笑う警官(うたう警官)



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初公開日(参考)2004年12月
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長編小説

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笑う警官 (ハルキ文庫)

2007年04月30日 笑う警官 (ハルキ文庫)

札幌市内のアパートで、女性の変死体が発見された。遺体の女性は北海道警察本部生活安全部の水村朝美巡査と判明。容疑者となった交際相手は、同じ本部に所属する津久井巡査部長だった。やがて津久井に対する射殺命令がでてしまう。捜査から外された所轄署の佐伯警部補は、かつて、おとり捜査で組んだことのある津久井の潔白を証明するために有志たちとともに、極秘裡に捜査を始めたのだったが…。北海道道警を舞台に描く警察小説の金字塔、「うたう警官」の文庫化。 (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.00pt

笑う警官(うたう警官)の総合評価:7.14/10点レビュー 84件。Cランク


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全5件 1~5 1/1ページ
No.5:
(7pt)

笑う警官(うたう警官)の感想

リアリティがあって、個人的には展開が楽しめました。

kmak
0RVCT7SX
No.4:
(7pt)

笑う警官の感想


▼以下、ネタバレ感想

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松千代
5ZZMYCZT
No.3:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(5pt)

笑う警官の感想

警察組織をあざ笑い叩き潰す。裏切り者は誰だ。
タイトルからはこういう内容を連想できないだろうか。
実際は「真逆」だった。誰一人笑ってる奴などいなかった。
作品のタイトルが「笑う警官」になった経緯は解説に描かれていたのですが、正直作品の内容と合っていない。
そんな気がします。

実話をモチーフにして描かれた作品という事で、リアル感こそあるものの正直ドラマ性には欠けますかね。
地味ですね。
「内部腐敗を証言させまいとする上層部VS仲間を無実から救おうとする同僚」
という構図ですが、その割には、その同僚たち、意外と自由にそしてトントン拍子に捜査を進めていきます。
上からの非合理な圧力を受けての苦悩といったものが感じられないですし、トンデモ人事異動によるド素人集団による捜査っていう設定も活かされていないですよ。
まぁタイムリミットまでが余りにも短いんで仕方ないのですが・・・
それにしてもいたって「普通」です。
解説には、各分野の一芸に秀でたエキスパート達が集い・・・なんて描かれていた気がしますが、正直「あの女性警官、ハッカーだったの!?」ってな感じ。
要するに人が描けてないって事なんじゃないかなと。
つまらなくはないのですが、全てにおいて中途半端だった気がしますね。

梁山泊
MTNH2G0O
No.2:
(6pt)

笑う警官の感想

限られた時間帯での出来事を、テンポよくまとめられていて読みやすい作品でした。
残念だったのは犯人の犯行に至る動機の微妙さ、それを含めた登場人物達の心理描写が弱くそれぞれの行動に納得しづらかった点。
要所要所にジャズの曲が出てきたり、チームをバンドに例えたわりには最後までその意味が薄く、ストーリーにジャズを絡める意味をあまり感じられなかった点ですね。

ですがそれ以外の点ではまずまず楽しめました。
同じ北海道警察を舞台にしたシリーズ続編があるみたいなので、時間がある時にでも読んでみたいです。

ちんちろりん
NLFRSLFL
No.1:
(5pt)

笑う警官の感想

仲間の汚名を明日までに解決できるのか?と、
タイムリミットがある内容ながら慌ただしい話になっていないのが印象的。

内容の展開は確かに早いのですが、重みのある会話。地道な捜査。
根強い仲間の協力を得る事で淡々と事件の概要を把握して行った為、
ずっしりと重みを感じる内容でした。
ただ、地味なので好みに合わないのが正直な所です。

警察小説ってどんな本?と聞かれればこの本が出るのも頷ける作品でした。

egut
T4OQ1KM0
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.79:
(4pt)

面白いです

私は読書習慣がなく、読書に抵抗を感じていました。とあるバーで、読書好きのマスターから勧められ、この本を購入しました。
ネタバレになるので、内容は書くことができませんが、面白い本だと思います。
笑う警官 (ハルキ文庫)Amazon書評・レビュー:笑う警官 (ハルキ文庫)より
4758432864
No.78:
(4pt)

サスペンスというよりも冒険小説

文庫版2009年7月8日第四十一刷で読了、
久しぶりに読む佐々木譲作品、
ほどほどに軽く、十分に重さもあるよくできた中間小説だった、
何人かすっきりと造形の際立った登場人物はいるが突出したほどではなく、北海道警察を舞台にした集団劇であり、濡れ衣を着せられた同僚を救うため刑事たちの一部がボランティアとして道警主流たちを相手に奮闘するミステリ風味の強い冒険小説と評したほうが未読のかたに誤解を与えないかと思う、

物語に登場するのは札幌市大通公園そばの道警本部を中心にした半径10キロほどの狭い範囲、
私は札幌は土地勘があるので、登場人物たちの右往左往するアクションが目に見えるようだった、
季節を雪が消えた春に設定しているのも本作がアクションを語る物語だからだと思う、

