闇の聖域
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結末に多少の不満は有りますが、ストーリー展開が奇抜で、一気に読み終えた。 | ||||
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警視庁を退職し、満州国大連の警察署に赴任した河村修平が遭遇する連続殺人の謎に挑むミステリー。 河村修平は神戸から船(ばいかる丸)で4日かけて大連に到着し、すぐに警察署の刑事課に登庁する。特務巡査として勤務するのだ。ところが赴任した翌々日に、早くも殺人事件が勃発する。写真館の主人・赤松が操車場に近い人気の少ない場所で、何か鈍いもので頸動脈を切られて殺されたのだ。修平と上司の高安は、赤松の写真館を捜索し、3人の男が写る写真を見つけるが、そのうちの1人が、修平が東京を離れる直前に殺された女衒に似ていることに気づく。赤松殺しの捜査を始めるとすぐに、今度は東亜奨学会の主幹・井上が同じような手口で殺されているのが見つかる。井上は、実は軍の特務機関員の土田大尉だった。 修平は、写真が撮られた場所が気にかかる。もしかして、そこはシベリア出兵で日本軍が一時占領していた浦塩(ウラジオ)ではないのか?そして第4の殺人が起こる。 話は大連で画廊の手伝いをしている若き画家・中村小夜のほのかな慕情の進行や彼女が患っているパーキンソン病と思しき病気の進行具合を交えながら一歩一歩と進んでいく。そして、最後に…。 最近の佐々木譲氏は時間旅行をテーマにした、あるいは絡ませた小説をいくつも執筆しているが、本作では時間旅行ならぬ“特殊能力”が絡んでくる。この点、好みが分かれるところと思いますが、いつもながらの疾走感満点の佐々木譲節炸裂で、十分楽しむことができました。 | ||||
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受売りですが、「鋭く緻密な推理を積重ねる刑事達」「過酷な状況を漂いながら自分の言葉で歩き出すヒロイン」「自己チューな関東軍憲兵」「陰のある好青年が、実は、、、。」と続くのを「ふと、そこにある佐々木譲感」と理解すれば、この素敵な結末は、「刑事と、行方をくらます若い二人と、そして願わくばその二人の間に生まれる双子の姉弟が、1949年の新京や、1989年の北京、さらには2029年の台北を舞台に、凄まじい混乱に巻き込まれては、彼らなりのささやかな正義を貫いていく物語」を読者に期待させると思います。 | ||||
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舞台は昭和初期の大連。連続殺人事件を追う警官と憲兵隊の軋轢、難病をかかえる画家の女性とロシア人青年の恋の2つの物語が平行してすすむ。この著者らしいしっかりした時代考証で、どう物語が展開するかドキドキしながら読んだ。 でも、結末に唖然。最後は幻想小説風の幕切れ。リアリズムの映画と思って観ていたら、最後はディズニー映画だった、という感じ。佐々木さん、好きな作家だけど、最近の作には首を傾げてしまう。『抵抗都市』は無理やりパラレルワールドにした普通の警察小説だったし、今回もファンタジーの舞台が大連になるのかわからない。いったいどうしたのだろうか。 | ||||
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著者得意の大戦前後の時代背景で満州を舞台にロシアや軍部、警察など入り混じった登場人物で前半は期待を持たせる。 連続殺人の犯人を追いかける過程は1枚の写真との関連付けも上手く展開は悪くない。 なのに犯人が分かったとたんに、そんなのありなのという展開で一気にリアリティがなくなり、ストーリーの濃厚さが薄まってしまう。 この展開って始めからの設定なのであろうか。 それならあえてこの時代設定にする意味がないし、途中で路線変更したなら安易というか手抜きというか。 正直どうしてこんな犯人にしたのか疑問が残る。 小夜のその後はどうなるのであろう。 | ||||
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