警官の血



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初公開日(参考)2007年09月
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長編小説

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警官の血〈上〉 (新潮文庫)

2009年12月24日 警官の血〈上〉 (新潮文庫)

昭和二十三年、警察官として歩みはじめた安城清二は、やがて谷中の天王寺駐在所に配属される。人情味溢れる駐在だった。だが五重の塔が火災に遭った夜、謎の死を遂げる。その長男・安城民雄も父の跡を追うように警察学校へ。だが卒業後、その血を見込まれ、過酷な任務を与えられる。大学生として新左翼運動に潜りこめ、というのだ。三代の警官の魂を描く、空前絶後の大河ミステリ。 (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.80pt

警官の血の総合評価:8.33/10点レビュー 106件。Sランク


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全5件 1~5 1/1ページ
No.5:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

警官の血の感想

私の好きな所謂「警察ミステリー小説」。その王道のような作品。
祖父・父・子の親子三代に渡る警察官の物語。
まさに「警官の血」タイトルそのものです。
上下2巻で、読み応え十分ですね。しっかり楽しめました。
祖父清二、父民雄、子和也、それぞれに独立したストーリーが描かれているが、鍵となるのが駐在員だった祖父清二の謎の転落死。
この謎が未解決のまま物語は父、子と進んでいく。
読者は、それぞれの警官のストーリーを楽しみながら、この転落死の謎を解くための伏線を見つけるという別の楽しみを得ることが出来る。
そういう面で、この小説はダブルの相乗効果で、秀逸の面白さがあった。

▼以下、ネタバレ感想

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マッチマッチ
L6YVSIUN
No.4:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

警官の血の感想

三代にわたる警官の物語。清二、民雄、和也とそれぞれの警官としての人生描写がおもしろい。後半は謎が明らかになるのだが、想定通りで物足りない部分がありましたが、総じて満足できました。
続いて、警官の条件を読みます。

kmak
0RVCT7SX
No.3:
(8pt)

警官の血の感想

上巻は文句無しで面白い!9点
下巻は盛り上がりが今一歩で7点
だから8点

呑んだくれ
P3S7II56
No.2:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

警官の血の感想

終戦後の混乱期に警察官となった清二から息子民雄、孫の和也と三代にわたる警察官の重厚な物語です。
昭和の時代の移り変わりが目に浮かぶようです。
警察と言う組織の本質を深くえぐる作品ではないでしょうか。

誠実な町の警察官であったのに謎の死をとげる清二。父のような駐在所の警官を目指していたにもかかわらず、学生運動全盛の時期と重なり公安のスパイとして大学へいき、何年もスパイとして過ごすうち次第に心を病んでいく民雄。妻に対して暴力をふるっていた父とは距離を置いていたのに結局は同じ警察官となり祖父の死の真相を、半ば利用しながらしたたかな刑事となる和也。

巨悪を暴くために小さな悪はどこまで許されるのか・・・なんてわかりませんが、現実にも裏金の不祥事などが新聞を賑わすと、それ私達の税金なのに・・・と思わずにはいられません。

常に組織が優先される社会は日本の特徴で、外国にくらべれば治安がいいのは間違いないのですが、取り調べの可視化とか代用監獄の問題とか先進国から非難されるようなことを変えることで、もっと信頼度があがるのではないの?と思わずにはいられません。
外国の小説を読んでいると(特にヨーロッパ)個人の判断ではなく常に組織の都合が優先される日本の警察の体質が浮き彫りになってきて、そういう雰囲気を非常に上手く、またリアルに小説に盛り込んでおられるなと思いました。

たこやき
VQDQXTP1
No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

警官の血の感想

親子三代に渡る警察官としての人生の軌跡を描いた物語だが、個人的には第三部の和也がいちばん面白い。
現実の歴史的な事件や出来事にフィクションを絡ませて描かれたストーリーはドキュメンタリーのようで、それぞれの時代を写しながら警察官として一人の人間として生きていく様が生々しく書き込まれている。
和也から見て祖父にあたる清二の身の回りで起きたふたつの殺人事件。そして、清二の不審な死。
この事件を背景にしてそれぞれの時代の事件、出会う人々との交流などを絡ませて最後の第三部和也では清二の死の真相が明かされる構成だが、このへんの謎といった部分よりも各人の警察官としての日々の活躍と生き方を描いたところの方がこの物語の大事な部分なんだろうと思う。会話や人物設定など確かな筆力で書かれた男の世界の物語で世相を切り取るセンスも確かだ。読んで損のない一冊と思う。

ニコラス刑事
25MT9OHA
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.101:
(4pt)

面白いと思います。

ストーリー展開が奇抜で、一気に読み終えた。
警官の血〈上〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:警官の血〈上〉 (新潮文庫)より
410122322X
No.100:
(4pt)

面白いと思います。

ストーリー展開が奇抜で、一気に読み終えた。
警官の血〈下〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:警官の血〈下〉 (新潮文庫)より
4101223238
No.99:
(5pt)

三行でまとめるとこう

爺ちゃんは殺され
父ちゃんは自殺
残った息子は出世した
警官の血〈上〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:警官の血〈上〉 (新潮文庫)より
410122322X
No.98:
(4pt)

面白い

前書籍でもってたけど見かけたからkindle版も購入
名作
警官の血〈上〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:警官の血〈上〉 (新潮文庫)より
410122322X
No.97:
(2pt)

犯人の描写が物足りない

この作品は、先日テレビドラマになったらしい。
ドラマは見ないので、もちろんこのドラマ化されたものも見ていない。
佐々木譲の作品も今まで読んだことはなかったが、今回、読んでみようかという気になった理由は、おそらく赤軍派への潜入捜査などの話が盛り込まれているというあたりだったと思う。

それで読後感だが、う~ん、なのである。
親子3代の警官の話である。
終戦後すぐの時代から現代まで、時間にして60年ほど。
3人の警官の人生を追いかける。
だから早いのである。
テンポが早いというよりも、時間の経過が早すぎる感じで、主人公に気持ちを入れにくい。
時代ごとの世情や、70年当時の全共闘、赤軍派などの描写などは決していい加減ではなく、むしろ良く描けているようにも思うのだが、それにしても早い。

考えてみれば、主人公は三代の警官の一人一人ではなく、「警官の血」なのであるから、それも仕方がないことなのかもしれない。
けれども、祖父の警官の死の真相を孫の警官がつきとめるという結末なのだが、犯人の描写が物足りなくて、なんだか欲求不満気味な読後感ばかりが残ってしまった。
警官の血〈上〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:警官の血〈上〉 (新潮文庫)より
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