幻肢
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点6.00pt |
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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これはいわゆるよくある記憶喪失物のミステリを最新の脳医学の知識と技術の方向から光を当てた、島田氏の持論である21世紀ミステリを具現化する作品である。 | ||||
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TMS治療と幻肢を主軸とした恋愛ミステリ。脳機能に関する話は興味深く読めました。どちらかというと恋愛小説として面白かったです後半のヒロインが完全にヤンデレ過ぎてちょっと怖かった。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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島田荘司の『幻肢』を読了した。かなり今までの島田荘司の作品とは違った作品だった。 2014年8月30日リリースで初出は、『オール読物』の2014年5~8月号。島田荘司の作品で初めて映画化された作品である。映画では、小説の登場人物の立場が男女逆転していることでも話題になった。 この作品の中で中心になっているのが、TSM(経頭蓋磁気刺激法)という技術だ。この技術を元に、島田荘司は様々な投げかけを小説の中でしてくる。 幻肢という現象からスタートさせ、TSM(経頭蓋磁気刺激法)を、左側頭葉と前頭葉のあいだにあるシルヴィウス溝という場所にあて、刺激することによって、幻肢が拡張し、記憶に基づく幽霊を見させる、というのが島田荘司の投げかけだ。それに基づき、ストーリーは進行していく。 ラストに行くほど、島田荘司らしさが発揮されてくる。『底辺に流れる心の優しさ』こそが島田荘司の最大の魅力だと思うのだが、ラストはそれに満ちている。とても深い一冊だった。 | ||||
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医学小説なのか、恋愛小説なのか、ミステリーのか、ホラーなのかよく分からなかった。脳を電気的に刺激することで、記憶を蘇らせたり、その作用で幻を見るというちょっとメルヘン的な要素は面白かったが、この小説の核は別の所で、イマイチ、のめり込めませんでした。 | ||||
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最後仕掛けが分かって、あまりにもありきたりのラストにガッカリだ。 導入部分は非常に面白かったのだが…。 人間の矛盾した部分とか、業の深さとかを描いて欲しかった。 | ||||
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去年の成城大学で催された、島田氏の講演で知った作品。 いずれ読もうと思ってましたが、ほぼ1年経ってしまいました・・・。 表紙や映画のチラシからは、骨太で重厚な作品をイメージしてました。 読み進めると、まず遥の失われた記憶が焦点ということで、 もしや「異邦の騎士」の様な展開になるのか、 はたまた綾辻氏の「四○九号室の患者」みたいな事になるのか。 とにかく、”幻肢の感覚”が何かを解決する鍵になるんだろうな。 違いました。 全く違いました。 死んだらしい恋人、”雅人”のゴーストがこのタイトルの表すものだったわけですが 主人公ちゃんは、幻といちゃつく為だけに己の全てを賭けます。 とんだ恋愛バカですよ。 シルヴィウス溝を磁気刺激して、あり得ないものが見える様になったとして それが自分の知らない事柄を述べたりすることはないだろう。 そもそもそんなに喋らないと思う。ましてやキスするなどは! 自宅に招き入れることにご執心な遥ちゃん、 終いにはゴーストとセックスおっぱじめるんじゃないだろうな?ってな勢い。 もしそんな展開になったら、本叩きつけて読むの止めようかと思った位でした。 それでも我慢したのは、最後に何かあると思ったからなのですが、 なんだよ、結局単なる痴話喧嘩かよ!!! こんなキレ方する女とは、私はヨリを戻したいとは思わないです。以上。 追伸 途中までは星3つで投稿するつもりでしたが、こんなんでは1しか無理だわ。 今年読んだ本で1番つまらなかったんですもの。 ついでですが、これからやる映画「母と暮らせば」の幽霊を幻肢の理屈で語ると おかんは超絶重病人の物語ではないか? (まさか夢オチじゃないだろうね?) | ||||
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島田さんの作品にしては、なんだかすっかすかな感じがして、ちょっと物足りない感じがしました。 島田さんだから・・・という先入観がなければ普通に面白かったのかもしれませんが。 いつもの作品が小説なら、これは絵本といった感じ。 映画やドラマにするにはちょうどいいのかもしれませんね。 あらすじは面白いです。 | ||||
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