■スポンサードリンク
誘拐の果実
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
誘拐の果実の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.84pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全32件 1~20 1/2ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
第二の誘拐事件の身代金受け取り現場が湘南海岸で、そこを「駿河湾」などと馬鹿な間違いを書いている。なぜ「相模湾」と駿河湾を間違えるのか、信じ難いミス。 それから誘拐事件は「捜査本部」ではなく「前線指揮本部」のはずだが。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
誘拐長編小説。題材はよくあるものだが、ストーリーは驚き。ミステリー性はもちろんだが、題名にもある、誘拐の果実は何なのかを見事に表現した作品。惜しむらくは誘拐犯の◯◯と◯◯の心に紙面を割いて欲しかった。優しい悪魔っているんですね。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
当作家はよく読ませて貰っているが、私の思いの内容とちょっと違う感じだった。でも内容はいいです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
誘拐の犯人が浮かんでこない。 警察は被害者による偽装誘拐説に傾きつつあった。 そんな中、誘拐被害者が顔見知りであるとの情報をつかんだ警察は一気に偽装誘拐の捜査に切り替える。 被害者の立場が一転して被疑者に。 偽装誘拐にしては被害が全くなく立件もままならない。 結末はそれほど以外ではなかったが後味の悪い展開だった。そこが狙いなのかもしれない。 一般文学通算1063作品目の感想。2015/07/04 20:45 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
かつて存在しなかった誘拐の手口。 身代金等一切無し。 要求は犯人の指定した人物の殺人。 病院長の孫娘が誘拐され要求はその病院に入院している刑事被告人でもあり会社会長でもある。 警察と病院で指定された人物を嘘の死亡として事件解決にこぎつける。 その一方で別の誘拐事件が発生し、今度は現金でなく株券の要求。 7000万円分の株券は1kgにもならず逃走するにも容易だった。 果たしてこの事件との関連性が見ものである。 これまでの誘拐事件と違うところは犯人が一切登場しない分だけ恐怖がわいてくる。 後編が期待される。 一般文学通算1062作品目の感想。2015/07/03 17:35 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
前半は作者らしからぬスピード感と誘拐という事件を巧みに利用した展開で 楽しませてくれたが、後半はどうにも分かりきった真相をひたすら調査し続ける 何時もの真保作品らしい地道な流れが延々と続きかなりだれる やはり一番問題なのは話の中心なのにいつもきれてるだけの恵美と、 ただ冷静という描写しかされない巧の人物像に魅力があまり感じられないことだろう 地道な聞き込みにページを費やすなら、こちらにももっとページを割いて欲しかった 前半は星4、後半は星2といったところだろうか ネタの部分部分は悪くなく、もう少しあれこれ省略すれば良かった惜しい作品 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
現実世界では卑劣な犯罪である誘拐も、ミステリーの世界では魅力 的なテーマとなっているようだ。 過去にも『華麗なる誘拐 (講談社文庫)/西村京太郎』、 『あした天気にしておくれ (講談社文庫)/岡嶋二人』、 『私が殺した少女 (ハヤカワ文庫JA)/原りょう 』など、 多くの作家が誘拐物を手がけ名作を物にしている。 本作もそんな名作の一冊に加えても良いのかも知れない。 身代金の受け渡しは誘拐事件の一番のポイントであり、ミステリー作家 は知恵を絞る。犯人からの要求は身代金の代わりに、病院に入院中の 患者を殺せというものである。その意外性、そしてその裏に潜む謎とは。 この作者の他の作品に見られる専門知識の押し売りみたいな所も無く、 読み応えのある作品に仕上がっている。娘を誘拐された医師や家族の 苦悩なども良く書けている。ただ犯人が少し優等生過ぎるのと、終盤の 展開が今一つという気もした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
大病院の医者の娘が誘拐される。犯人の要求はある患者を殺すこと。とても不可能に思える要求だが、その医者は妙案をひねり出す。そして、もう1つの誘拐。果たして、その驚くべき真相は― 誘拐。確かに卑劣な犯罪ではあるが、主人公たちはその事件をきっかけにしてばらばらだった家族関係を見つめなおし、ひとつにまとまっていく。真相を知ったとき、きっと読者はすがすがしい感動を覚えることだろう。真相は意外性があり、面白い。 しかし、1つ不満がある。展開が遅すぎるのだ。東野圭吾の作品に、「ゲームの名は誘拐」がある。その名の通り誘拐ものだが、心理描写などはほとんどなく、スピーディーに話が進んでいく。しかし、クライム・ノベルとしては十分楽しめる。テンポがいいので、どんどん読み進めることができるのだ。それに比べると、この小説は描写が丁寧である。少し丁寧すぎて、しつこく感じる。ホワイトアウトでは、それが見事にはまっていたのだが、この本はそうとは言えない。正直言って、何度この本を投げ出したくなったことか。細かく描かれすぎていて、読むのが面倒になってくるのだ。まあ、それが著者の作風なのだが。テーマや内容によっては、あっさりとスピーディーな展開にすることも必要である。それができるようになったとき、彼は直木賞を取れるのかもしれない。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
間を空けずして2つの誘拐事件を引き起こすという発想がおもしろかった。続けて誘拐事件が発生したのなら、2つの誘拐事件をすぐに関連付けられたかもしれなかったのだが、最初の誘拐事件は犯人の要求が人間の命だったことからマスコミにも公表できず、2つ目の誘拐事件との接点がつかみずらいという点でもよく考えられていたと思う。 また、誘拐事件のみならず、病院経営ばかり考え常に院長の顔色を伺っていた男の成長も分かりやすく描かれていて家族の絆という観点からも考えさせられる話だった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
