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誘拐の果実
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誘拐の果実の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.84pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全21件 1~20 1/2ページ
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第二の誘拐事件の身代金受け取り現場が湘南海岸で、そこを「駿河湾」などと馬鹿な間違いを書いている。なぜ「相模湾」と駿河湾を間違えるのか、信じ難いミス。 それから誘拐事件は「捜査本部」ではなく「前線指揮本部」のはずだが。 | ||||
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誘拐長編小説。題材はよくあるものだが、ストーリーは驚き。ミステリー性はもちろんだが、題名にもある、誘拐の果実は何なのかを見事に表現した作品。惜しむらくは誘拐犯の◯◯と◯◯の心に紙面を割いて欲しかった。優しい悪魔っているんですね。 | ||||
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誘拐の犯人が浮かんでこない。 警察は被害者による偽装誘拐説に傾きつつあった。 そんな中、誘拐被害者が顔見知りであるとの情報をつかんだ警察は一気に偽装誘拐の捜査に切り替える。 被害者の立場が一転して被疑者に。 偽装誘拐にしては被害が全くなく立件もままならない。 結末はそれほど以外ではなかったが後味の悪い展開だった。そこが狙いなのかもしれない。 一般文学通算1063作品目の感想。2015/07/04 20:45 | ||||
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かつて存在しなかった誘拐の手口。 身代金等一切無し。 要求は犯人の指定した人物の殺人。 病院長の孫娘が誘拐され要求はその病院に入院している刑事被告人でもあり会社会長でもある。 警察と病院で指定された人物を嘘の死亡として事件解決にこぎつける。 その一方で別の誘拐事件が発生し、今度は現金でなく株券の要求。 7000万円分の株券は1kgにもならず逃走するにも容易だった。 果たしてこの事件との関連性が見ものである。 これまでの誘拐事件と違うところは犯人が一切登場しない分だけ恐怖がわいてくる。 後編が期待される。 一般文学通算1062作品目の感想。2015/07/03 17:35 | ||||
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現実世界では卑劣な犯罪である誘拐も、ミステリーの世界では魅力 的なテーマとなっているようだ。 過去にも『華麗なる誘拐 (講談社文庫)/西村京太郎』、 『あした天気にしておくれ (講談社文庫)/岡嶋二人』、 『私が殺した少女 (ハヤカワ文庫JA)/原りょう 』など、 多くの作家が誘拐物を手がけ名作を物にしている。 本作もそんな名作の一冊に加えても良いのかも知れない。 身代金の受け渡しは誘拐事件の一番のポイントであり、ミステリー作家 は知恵を絞る。犯人からの要求は身代金の代わりに、病院に入院中の 患者を殺せというものである。その意外性、そしてその裏に潜む謎とは。 この作者の他の作品に見られる専門知識の押し売りみたいな所も無く、 読み応えのある作品に仕上がっている。娘を誘拐された医師や家族の 苦悩なども良く書けている。ただ犯人が少し優等生過ぎるのと、終盤の 展開が今一つという気もした。 | ||||
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間を空けずして2つの誘拐事件を引き起こすという発想がおもしろかった。続けて誘拐事件が発生したのなら、2つの誘拐事件をすぐに関連付けられたかもしれなかったのだが、最初の誘拐事件は犯人の要求が人間の命だったことからマスコミにも公表できず、2つ目の誘拐事件との接点がつかみずらいという点でもよく考えられていたと思う。 また、誘拐事件のみならず、病院経営ばかり考え常に院長の顔色を伺っていた男の成長も分かりやすく描かれていて家族の絆という観点からも考えさせられる話だった。 | ||||
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2つの同時誘拐事件がどう関係しているのか、誰と誰がこの計画に参加しているのか、その詳細がいまいち掴みきれずに結末へ。読んでいるうちに、主犯はだいたい想像できますが、その主犯に誰が関与しているのか、あるいは誰も関与していないのか、そのあたりの詳細が予想できずに最終章へ。以外にシンプルな結末ですが、こういう終わり方もよいのは。私はこの結末でも楽しめました。 | ||||
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2つの誘拐事件が同時に起きるという設定。ひとつめの誘拐では、誘拐された娘の家族に対して、経営する病院で患者を殺せと指示され、別の誘拐ではある会社の株券を買えと指示されるなど、どういう結末になるのか分からない展開が楽しめた。だんだん、結末はこうなるのかなという想像ができたが、細部までは読み切れず、わくわくしながら下巻へ。 | ||||
