秋葉断層
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未解決事件を再捜査する警視庁特命捜査対策室・水戸部警部補シリーズの第3弾。27年前に起きた轢き逃げ死亡事故。被害者の姉から新たな証拠が提出され、水戸部が地元署交通課の捜査員と一緒に地道な聞き込みで真相に迫る警察ミステリーである。 | ||||
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ありがとうございます | ||||
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特命捜査対策室水戸部シリーズ三作目。 今回の舞台は秋葉原、以前の電気街を知って者なら、作者の文章がその景色が立体化します。秋葉原を知らなくても、巻頭の地図と合わせることで、その場所にいるような感覚になるはずです。 本作を一読後、前二作、地層捜査、代官山コールドケースを再読し、あらためて作者に魅了されています。 再捜査ものとして「時間」という壁があり、その壁を別の形で明らかにできるのでは、と思わせるエンディングにも、さすがと感じました。 | ||||
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佐々木譲の著作を読むのは「北海道警察 11 警官の酒場」(2024/2月)以来になります。 <特命捜査対策室>シリーズとしては「地層捜査」(2014/7月)がありましたが、シリーズ2作目? 舞台は、秋葉原、万世橋署圏内。二十七年前に起こった轢き逃げ事件。当時三十八歳だった男性が死亡していました。単なる轢き逃げ事件であれば交通捜査課の担当のはずですが、被害者の姉からそれは単純な交通事故ではなく、強盗事件だったのではないか?との相談を受けることになります。<コールド・ケース>なのか?主人公、特命捜査対策室の水戸部は万世橋署の捜査員と共に話を聞きながら該当事案なのかどうか判断してほしいと依頼されます。 果たして、それは本当に強盗事件なのかどうか?水戸部は、万世橋署交通課交通捜査係の巡査部長、柿本と共に捜査を開始します。 タイトル通り、秋葉原界隈の街としての過去と現在が交錯しつつ、主に神田川から北のエリアがこのスリラーの主役と言ってもいい。時代も状況も異なりますが、「抵抗都市」で描写された東京も頭を掠めながら、しかしこのシリーズは本当に地味で堅実な捜査の果てに或る真相に辿り着くことになります。今回はかなり特異なエンディングだと思います。<コールド・ケース>と言えば、マイクル・コナリーのハリー・ボッシュ・シリーズを真っ先に想起してしまいますが、この国の一九九七年の事案であれば、これも致し方ないと思えるような終わり方と言えるのかもしれません。 □「秋葉断層 特命捜査対策室」(佐々木譲 文藝春秋) 2024/11/25。 | ||||
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