夜を急ぐ者よ
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点7.00pt |
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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佐々木譲が1986年に発表した初期のハードボイルド作品。円熟期を迎える前の甘さが感じられるといえば大作家には失礼かもしれないが、ロマンチックな要素が強いハードボイルドである。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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ハードボイルドは好きだけど、たまにやけにキザな感じの作品があって感情移入できないことがある。「キザな作品」というのは、設定がつくりものっぽくて、主人公が不自然にヤセ我慢して、現実感がない作品のこと。「不自然なヤセ我慢」というのは、主人公のポリシーが見えないので、なぜ我慢するのかわからない、ということ。残念ながら、本書もそんなキザなハードボイルド。 爆弾テロにかかわり、刑を受け、その後、定職につけずに闇の仕事をするようになった男。敵対組織に追われ、沖縄に逃げてきたら、昔の恋人に会い、なぜか彼女と彼女の知人が逃亡の手助けをしてくれる。全共闘崩れみたいな設定だけど、主人公に思想的ポリシーがあるわけでもない。 佐々木譲、好きな作家だけど、初期の習作、なんでしょうね。 | ||||
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原口泰三。非合法組織に追われる彼は、嵐が接近する沖縄那覇港に降り立ち、追手の目から逃れるためにうらぶれたホテルに投宿する。東恩納順子。ホテル経営責任者。以前は経営に情熱を燃やしていた彼女だったが、夫との死別で今は流されるままに生きている。泰三と順子はかつて愛し合う仲だった。交わることのなかった二人の人生が、緊迫した事態のなかで劇的に交錯する。傑作サスペンスロマン。 | ||||
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前からほしかった、本なので満足しています、またよみたいのがあれば購入したいです。 | ||||
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悪くないハードボイルドだと思いました。 しかし、腑に落ちない… 一番、腑に落ちなかったのが、 彼女が、彼を好きな理由… 女の人って、そんなに長く、思い出の恋に浸るの…? という疑問が続いてしまい、入り込めませんでした。 | ||||
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佐々木譲の初期の作品。個人的には、著者の第二次世界大戦、歴史物がお気に入りです。今回の作品は、昼のメロドラマのようです。最初にエンディングがあって、書き始めたというよりも、書き始めた結果特にどんでん返しやハッピーエンドが思いつかなくて、最後まで来てしまったように思います。うーん、こんな結末かという残念感が読後に残りました。 パスポートの身代わりなら、順子の〇〇でっていう、アクロバティックなアイディがで思いつきました。全体の雰囲気や流れは悪くないのですが、登場人物の人間性やセリフがもっとかっこ良ければ、感情移入できたも知れません。 | ||||
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