寝台特急「はやぶさ」1/60秒の壁

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初版刊行(参考)
種別
長編
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4,238回
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5
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30
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あらすじ

2026年04月14日 改訂完全版 寝台特急「はやぶさ」1/60秒の壁 (光文社文庫)

マンションの浴室で、顔の皮を剝がされた女性の遺体が発見される。だが割り出された死亡推定時刻、被害者は寝台特急「はやぶさ」に乗車中だったーー。時間の壁と“完全犯罪”に、警視庁捜査一課の吉敷竹史が挑む! 社会派の舞台に大胆なトリックを取り入れ、島田荘司の天才性を鮮烈に刻んだ記念碑的作品。吉敷竹史シリーズ、堂々たる第一作を完全版で刊行!(解説・知念実希人)(「BOOK」データベースより)

評判

寝台特急「はやぶさ」1/60秒の壁の評価:

7.25/10点 レビュー 4件。 B ランク

書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点7.25pt

寝台特急「はやぶさ」1/60秒の壁の総合評価:

8.25/10点 レビュー 20件。

感想一覧

サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

全4件 1〜4 1/1ページ
No.4
(9pt)

寝台特急「はやぶさ」1/60秒の壁の感想

吉敷竹史シリーズ一作目。改訂完全版にて30数年振りに再読。作品の発表は42年前なのでどっぷり昭和のお話です。内容は覚えて無かったが、とにかく色々懐かしくて非常に面白かった。不可解な謎が提示されるのは御大の定番ではあろうが、謎解きに納得感が有るのはこのシリーズの良い点だと思う。この塩梅が当時ヒットした理由なんでしょうね(まあトラベルミステリのブームでは有りましたが…)。ラストの仕掛けは、警察小説としてはいかがなものか、と思わんでも無いが楽しめたので良しとしましょう(笑)。御手洗シリーズとは違う魅力、是非!。

なおひろ
R1UV05YV
No.3
(8pt)

古臭さがいいね

今更ながらの初読みだが、トリックの古臭さがいいね。
まるで20年前に見た土曜ワイド劇場のよう。
顔の無い殺人事件で、「被害者と目されていたのが実は別の人間だった」がオーソドックスだが、このトリックにも裏があり変に納得させられる。
また、主人公の吉敷竹史は捜査一課の刑事だが、名探偵にもなり不可能犯罪を暴くので、警察小説ではなく本格推理探偵小説に仕上がっている。
タイトルにもある分数もいい。読み進む内にこの意味も分かってくる。
御手洗シリーズよりも個人的にはこっちが好きかも。
唯一無二の欠点は、本屋では売られていないこと。読むためには古本屋を廻らなくてはいけない。

yoshiki56
9CQVKKZH
No.2
(5pt)

寝台特急「はやぶさ」1/60秒の壁の感想


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カミーテル
MCFS6K6O
No.1
(7pt)

ちょっと仮説が足りない。

一般読者向けを意識した島田初のトラヴェル・ミステリという事で、『占星術殺人事件』から始まる御手洗シリ-ズとは趣を変えて、現実味を過分に加えた、比較的地味なシリーズ、所謂吉敷シリーズであるが、千鶴子の列車での存在を幽霊として仕立て上げるような、幻想性を加えることも忘れない所が面白い。

▼以下、ネタバレ感想

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Tetchy
WHOKS60S

Amazonレビュー

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未読の方はご注意ください

No.16
(5pt)

旅と本格ミステリの親和性

吉敷竹史シリーズ改訂完全版の第2弾としてリリースされたが、実際の順番としてはシリーズ1作目。オリジナルは1984年の発行で、まだJRではなく国鉄の時代だし、寝台特急(ブルートレイン)も現役だ。

一見トラベルミステリのようだが、実はかなりガチな本格ミステリである、というようなことは解説で知念実希人が熱く語っていて、まったくその通りだと思う。

とにかく読ませる。どういうことだ? と謎が謎を読んで、そういうことか! と吉敷竹史の推理にページを繰る手が止まらない。僕は本書を旅先に携行し、列車の中で、ホテルで、マクドナルドで、読みふけってしまった。

