偽装同盟
- 強盗事件 (69)
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小説。お客さんを選ぶ感じですね。 | ||||
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内容はネタバレになるから話さないが、これは前回の小説の続きである。歴史的にもしっかりした内容だし、ミステリーもいい。もし日本がこうだったら、日本はどうするか、よく考えさせられる内容だ。 | ||||
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「抵抗都市」の続編です。ロシアに敗北した日本。そんな日本の、ロシア化した神田の街で起こった殺人事件を主人公の刑事が捜査します。 迫真の描写で描かれた平行世界の東京の風景が圧巻です。あり得ない世界が、現実と置き換わっていくような感じがたまらない。 前作よりも遙かに暗い話だと感じました。この話で描かれるのは、この平行世界の本当にキツい部分です。 戦争に敗れ、守るべき祖国が降伏したことで、男たちからは何が奪われたのか…… 物語の終盤で、主人公の心に起きた「変化」が印象的でした。 | ||||
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佐々木譲を読むのは、2021/4月の「帝国の弔砲」以来になります。 「偽装同盟」(佐々木譲 集英社)を読み終えました。"IF小説(オルタネート・ヒストリー)"「抵抗都市」(2019/12月)の続編になりますが、ロシアとの「二帝同盟」の下、主人公・特務巡査・新堂は、強盗犯を追っているうちにロシア帝国内務省警察部警備局直轄・保安課第七室という部署の男と遭遇することになります。一方、外神田警察署の応援にも駆り出された新堂は或る女性の殺人事件の捜査にあたることになります。バディと呼べるのかどうか、外神田署の巡査・飛田と共に。 ロシア統治下の東京で、連続強盗事件と殺人捜査という二つの事件が描写されていくわけですが、「虚構」の中で描かれた「虚構」は「抵抗都市」同様或る不思議な感慨をもたらしてくれます。再構築された東京という都市。神田界隈のストリート。改変された街の佇まい、雰囲気、我国でありながら、我国ではないどこか。そこで繰り広げられる我国の警察捜査。地味ながらパズラーとしての骨格はしっかりと形作られていました。 前作でも登場したロシア・コルネーエフ大尉の存在が鍵だとも言えますね。国家を背負いながら、二国間の軋轢の中、捜査を全うしようとする新堂の背中(せな)には前作でも登場したロシア・コルネーエフ大尉の<侠気>が国家を超えて描き込まれています。 殺人事件の真相は?そして、果たして物語は何処へ向かうのか?反転させられた史実が、再度史実へと向かう時、世界もまた反転するのかどうか?私たちのこの国への思いもまた、うねりながら反転していくのかどうか? 勝ち負けだけを言ってしまえば、所詮<敗戦国>としてのその後を生き続けている我が国の行方は、ロシアと米国という帝国の違いはあれどもそれほどこの物語の齎す感慨と大差ないものとも言えるような気がします。 決して独立した国家としての体をなしていないこの<日本>という国を憂いながら。 | ||||
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「抵抗都市」に引き続き、日本がロシアに負けたという仮定の世界での物語。 ロシアに制限を受けながらも警察の活動を中心に組み上げる構成は前作と同じ。 歴史改変でありながら、大正時代はこのような展開になったかもという想像力は著者の筆力で読者もその世界に入り込める。 日本人女性の殺人事件という事件そのものはわりとあっさり展開であるので、警察ものと捉えると物足りなさは残る。 あくまで歴史がこう動いていたらの世界を楽しむ範囲からはみ出していない部分は物足りない。 | ||||
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