久しぶりに真保作品を読んだ。 長編好きではあるけれど、全体的にスピード感がなくテンポが悪いので、 途中でだれそうになった。 ひたすらこの誘拐の動機を知りたくて何とか頑張って読み進めた。 読み終わるのに時間が掛かってしまった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
2つの同時誘拐事件がどう関係しているのか、誰と誰がこの計画に参加しているのか、その詳細がいまいち掴みきれずに結末へ。読んでいるうちに、主犯はだいたい想像できますが、その主犯に誰が関与しているのか、あるいは誰も関与していないのか、そのあたりの詳細が予想できずに最終章へ。以外にシンプルな結末ですが、こういう終わり方もよいのは。私はこの結末でも楽しめました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
2つの誘拐事件が同時に起きるという設定。ひとつめの誘拐では、誘拐された娘の家族に対して、経営する病院で患者を殺せと指示され、別の誘拐ではある会社の株券を買えと指示されるなど、どういう結末になるのか分からない展開が楽しめた。だんだん、結末はこうなるのかなという想像ができたが、細部までは読み切れず、わくわくしながら下巻へ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
2つの同時誘拐事件がどう関係しているのか、誰と誰がこの計画に参加しているのか、その詳細がいまいち掴みきれずに結末へ。読んでいるうちに、主犯はだいたい想像できますが、その主犯に誰が関与しているのか、あるいは誰も関与していないのか、そのあたりの詳細が予想できずに最終章へ。以外にシンプルな結末ですが、こういう終わり方もよいのは。私はこの結末でも楽しめました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
2つの誘拐事件が同時に起きるという設定。ひとつめの誘拐では、誘拐された娘の家族に対して、経営する病院で患者を殺せと指示され、別の誘拐ではある会社の株券を買えと指示されるなど、どういう結末になるのか分からない展開が楽しめた。だんだん、結末はこうなるのかなという想像ができたが、細部までは読み切れず、わくわくしながら後半へ。 2つの同時誘拐事件がどう関係しているのか、誰と誰がこの計画に参加しているのか、その詳細がいまいち掴みきれずに結末へ。読んでいるうちに、主犯はだいたい想像できますが、その主犯に誰が関与しているのか、あるいは誰も関与していないのか、そのあたりの詳細が予想できずに最終章へ。以外にシンプルな結末ですが、こういう終わり方もよいのは。私はこの結末でも楽しめました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
真保氏は傑作、秀作が多く、この作品も評価が高かったので読んでみました。 上巻と下巻の途中までは面白く、どう始末をつけるか期待しただけに、犯人の動機にがっかり… 第4章が一番書きたかったのかもしれませんが、逆にない方が綺麗にまとまったのではと思えてなりません。 オチを許せるか、許せないかで評価が変わる作品です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
誘拐をテーマにしたミステリーは結構多く、色々なパターンが既に出尽くしている感じなので読者を惹き付けるには独創的なアイディアが必要になると思います。 登場するのは、大病院、実業家、私生児、養護施設、株...。 誘拐犯の意外な要求、ほぼ同時期に起こった誘拐事件との関係。 前半部分は真保裕一の独創的アイディアにグイグイと惹きこまれていきます。 最後に判明する動機。 この動機が我々読者の予想に反するので、評価は分かれるかもしれません。 私の場合、人間の動機って案外こんなところにあるのかもしれないなと思いました。 ホワイト・アウト、ボーダーライン以上の出来だと思います。 是非お試し下さい。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
登場人物のいろんな人が一人称的に書き進められてるので 少しくどいような文章で、途中で飽きてしまった。 ストーリー自体は、1巻にまとめてもっとすっきりできるのでは?と思わせる。 評価も分かれているようなので、好き好きだろう。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
小役人シリーズほどの緻密さはないものの、また違ったおもしろさ。 ストーリーは、大病院を経営する辻倉家の娘・恵美が誘拐されるところから始まる。犯人の要求は、身代金ではなく、入院中の患者の命。前代未聞の誘拐事件に立ち向かう様はテンポもよく、真保作品らしく複線も張り巡らされている模様。さらなる事件も発生し、下巻への期待感は十分。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
恵美が解放されてからも、事件の全容はなかなか明らかにならず、上巻に引き続き、踊らされる警察、マスコミ、関係者たち。 ふたつの事件の関連性は? 犯人は?そしてその目的は?? よくあるアリバイトリックを主とした物語とは違い、“動機”こそがキーとなる『誘拐の果実』。 ありきたりの誘拐劇に飽きた方、すがすがしい犯罪を読みたい方におすすめの作品。 ちなみに、新保博久氏の解説によると、本作は真保裕一が『連鎖』で江戸川乱歩賞を受賞してデビューする前年に、はじめて挑戦した同賞で最終選考まで残った『代償』を加筆修正したものらしい。真保作品の第一歩を垣間見るつもりで読むのも一興かもしれない。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
評価の高い作品で、楽しみに読んだ。 確かに中盤までは楽しめた。誘拐事件と入院患者の命を “身代金”に関する着想。絡み合う2つの誘拐事件と家族の対応。真保作品特有の文章の硬さがなく、さすが真保とうならされたのだが・・・。誘拐の犯人はほとんどの人が容易に想像がつくと思う。この作品の謎は「動機」である。「動機」はまあいいとしよう。しかし後半の展開・結末は評価が別れのではないか? 人それぞれ感じ方は違うと思うが、はっきりいってがっかりした。前半が素晴らしかっただけに、私に文才があるなら、着想をいただいて後半200ページを書き直したいくらいである。 本作品は2002年の文春ベスト10で2位を獲得した。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!