旅とミステリは相性がいい。それも本格的なミステリが意外にもよく合う、ということを島田荘司は証明したのだと思う。ちなみに吉敷竹史は倉敷に生まれ、尾道で育ち、福山の高校に通学したそうで、旅情豊かな瀬戸内海がその原風景にはある。
改訂完全版 寝台特急「はやぶさ」1/60秒の壁 (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: 改訂完全版 寝台特急「はやぶさ」1/60秒の壁 (光文社文庫)より
4334109659
No.15
(5pt)

おすすめの良い商品です。

大変良い商品です。おすすめです。
改訂完全版 寝台特急「はやぶさ」1/60秒の壁 (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: 改訂完全版 寝台特急「はやぶさ」1/60秒の壁 (光文社文庫)より
4334109659
No.14
(5pt)

ただのトラベルミステリーではない名作

島田荘司の出世作とでも言うべき作品。
久しぶりに読み返したが、ただのトラベルミステリーではなく、アリバイ崩しに一捻り加えたガチの本格推理小説であることを再確認できた。
現代の特殊設定のライトノベル的な本格ミステリーに飽きた若い人にオススメだ。
改訂完全版 寝台特急「はやぶさ」1/60秒の壁 (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: 改訂完全版 寝台特急「はやぶさ」1/60秒の壁 (光文社文庫)より
4334109659
No.13
(5pt)

この辛い時期を乗り越えなければ、『本格』も無かったのだなあ、と思ってしまう

『島田荘司全集 II』で未読だったのは、『嘘でもいいから殺人事件』だけである。これを読了すると、未読の作品は、最近の作品いくつかだけになり、ぼくの中で島田作品が初めから連続して繋がり、ほぼ網羅できたことになる。

そして、最初にいつものように『後書き』から読みだした。すっかり癖になっているようだ。ここでの4作は、作家として島田荘司が最も苦労していた時期にあたり、相当に辛い目にあっているのが分かる。胃痛に苦しみながら書き上げ、全て1984年に冷たかった講談社以外からリリースされている。

特にカッパ・ノベルスを有していた光文社の人たちとの交流は、心にしみる内容だ。吉敷誕生や、『寝台特急『はやぶさ』1/60秒の壁』のタイトル誕生の話など、島田荘司のファンとしては、驚くことばかりだ。

この苦しい時期に生み出された4作は、作家島田荘司のファンダメンタルをしっかりと確立した。この辛い時期を乗り越えなければ、『本格』も無かったのだなあ、と思ってしまう。

多くの読者は、この時期の作品を読み飛ばしてしまうような気がする。島田作品の一部だけを読み、こうした当時の経緯を知らずに語っている気がする。それでも良いのかもしれないが、それでは真の島田荘司の理解には至らないだろうとぼくは思う。

全てを読む。当時の状況も知る。それ無くしては絶対に真の理解へは到達しない。ぼくはそう確信している。
島田荘司全集〈2〉寝台特急「はやぶさ」1/60秒の壁・嘘でもいいから殺人事件・出雲伝説7/8の殺人・漱石と倫敦ミイラ殺人事件 Amazon書評・レビュー: 島田荘司全集〈2〉寝台特急「はやぶさ」1/60秒の壁・嘘でもいいから殺人事件・出雲伝説7/8の殺人・漱石と倫敦ミイラ殺人事件より
4523264228
No.12
(5pt)

島田氏がトラベルミステリーを書いたらこうなる

吉敷刑事ものの記念すべき第一作です。当時あまりにも作品が売れないため、流行っていたトラベルミステリーブームに便乗して書かれた作品ですが、鬼才島田氏の手にかかると、在り来たりなトラベルミステリーをあざ笑うかのような猟奇的・不可能犯罪が展開され、さすがというしかない。本作で一躍ベストセラー作家となられた商業的には本作が真のデビュー作と言えるかもしれない。何より本作より始まる1/60秒とか7/8とか言ったその後のシリーズも含めた分数タイトルがカッコいいです。最初タイトルだけ見ると?なんですが、読み終わるとちゃんとこの分数の意味も分かるのがイイ。
寝台特急「はやぶさ」1/60秒の壁 (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: 寝台特急「はやぶさ」1/60秒の壁 (光文社文庫)より
433470672X

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