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2つの同時誘拐事件がどう関係しているのか、誰と誰がこの計画に参加しているのか、その詳細がいまいち掴みきれずに結末へ。読んでいるうちに、主犯はだいたい想像できますが、その主犯に誰が関与しているのか、あるいは誰も関与していないのか、そのあたりの詳細が予想できずに最終章へ。以外にシンプルな結末ですが、こういう終わり方もよいのは。私はこの結末でも楽しめました。 | ||||
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2つの誘拐事件が同時に起きるという設定。ひとつめの誘拐では、誘拐された娘の家族に対して、経営する病院で患者を殺せと指示され、別の誘拐ではある会社の株券を買えと指示されるなど、どういう結末になるのか分からない展開が楽しめた。だんだん、結末はこうなるのかなという想像ができたが、細部までは読み切れず、わくわくしながら後半へ。 2つの同時誘拐事件がどう関係しているのか、誰と誰がこの計画に参加しているのか、その詳細がいまいち掴みきれずに結末へ。読んでいるうちに、主犯はだいたい想像できますが、その主犯に誰が関与しているのか、あるいは誰も関与していないのか、そのあたりの詳細が予想できずに最終章へ。以外にシンプルな結末ですが、こういう終わり方もよいのは。私はこの結末でも楽しめました。 | ||||
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誘拐をテーマにしたミステリーは結構多く、色々なパターンが既に出尽くしている感じなので読者を惹き付けるには独創的なアイディアが必要になると思います。 登場するのは、大病院、実業家、私生児、養護施設、株...。 誘拐犯の意外な要求、ほぼ同時期に起こった誘拐事件との関係。 前半部分は真保裕一の独創的アイディアにグイグイと惹きこまれていきます。 最後に判明する動機。 この動機が我々読者の予想に反するので、評価は分かれるかもしれません。 私の場合、人間の動機って案外こんなところにあるのかもしれないなと思いました。 ホワイト・アウト、ボーダーライン以上の出来だと思います。 是非お試し下さい。 | ||||
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小役人シリーズほどの緻密さはないものの、また違ったおもしろさ。 ストーリーは、大病院を経営する辻倉家の娘・恵美が誘拐されるところから始まる。犯人の要求は、身代金ではなく、入院中の患者の命。前代未聞の誘拐事件に立ち向かう様はテンポもよく、真保作品らしく複線も張り巡らされている模様。さらなる事件も発生し、下巻への期待感は十分。 | ||||
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恵美が解放されてからも、事件の全容はなかなか明らかにならず、上巻に引き続き、踊らされる警察、マスコミ、関係者たち。 ふたつの事件の関連性は? 犯人は?そしてその目的は?? よくあるアリバイトリックを主とした物語とは違い、“動機”こそがキーとなる『誘拐の果実』。 ありきたりの誘拐劇に飽きた方、すがすがしい犯罪を読みたい方におすすめの作品。 ちなみに、新保博久氏の解説によると、本作は真保裕一が『連鎖』で江戸川乱歩賞を受賞してデビューする前年に、はじめて挑戦した同賞で最終選考まで残った『代償』を加筆修正したものらしい。真保作品の第一歩を垣間見るつもりで読むのも一興かもしれない。 | ||||
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汚職疑惑のある実業家のマスコミ対策入院を受け入れる大病院。その病院長の孫娘が誘拐された。犯人の要求は、入院しているくだんの実業家を抹殺せよ、というものだった。平時であるならば、その病院では、まず顧みられることのない医者としての倫理観と、親としての肉親の情に悩む家族は、ある重大な決断を下すことになる。一方で、19歳になる書店の息子が誘拐された。まるで無関係と思えたこの二件の誘拐事件を結ぶ線とは…?「ホワイトアウト」の映画化で一躍脚光を浴びた真保裕一。この作品は、極太のミステリーであると共に、「ホワイトアウト」同様の感動巨編でもある。小説はエンターテイメントだ、という著者の信念が伝わって来る様に思える。感動の涙に飢えている人にはお薦めの作品だ。 | ||||
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誘拐という事態に直面し、あわてふためく大人たちの姿が哀れでもあり、おかしくもある。自分の利益ばかりを考える大人たち。それを批判的な目で見る子供たち。誘拐は確かに犯罪だが、この二つの事件がもたらした意義は大きい。「誘拐の果実」、この言葉の意味を理解した時、きっとさわやかな感動に包まれるに違いない。 | ||||
