実際の発言を使用し、また一部では事実を大きく改竄した形であの事故を物語に取り入れようと思ったのでしょうか。 ただおどろおどろしさを掻き立てるためだけに徒に実際の事故を用いているように感じられ、現実にその被害に遭われた方やご遺族がいらっしゃる事を思えば著者の品性を疑わずにはいられません。 推理小説として見ても単に小説として見ても、残念ながら期待値を相当に下回るものでした。 自分と同じく怪奇小説、推理小説に対する期待を持ってこの本を購入しようとしている方には全くおすすめ出来ない一冊だと思います。 | ||||
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島田荘司は異邦の騎士を読んだ辺りから、「ん?これミステリーか?」と思い始めたんですが、本作はほんとに酷い。 ゴーグル男は何にも絡まないし、謎解き部分は凡百の二時間ドラマにも劣る。 僕個人の感想として、島田荘司は占星術だけの一発屋です。 | ||||
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冒頭からゴーグル男による殺人事件が 発生。その容貌が描写され、怪奇なる犯人像を印象付ける。そして、主人公とおぼしき「ぼく」の登場だ。 幼い時に受けた男による暴行、住吉化研への入社、事故による被曝、被曝者の悲惨な容態などが描かれる。 まるで山道で案内板を悪戯されて彷徨うが如く、まったく間違った道に誘導される。そう、作者の手管に嵌ってしまったのだ。その上、暴行犯がスーパーの社長である棗田(なつめだ)だと判明。完全にゴーグル男は「ぼく」だと思い込まされる。 ところが事件はまったく違った様相を見せる。人間の果てしない欲望の果てに起きた惨劇・・・。 「ゴーグル男の怪」というタイトルそのものが、作者の仕掛けた罠だったと 読み終えてみるとわかる。 でも、性的暴行シーンやら、臨界事故の凄まじさ、また被害者のグロテスクなまでの活写など、一体何だったの?といった感は否めない。 | ||||
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