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笑う警官(うたう警官)



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【この小説が収録されている参考書籍】
うたう警官
笑う警官 (ハルキ文庫)

笑う警官(うたう警官)の評価: 6.00/10点 レビュー 5件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.00pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全3件 1~3 1/1ページ
No.3:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(5pt)

笑う警官の感想

警察組織をあざ笑い叩き潰す。裏切り者は誰だ。
タイトルからはこういう内容を連想できないだろうか。
実際は「真逆」だった。誰一人笑ってる奴などいなかった。
作品のタイトルが「笑う警官」になった経緯は解説に描かれていたのですが、正直作品の内容と合っていない。
そんな気がします。

実話をモチーフにして描かれた作品という事で、リアル感こそあるものの正直ドラマ性には欠けますかね。
地味ですね。
「内部腐敗を証言させまいとする上層部VS仲間を無実から救おうとする同僚」
という構図ですが、その割には、その同僚たち、意外と自由にそしてトントン拍子に捜査を進めていきます。
上からの非合理な圧力を受けての苦悩といったものが感じられないですし、トンデモ人事異動によるド素人集団による捜査っていう設定も活かされていないですよ。
まぁタイムリミットまでが余りにも短いんで仕方ないのですが・・・
それにしてもいたって「普通」です。
解説には、各分野の一芸に秀でたエキスパート達が集い・・・なんて描かれていた気がしますが、正直「あの女性警官、ハッカーだったの!?」ってな感じ。
要するに人が描けてないって事なんじゃないかなと。
つまらなくはないのですが、全てにおいて中途半端だった気がしますね。

梁山泊
MTNH2G0O
No.2:
(6pt)

笑う警官の感想

限られた時間帯での出来事を、テンポよくまとめられていて読みやすい作品でした。
残念だったのは犯人の犯行に至る動機の微妙さ、それを含めた登場人物達の心理描写が弱くそれぞれの行動に納得しづらかった点。
要所要所にジャズの曲が出てきたり、チームをバンドに例えたわりには最後までその意味が薄く、ストーリーにジャズを絡める意味をあまり感じられなかった点ですね。

ですがそれ以外の点ではまずまず楽しめました。
同じ北海道警察を舞台にしたシリーズ続編があるみたいなので、時間がある時にでも読んでみたいです。

ちんちろりん
NLFRSLFL
No.1:
(5pt)

笑う警官の感想

仲間の汚名を明日までに解決できるのか?と、
タイムリミットがある内容ながら慌ただしい話になっていないのが印象的。

内容の展開は確かに早いのですが、重みのある会話。地道な捜査。
根強い仲間の協力を得る事で淡々と事件の概要を把握して行った為、
ずっしりと重みを感じる内容でした。
ただ、地味なので好みに合わないのが正直な所です。

警察小説ってどんな本?と聞かれればこの本が出るのも頷ける作品でした。

egut
T4OQ1KM0

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