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宝寿会総合病院の委員長の孫辻恵美の誘拐事件、犯人は入院中のバッカス・グループ会長の永渕を死に至らしめることを要求してきた、。工藤書店の工藤巧が誘拐された、犯人は身代金としてバッカス・グループの7000万円分の株券を要求してきた。2つの誘拐事件の関連性は、犯人の狙いは…中盤からもうグイグイ引きつけられるおもしろさ、よく考えられた長さを感じさせないストーリー、出来すぎの真相も不自然さもなく受け止められました、真保はうまい | ||||
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最近の真保裕一作品のベストと思う。二つの誘拐事件と通常考えられない犯人の身代金の要求。そこから二つの事件の関連性、犯人像の推理していくと面白く読めると思う。書評を読めばまるでJディーバーの作品のような大胆なサスペンスを期待しがちだが、そこは真保作品、彼なりの一工夫ありでそこが読みどころと思う。この作家の魅力は巧みな描写造形と読者を作品にグイグイ引きこむ筆力にあると思うのだが、本作にも十分長所が生かされ500頁程の枚数の多さを感じさせない。読後感は作品前半から中盤にかけての生々しさからは創造できない心地よさを味わえてしまう。でも表紙のイラストと作品名(誘拐の果実)、そして物語の結末を考えると思わずニンマリしてしまった。 | ||||
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最近真保裕一作品が楽しめない体質になっているっていうのは、ぼくだけなんだろうか。あの『奪取』から『ホワイトアウト』の頃がやっぱりこの作家のピークだったんだろうか。そんな恐ろしい懐疑を懐に抱いたまま、けっこう困った顔をしてこの作家の本を読んでいる。 なので、この本には相当期待したのだった。ひさびさの真保版クライム・ノベルらしいし、何せ目次を読んだだけで期待できそうだった。「序章 誘拐の萌芽」「第一章 十七歳の誘拐」「第二章 十九歳の誘拐」「第三章 誘拐の接点」「第四章 誘拐の果実」と、なんだか『奪取』以来のわくわく感を持たせるような構成をしているわけで。 ところが特定の主人公らしき人が不在のままで、ああ、集団小説なのかと映画『誘拐報道』みたいなイメージの俯瞰視線で、とにかく客観的に物語的事実だけを読み進める。その客観が中盤でどんどん崩れてきて、作者のイメージではおそらく共感を得て欲しい人物に主観が埋めこまれ始める。でも、そういう人物に限ってさほど共感を覚えたくもないというところが、いかんともしがたい。 作者とぼくとの感覚のズレんなんだろう。読者によっては、ああ、いい話だなあ、家族って大事だよねえと心震えたりもするのかもしれないけれど。しかしそうした流れに持ってゆきたいならば、もうちょい最初からその人物にフォーカスしておいて欲しかった。おまけに焦点の移動は最後までとうとう落ち着きがなく、腰が座らないままストーリーを追うという、作品との距離感だけで終始してしまった。 宮部みゆき『模倣犯』との差が明らかだ。あちらも実に多くの人物を登場させ、視点をめまぐるしく変えて、罠の多いストーリーを走らせているのだけれど、本書ほど客観性に依存することなく、本書ほどヒューマニズムの論理だけでは動いていず、どこか突き放したような負へ志向してゆく部分がセンシティブで魅力的な小説に仕上げたわけで、それがあの小説に嘘寒いような奥行きを与えているのだと思う。そういう怖気のようなものを感じることが本書にはなくって、あくまで善人作家に堕してしまったのか、真保よ、との非常にぼくとしては薄っぺらな感覚。 この作品を肯定的に見る人の場合必ず持ち上げるポイントになるとは思うけれど、トリックは実は本当に凄いのだ。よくぞ思いついたぞ、このネタ! と言わせるものはあります、確か。こんな犯罪を思いつく犯人も凄いが(完璧過ぎてリアルさの欠如を感じさせるくらいに凄い)、こんな誘拐ネタを思いついた真保裕一は天才だと思う。でも、結果的にこの本の仕上がりを見ていると、せっかくのネタがもったいなかったと感じてしまうのだ、ぼくは。このネタにもう少し毒を含ませて、きれいごとではない犯罪小説というものを書いてもらったほうが読者のニーズにはさらに応えていたという気がする。 本書でも世相の苦さ、現代という時代や仕組みについてはよく描けているのだが、キャラクターサイドなんだか、作者の見識(作中では神の声のよう)だかわからないような、説教くさい世相描写というのは、小説としては技術的にやはり半端なものに感じてしまう。散文ということに徹底して、登場人物たちをもっと個性的に変えて、その人間固有の部分物語の中に活かさない限り100%の読後感は難しいのかなあ。 いい作家であるだけに、現状、ちと厳しい眼でぼくは見ています。 | ||||
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女子高校生誘拐の要求は、その祖父が院長を務める病院の患者の命。外科医である父を含め警察とともに対処にのぞむ。そして同時に起こった誘拐事件との関わりが過去とのつながりで明らかになる。登場人物と描きかたでおおよその見当はつくが、テンポがよくて一気に読みほしてしまった。 | ||||
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