夜を急ぐ者よ



    ※タグの編集はログイン後行えます

    【この小説が収録されている参考書籍】
    オスダメ平均点

    7.00pt (10max) / 1件

    6.60pt (10max) / 5件

    Amazon平均点

    3.00pt ( 5max) / 7件

    楽天平均点

    3.50pt ( 5max) / 12件

    みんなの オススメpt
      自由に投票してください!!
    2pt
    サイト内ランク []C
    ミステリ成分 []
      この作品はミステリ?
      自由に投票してください!!

    60.00pt

    0.00pt

    46.00pt

    0.00pt

    ←非ミステリ

    ミステリ→

    ↑現実的

    ↓幻想的

    初公開日(参考)1990年07月
    分類

    長編小説

    閲覧回数2,638回
    お気に入りにされた回数1
    読書済みに登録された回数7

    ■このページのURL

    ■報告関係
    ※気になる点がありましたらお知らせください。

    夜を急ぐ者よ (ポプラ文庫)

    2009年12月05日 夜を急ぐ者よ (ポプラ文庫)

    追われる男と待ち続ける女!10年の空白を超えて、ひとつの情念が燃え上がる!那覇を舞台にかつて愛し合った二人の劇的な再会は、駆け抜ける台風のように激しく、そして…!甘い香りとダンディズム漂う、佐々木譲のハードボイルドサスペンス。 (「BOOK」データベースより)




    書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.00pt

    夜を急ぐ者よの総合評価:6.13/10点レビュー 8件。Cランク


    ■スポンサードリンク


    サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

    新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
    全1件 1~1 1/1ページ
    No.1:
    (7pt)

    南国の甘さをまとったハードボイルド

    佐々木譲が1986年に発表した初期のハードボイルド作品。円熟期を迎える前の甘さが感じられるといえば大作家には失礼かもしれないが、ロマンチックな要素が強いハードボイルドである。
    台風が接近する那覇に到着した主人公・泰三は、執拗な追手から逃れるために小さくて目立たないホテルに投宿し、那覇からの脱出の手段を模索する。ところが、ホテルの専務・順子は10年前、泰三が真剣に惚れながら挨拶もなしに別れざるを得なかった相手だった。嵐の那覇で再会した二人は、それぞれの10年の歴史を背負いながら交差し、海外脱出への道を突っ走る。
    非合法組織から逃げる泰三を主人公にしたマンハントが本筋のサスペンスという作品の位置付けだが、私には、順子を愛しながら捨てざるを得なかった泰三の自分を締め上げるような生き方を中心に据えたハードボイルド作品と読めた。泰三を追う組織、泰三が追われる理由などがはっきり書かれていないことも、作者がサスペンスを重視していないことの現れだと思う。
    台風に直撃された那覇の二日間に凝縮された、二人の人生。南国の花の甘さが香るハードボイルドである。

    iisan
    927253Y1
    新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!

    ※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
    未読の方はご注意ください

    No.7:
    (2pt)

    キザなハードボイルド

    ハードボイルドは好きだけど、たまにやけにキザな感じの作品があって感情移入できないことがある。「キザな作品」というのは、設定がつくりものっぽくて、主人公が不自然にヤセ我慢して、現実感がない作品のこと。「不自然なヤセ我慢」というのは、主人公のポリシーが見えないので、なぜ我慢するのかわからない、ということ。残念ながら、本書もそんなキザなハードボイルド。
      爆弾テロにかかわり、刑を受け、その後、定職につけずに闇の仕事をするようになった男。敵対組織に追われ、沖縄に逃げてきたら、昔の恋人に会い、なぜか彼女と彼女の知人が逃亡の手助けをしてくれる。全共闘崩れみたいな設定だけど、主人公に思想的ポリシーがあるわけでもない。
      佐々木譲、好きな作家だけど、初期の習作、なんでしょうね。
    夜を急ぐ者よ (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:夜を急ぐ者よ (集英社文庫)より
    4087465985
    No.6:
    (3pt)

    いいね

    原口泰三。非合法組織に追われる彼は、嵐が接近する沖縄那覇港に降り立ち、追手の目から逃れるためにうらぶれたホテルに投宿する。東恩納順子。ホテル経営責任者。以前は経営に情熱を燃やしていた彼女だったが、夫との死別で今は流されるままに生きている。泰三と順子はかつて愛し合う仲だった。交わることのなかった二人の人生が、緊迫した事態のなかで劇的に交錯する。傑作サスペンスロマン。
    夜を急ぐ者よ (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:夜を急ぐ者よ (集英社文庫)より
    4087465985
    No.5:
    (4pt)

    夜を急ぐ者よ の評価は4です

    前からほしかった、本なので満足しています、またよみたいのがあれば購入したいです。
    夜を急ぐ者よ (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:夜を急ぐ者よ (集英社文庫)より
    4087465985
    No.4:
    (3pt)

    惜しい…

    悪くないハードボイルドだと思いました。
    しかし、腑に落ちない…

    一番、腑に落ちなかったのが、
    彼女が、彼を好きな理由…
    女の人って、そんなに長く、思い出の恋に浸るの…?
    という疑問が続いてしまい、入り込めませんでした。
    夜を急ぐ者よ (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:夜を急ぐ者よ (集英社文庫)より
    4087465985
    No.3:
    (2pt)

    全体の流れや雰囲気は悪くないのだが、結局何がテーマだったのか分からないまま、エンディングを迎えてしまう。

    佐々木譲の初期の作品。個人的には、著者の第二次世界大戦、歴史物がお気に入りです。今回の作品は、昼のメロドラマのようです。最初にエンディングがあって、書き始めたというよりも、書き始めた結果特にどんでん返しやハッピーエンドが思いつかなくて、最後まで来てしまったように思います。うーん、こんな結末かという残念感が読後に残りました。

     パスポートの身代わりなら、順子の〇〇でっていう、アクロバティックなアイディがで思いつきました。全体の雰囲気や流れは悪くないのですが、登場人物の人間性やセリフがもっとかっこ良ければ、感情移入できたも知れません。
    夜を急ぐ者よ (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:夜を急ぐ者よ (集英社文庫)より
    4087465985



    その他、Amazon書評・レビューが 7件あります。
    Amazon書評・レビューを見る     


    スポンサードリンク