本作が稲葉事件を扱っていると知り手に取ったのだが、同事件により激震を受けた道警が事件の混乱を引きずっている年を舞台に、作者は事件の深部をいかに処理するのが正義か?と小説的解決を語ってゆく、
現実には道警も道もふたをしてしまったようにしか見えないのが、いやはやなんとも、と嘆息するしかないが、本作は長いシリーズ作の第一作らしいので、いずれ続編も読みたいと思う、

以下蛇足、

あれ、ここでも、と思うのが一つ、
作者世代、並びに作者世代以上はジャズが大好きな人が多いのである、

急ごしらえされたボランティア捜査班が本部とするのは道警OBが経営するジャズバー、
そこで名前が挙がるジャズメンは、アート・ブレイキー、オスカー・ピーターソン、アート・ペッパーである、
半世紀以上前の邦画を見ていてもなぜかアート・ブレイキーの名が登場し、先日読んだ安井かずみの評伝にも彼女がアート・ブレイキーのファンだったとあった、
ザ・ビートルズの人気化以前の1960年前後、時代の流行に敏感な層が聞いていたのがモダン・ジャズであり、アート・ブレイキーは幸運にもその時代に来日公演を行ったので特に人気が高いということらしい、
私はジャズはとりあえず教養の一部として知っておけばいいレベルでしか聞いていないが、その程度の知識で最初に名前があがるマイルスやコルトレーンではなく、前期三者のほうが日本のある世代以上のジャズ・ファンにはビッグということなのかもしれない、
やはり最近読んだ”罪の声”では、1979年生まれの作者の世代を反映しているからだろう、主人公がカーステレオで繰り返し聞くのはジャズではなく、スティングであった、
さて、さらに若い1980年以降に生まれた作家たちなら、主人公にグランジやオルタナやラップを聞かせるのだろうか?
笑う警官 (ハルキ文庫)Amazon書評・レビュー:笑う警官 (ハルキ文庫)より
4758432864
No.77:
(4pt)

腐敗した警察内部を抉り出す痛快さはよい。

札幌市内の警察アジトで道警の美人巡査が殺された。実際に起きた現職警部の覚せい剤所持と警察幹部の裏金作りをモデルに、著者は警察機構の深い闇に切込む。警察は被害者の同僚警官の抹殺を謀る。
笑う警官 (ハルキ文庫)Amazon書評・レビュー:笑う警官 (ハルキ文庫)より
4758432864
No.76:
(1pt)

文章が下手すぎる

テンポの悪さ、文章力の低さが目立ち物語に集中できない。構成、プロットを考えるよりまず文章の勉強をして欲しい。
笑う警官 (ハルキ文庫)Amazon書評・レビュー:笑う警官 (ハルキ文庫)より
4758432864
No.75:
(5pt)

描写力も高く、そしてテンポよく読める

北海道警の不祥事が、この物語の土台になったとか。とにかく実録さながらなので、テンポよく読めます。描写もしっかりしています。

ワンシーン。ネタバレかもしれませんが。特に自分が実体験として近い出来事があったからか、拍動を感じた一コマ。

作品中、佐伯警部補は警察官であると身バレしそうになり「若い男たちがたちまち佐伯をはがい締めにした。ひとりが拳銃を抜き出し、佐伯の頭に銃口を突きつけた。津久井の胸にも、ナイフが突きつけられた。」という絶体絶命のピンチに陥ります。このシーンで、恐怖した佐伯警部補はたまらず、ブリーフに”おもらし”してしまいます。「恐怖で失禁をするというのはこれかと、初めて知った」とあり、40代の彼にとって、警察官としての任務を遂行中におしっこ失敗してしまったことへの驚きがリアルに描かれています。着衣について「ズボンに染みが出るほどではなかったが、佐伯は小便でまちがいなくブリーフを濡らした。」との記述があり、パンツのブリーフが完璧に濡れてしまったことが窺えます。薄手のトランクスじゃなく綿のブリーフだったことがズボンを守ったのでしょう。ズボンに染みていない、だからその場にいた誰にも気づかれていない、けれど、実はおもらしをしていてズボン下のブリーフを濡らしてしまっている、ていう状況ですから、佐伯警部補にはその場を離れるまで相当な焦りがあったと思います。他では見ない失禁についての描写に現実味、ベースとなる実話があったことさえ思わせる匂いを感じさせてもくれました。

自分自身も職務上、恐怖を感じた場面があり、同様の出来事があったことを思い出しました。30を前にして、職歴的にも少し経験を重ね、自信もつけてきていた自分が、ある人物から恐喝を受け、胸ぐらをつかまれた瞬間に”おもらし”をしました。自分もブリーフを付けているのですが、ぴったりしたブリーフが生温かくなって濡れていった感触を今も覚えています。白のブリーフへの失禁で、布が黄色く変色しているのを見たときは、屈辱的でした。

数行の一コマ、ストーリーの主たる場面ではない一コマなのですが、グンゼを濡らした描写に自分が重ね合わさり、いっそう読み入りました。
笑う警官 (ハルキ文庫)Amazon書評・レビュー:笑う警官 (ハルキ文庫)より
4758432864



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