ストックホルムの密使



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    初公開日(参考)1994年10月
    分類

    長編小説

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    ストックホルムの密使〈上〉 (新潮文庫)

    1997年11月26日 ストックホルムの密使〈上〉 (新潮文庫)

    イタリアは降伏、ベルリンも陥落した第二次大戦末期、孤立無援の日本では、米軍による本土空襲が激化し、戦局は絶望への道を辿る一方だった。日本政府はソ連仲介の終戦工作を模索するが、スウェーデンに駐在する海軍武官・大和田市郎は、瀕死の日本にとどめを刺す連合国側の極秘情報を入手した。日本が滅亡する前に、その情報を軍上層部に伝えるべく、いま二人の密使が放たれた…。 (「BOOK」データベースより)




    書評・レビュー点数毎のグラフです平均点8.00pt

    ストックホルムの密使の総合評価:9.37/10点レビュー 35件。Sランク


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    サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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    全2件 1~2 1/1ページ
    No.2:
    (7pt)

    まあまあでした

    最後は意外にあっさり。

    わたろう
    0BCEGGR4
    No.1:
    (9pt)

    二度美味しい!

    太平洋戦争三部作の完結編。前二作が開戦前の物語なのに対し、本作は日本の終戦工作を巡る話である。三部作の完結編だけあって、作家の視点がさらに明確に伝わるし、筆の滑りもよく、前作からの登場人物のキャラクターが深みを増したこともあり、三本の中では一番面白かった。
    前半は歴史インテリジェンス戦争話として、後半は敵中横断の冒険小説として、二冊分の楽しみを味わった。
    日本の運命を決める重大な情報(米国の原爆の完成、ソ連の対日参戦)をつかんだスウェーデン駐在武官が、電文を打つだけでは途中で握り潰されることを恐れて、日本を救うため二人の密使を派遣するというのが、ストーリーの本線。当然のことながら、原爆投下、ソ連の参戦は史実として誰でも知っているのだが、それでも最後まで緊張感を持って読み通すことが出来た。これは、史実と虚構を巧みに絡ませたストーリー構成の上手さに負うところが大きく、作者の力量に感嘆するばかりである。
    ストーリーの面白さ以上に心に残ったのは、文庫本巻末の解説者を始め多くの方が言及しているが、「祖国とは何か」、「国を愛するとはどういうことか」という、重い問い掛けだった。密使の二人が、国を捨てた日本人でボヘミアンのバクチ打ちと、祖国に裏切られた亡命ポーランド人情報将校という設定になっているところに、作者の視点の鋭さを感じた。
    「絆」や「日本の美徳」、「頑張れ日本」が安易に絶叫されている現状を考えるとき、今こそ広く読まれるべき作品といえる。

    iisan
    927253Y1
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    ※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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    No.33:
    (2pt)

    つまらんです。

    NHKドラマ「エトロフ遥かなり」を見て購入したが、つまらない。途中で放棄した。
    いい勉強になった。今後この人の作品を手に取ることはない。
    日本人の冒険小説ってほんと、つまらない。
    ストックホルムの密使〈上〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:ストックホルムの密使〈上〉 (新潮文庫)より
    4101223157
    No.32:
    (5pt)

    いまも変わらない、決断できない日本。

    駐ストックホルム海軍武官夫妻が、独自に入手した米国の原爆実験成功とソ連対日参戦情報を本国に伝えるべく密使を派遣。天皇の戦争責任と国体の護持のはざまでポツダム宣言の扱いに激震が走る日本。
    ストックホルムの密使〈上〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:ストックホルムの密使〈上〉 (新潮文庫)より
    4101223157
    No.31:
    (5pt)

    当時の情勢を的確に把握した、小説としても一級品。

    敗戦を認めない政府は聖断によりソ連に仲介を依頼。自ら侵略・虐殺したアジア諸国や沖縄の悲惨、被爆者の苦しみを顧みず、天皇・皇室の安泰のみの視野狭窄症・日本に果たして学習能力はあるのか。
    ストックホルムの密使 (下巻) (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:ストックホルムの密使 (下巻) (新潮文庫)より
    4101223165
    No.30:
    (5pt)

    国民必読の書

    敗戦後マッカーサー元帥が日本に降り立ち「日本人の精神年齢は12,3歳」と評したといわれ、痛くプライドを傷つけられて60年、この本を読んで「さもありなん」とようやく頷くことが出来た。国際謀議、策略、そういったものに全く慣れていないうぶな少年だった。人知れぬ東洋の小さな島国で海に囲まれ千年以上仲間内で農耕に励んでいた田舎のおっさん連中だった。故に仲間同士の喧嘩、悶着、苛めはお手のもの。国際謀略戦争の只中で翻弄される陸海軍上層部の迷走ぶりに、いたたまれぬ気持ち昂ぶり眼が潤むこと数回。

    更に感じ入るのは、日本のそういう有様は現代まで全く変化も進化もなかったという驚くべき真実。今まさに2020東京五輪を迎えて上層部の混乱は戦争末期とどう違う?誰も決断ができない。様子見様子見で一日延ばし。できないまま外国人有力者に牛耳られていく。残るのは国民の阿鼻叫喚である。敗戦の反省や学びのなかったことが大きな悔いとなる。何故なのか?過去から学ぶ姿勢の皆無は?

    天皇ご一家に対しては大きな敬愛を抱く者であるが、それでも「戦争責任」はあったのではないか、と思わせられたことも吐露しなくてはならない。せめて退位があったなら、日本はここまで無責任国家にならなかったのではないか。そう感じたのも初めてである。今の政治家が誰も責任を取らなくなったことの原因をそこに見るのは、うがちすぎであろうか。個人的ベスト20に入る名著であった。
    ストックホルムの密使 (新潮ミステリー倶楽部)Amazon書評・レビュー:ストックホルムの密使 (新潮ミステリー倶楽部)より
    4106027356
    No.29:
    (5pt)

    さすがの名作品です‼️

    さすがの佐々木讓作品でした。
    ストックホルムの密使 (下巻) (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:ストックホルムの密使 (下巻) (新潮文庫)より
    4101223165



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