仮借なき明日
※タグの編集はログイン後行えます
【この小説が収録されている参考書籍】 |
■報告関係 ※気になる点がありましたらお知らせください。 |
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点0.00pt |
仮借なき明日の総合評価:
■スポンサードリンク
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
現在レビューがありません
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ストーリー展開が奇抜で、一気に読み終えた。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
佐々木譲によるハードボイルド作品です。フィリピンに進出した日本企業の現地経営陣とフィリピン現地の有力者・マフィアによる癒着・不正に、本社の調査役として送り込まれた主人公が対決します。不正を憎む、ストイックかつ暴力的な主人公が大立ち回りを演じます。 度重なる暴力描写がすごい。主人公はエリートでありながら、一徹かつ暴力的。熱帯の島国でどういうわけか、暴力性を全面開花させてしまいます。ほとんど一人で、不正を暴き、フィリピン警察を含む全勢力と戦います。すごい。 マルコス政権末期のフィリピン社会にはびこる諸悪の描写も秀逸です。まるで船戸作品のようです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
大手農機メーカー勤務の原田亮平は、暴力への衝動を身の内に秘めたタフな男。そんな彼がフィリピン・サンビセンテへの出張を命じられる。現地工場で不良品が異常に発生しており、実情を確かめるためには、どんな手段も厭わないという。現地入りした原田を待っていたのは、総責任者に支配された工場と、やくざと汚職警官の専横を許す壊滅的な状況だった。悪を追いつめ、狩りたてる男を描く長編。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
何と言うか、とにかく無茶苦茶なんですけど、気に入りました。 有り得ない。信じられない。 けど、読んじゃいました。 久々に、残りページが惜しくなる、一冊でした。 物語は、休職中の田島農機社員、原田亮平の登場から始まり、フィリピン 工場の問題から、深みに入ります。 支配人、工場長、フェリシアードが動かすサンビセンテ工場は、不良品の 比率増加から、その状態が漏れ、三回目の監査を迎えます。 三回目の監査の担当が亮平。 物騒な、殺伐とした、サンビセンテの町と、特異な工場経営。 解き明かす監査役、亮平の引く引き金が、大戦争の幕開けでした。 はっきり言って、無茶苦茶です。 はっきり言って、信じられません。 こうなるともう、気分はもう戦争、って言うか、仁義なき闘い、って言うか。 フィリピンは訪れたことがありますが、地理も、タガログ語もさっぱり分か りません。 それなのに。 最後まで、読んでしまいました。 ダイハードって感じもアリ。でした。 90点。絶対にありえないのが、痛快。爽快。快っ感。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
後書きでも触れられてるように有名な黒沢明の「用心棒」を始めとした、 ダシール・ハメットの小説「血の収穫」の翻案ものの1つ。 ですが、その中では抜群に面白いです! 働く必要のない金持ちにも関わらず、自分の志向信念のために、日本の農機具メーカーでサラリーマン をしているアメリカ帰りのエリート原田。 実は自分の中に強い暴力への衝動を抱えつつ生きています。 特異な性質有能さを役員に見込まれた彼が自社のフィリピン工場で起きた犯罪集団絡みの 事件を手段を選ばず、巻き添えを増やしながら、解決するお話。 最後、殺人経験のあるプロ犯罪者たちに追い詰められるのですが、その時の彼らへの原田の独白 が実にかっこいいです。 窮鼠猫を噛む、舐められてた素人が、そのセリフ通りに猛攻に転じます。 ミステリ好きで、バイオレンス好きなサラリーマンにオススメな痛快な エンターテイメントです。 佐々木譲作品でも警察小説群は読んでいて嫌になりますが、これはスカッとしますよ! | ||||
| ||||
|
その他、Amazon書評・レビューが 11件あります。
Amazon書評・レビューを見る
■スポンサードリンク
|
|