秋葉断層



    ※タグの編集はログイン後行えます

    ※以下のグループに登録されています。


    【この小説が収録されている参考書籍】
    秋葉断層
    (違う表紙に投票したい場合もこちらから)

    オスダメ平均点

    7.00pt (10max) / 1件

    6.00pt (10max) / 2件

    Amazon平均点

    4.33pt ( 5max) / 3件

    楽天平均点

    3.62pt ( 5max) / 19件

    みんなの オススメpt
      自由に投票してください!!
    1pt
    サイト内ランク []C
    ミステリ成分 []
      この作品はミステリ?
      自由に投票してください!!

    0.00pt

    60.00pt

    40.00pt

    0.00pt

    ←非ミステリ

    ミステリ→

    ↑現実的

    ↓幻想的

    初公開日(参考)2024年11月
    分類

    長編小説

    閲覧回数747回
    お気に入りにされた回数0
    読書済みに登録された回数3

    ■このページのURL

    ■報告関係
    ※気になる点がありましたらお知らせください。

    秋葉断層

    2024年11月25日 秋葉断層

    1997年10月、神田明神下の路地で起こった轢き逃げ事案。被害者は秋葉原【アキバ】に根を下ろす一族経営の電器店の常務だった。 未解決のままだったこの事案に、2024年11月、〈殺し〉の可能性が浮上する。 警視庁捜査一課特命捜査対策室の刑事・水戸部と、地元・万世橋署の“やる気のない年上部下”柿本のバディは、電気街の歴史を搔き分け真実を摑めるのか!? 主演・松重豊でドラマ化も果たした〈特命捜査対策室〉シリーズ、待望の最新刊!(「BOOK」データベースより)




    書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.00pt

    秋葉断層の総合評価:8.25/10点レビュー 4件。Cランク


    ■スポンサードリンク


    サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

    新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
    全1件 1~1 1/1ページ
    No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
    (7pt)

    事件が地味だから捜査も地味なのか?

    未解決事件を再捜査する警視庁特命捜査対策室・水戸部警部補シリーズの第3弾。27年前に起きた轢き逃げ死亡事故。被害者の姉から新たな証拠が提出され、水戸部が地元署交通課の捜査員と一緒に地道な聞き込みで真相に迫る警察ミステリーである。
    万世橋警察署に相談に訪れたのは秋葉原の電気店の常務で「27年前に轢き逃げされた弟が身につけていたはずの時計が秋葉原の質屋で見つかった。事故現場で無くなっていたものなので、交通事故ではなくて強盗に襲われたのではないか」という訴えだった。当時、万世橋署の交通捜査係が担当し、事件とも事故とも判断できないまま未解決になったいた。轢き逃げ事故の後で誰かが時計を取って行ったのか、あるいは強盗に遭って倒れたところへ車が衝突したのか。水戸部は交通捜査課の柿本巡査部長とともに、時計の出どころを洗うところから捜査を始めた。他に物証も証言も無く、事件とも事故とも分からないまま、二人はひたすら地道な聞き込みを続けるのだった…。
    27年も前の轢き逃げという地味な事件を、これだけの物語に仕上げたのは、さすが現在の警察小説の第一人者である。実直に関係者を訪ね歩く水戸部、それを鬱陶しく思いながらも次第に感化されて刑事らしくなっていく柿本の妙なバディ感覚も、シリーズの流れを汲んでいて読み応えがある。
    ひたすら地味で、しかし味わい深い警察ミステリーとして多くの方にオススメしたい。

    iisan
    927253Y1
    新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!

    ※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
    未読の方はご注意ください

    No.3:
    (5pt)

    とても綺麗でした

    ありがとうございます
    秋葉断層Amazon書評・レビュー:秋葉断層より
    4163919201
    No.2:
    (5pt)

    まるでその事件現場にいる感覚

    特命捜査対策室水戸部シリーズ三作目。
    今回の舞台は秋葉原、以前の電気街を知って者なら、作者の文章がその景色が立体化します。秋葉原を知らなくても、巻頭の地図と合わせることで、その場所にいるような感覚になるはずです。
    本作を一読後、前二作、地層捜査、代官山コールドケースを再読し、あらためて作者に魅了されています。
    再捜査ものとして「時間」という壁があり、その壁を別の形で明らかにできるのでは、と思わせるエンディングにも、さすがと感じました。
    秋葉断層Amazon書評・レビュー:秋葉断層より
    4163919201
    No.1:
    (3pt)

    地味で堅実な捜査の果てに

    佐々木譲の著作を読むのは「北海道警察 11 警官の酒場」(2024/2月)以来になります。
     <特命捜査対策室>シリーズとしては「地層捜査」(2014/7月)がありましたが、シリーズ2作目?
     舞台は、秋葉原、万世橋署圏内。二十七年前に起こった轢き逃げ事件。当時三十八歳だった男性が死亡していました。単なる轢き逃げ事件であれば交通捜査課の担当のはずですが、被害者の姉からそれは単純な交通事故ではなく、強盗事件だったのではないか?との相談を受けることになります。<コールド・ケース>なのか?主人公、特命捜査対策室の水戸部は万世橋署の捜査員と共に話を聞きながら該当事案なのかどうか判断してほしいと依頼されます。
     果たして、それは本当に強盗事件なのかどうか?水戸部は、万世橋署交通課交通捜査係の巡査部長、柿本と共に捜査を開始します。
     タイトル通り、秋葉原界隈の街としての過去と現在が交錯しつつ、主に神田川から北のエリアがこのスリラーの主役と言ってもいい。時代も状況も異なりますが、「抵抗都市」で描写された東京も頭を掠めながら、しかしこのシリーズは本当に地味で堅実な捜査の果てに或る真相に辿り着くことになります。今回はかなり特異なエンディングだと思います。<コールド・ケース>と言えば、マイクル・コナリーのハリー・ボッシュ・シリーズを真っ先に想起してしまいますが、この国の一九九七年の事案であれば、これも致し方ないと思えるような終わり方と言えるのかもしれません。
     □「秋葉断層 特命捜査対策室」(佐々木譲 文藝春秋) 2024/11/25。
    秋葉断層Amazon書評・レビュー:秋葉断層より
    4163919201



    その他、Amazon書評・レビューが 3件あります。
    Amazon書評・レビューを見る     


    スポンサードリンク