鷲と虎
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点8.00pt |
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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零戦が登場する以前、まだ複葉の戦闘機が主力の時代、パイロット同士が顔を見ながら戦った空戦の時代のロマンチックな冒険小説である。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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「昭南島に蘭ありや」「総督と呼ばれた男」でシンガポールものを読み、その二冊の広東語や福建語のルビがデタラメすぎて吹き、他方、この本で出てくる中国語は比較的メジャーな北京語なのでちゃんとしているのかな〜と思ったら、やっぱり間違いだらけでした。 もちろん、著者自身が執筆する小説の舞台の全ての言葉に精通している必要はないし、そんなことは無理だと思います。しかし敢えてわざわざ外国語の発音のルビを振るなら、きちんとその言葉が解る人に教えてもらい、正確に書いた方がいいと思います。 恐らく著者は日本にいる知り合いの中国人などに発音してもらって聞き取りルビを振ったのでしょう。しかし著者の外国語耳が弱い、あるいは発音した中国人の発音が間違っている(地方出身の人の多くは発音が訛っており、中国人なら誰でも正しい北京語の発音ができるとは限りません)か、どちらかの理由でこのようなことになってしまったのだと思いますが、ここまで間違いが多いと、編集者の責任もあるでしょう。 いきなり冒頭から、主人公のひとり、劉国祥(リウ・グオシァン)が「リュウ・コオシャン」と無気音が有気音になっており(この2つは全然違います。例えば、安倍をアベでなくアヘ、と発音している感じ) デニスが覚えたばかりの中国語で「ニイハオ」というと、劉国祥が「上海の方言ではノンハオ」ですよとツッコミを入れるシーンがあります。しかし、上海語の発音は「ノンハオ」でなくて「ノンホウ」です。 わざわざネタとして取り上げるなら、正しく書かないと意味がないですね。 ほかにも、中国人の名前、鄭個瑜(ジェングーユー)が「チョンズーユイ」とグーがズーになり 謝謝(シィエシィエ)は「シェイシェイ」(パンダの名前!?) 大別山脈(ダービエ)が「ターピエ」山脈 毛澤東(マオツードン)が「マオゾートン」になり、も〜挙げきれません。 こんなに間違いだらけのルビなら、却って何もつけない方がいいでしょう。 時代背景についても、戦時中なのに主人公がいきなり上海の街角で流しのタクシーを拾ったり (当時の上海に流し人力車はありましたが、流しのタクシーはありません。。) 中国市民が日本軍の罵詈雑言を年中耳にして日本語を覚えてしまったという下りでは、 その言葉は 「こんにゃろ、こんちくしょう、ばっきゃろ」 となってますが、確かに当時「バカヤロ」という日本語は中国で有名になっていて 今でも抗日映画やドラマに日本軍兵士がそう怒鳴りながら中国人を殴り倒すシーンなどよく出て来ますが、 「こんにゃろ、こんちくしょう」は、たぶん無かったとおもいます。(とくに「こんにゃろ」) それから、国祥の婚約者の女性、麗珍が愛する国祥のもとに駆け寄って「劉!劉!」と叫ぶシーンがありますが、 普通、中国人の若い女性は恋人の男性の名前をファーストネームの一文字で呼びます。 「劉!劉!」って、それ可愛い若い女性が婚約者を「山田!山田!」と呼ぶみたいな感じ、麗珍どこの体育会系?と吹きました。 歴史小説なので、もうちょっと取材して、ディテールがリアリティを持つように正確に書いてほしいですね。 それから結末は、大団円に向かうのかと思ったところでいきなり尻切れトンボ的に終わり、え?という感じでした。 | ||||
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日中戦争時、96艦戦を操縦する麻生哲郎大尉と、I-16を操縦する中国義勇軍に所属するデニスワイルドの戦い。武士道とは、騎士道とは?上海漢口重慶の空を舞台に男の意地がぶつかる! | ||||
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時間経過と飛行機の機種で、あれっ?という箇所もありましたが、盛り上がりと言い、読後感と言い、作者らしい作品。値段分、ちゃんと楽しめます。 | ||||
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事実を、それでも軽く触れているようだが、日本軍の振る舞いは恥ずかしい限りだ。 | ||||
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佐々木氏の作品は、丁寧だと思います。 少しずつ少しずつ、私を引っ張ってくれる。 この作品も、楽しみました。 男のロマンですかね。 仕事に打ち込んで、命を懸ける。 それに、惚れてくれる女がいる。 言い訳しない男たち、に好感を持ちました。 だけど、戦争は、やっぱりダメ! | ||||
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