降るがいい
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降るがいいの総合評価:
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全1件 1~1 1/1ページ
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元々は朗読会用に書かれた後、雑誌掲載された作品と雑誌用の連作短編、書き下ろしを集めた短編集。全13編、それぞれに味があり、ショート・ストーリー作家としての才能を感じさせる傑作エンターテイメント作品である。 | ||||
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朗読したものを短編集にしたとのことで、正直書籍としては全く読み応えない。 朗読であればもしかしたら想像できる余韻が残るかもとは思うが、文字にするとそれで何?という終わり方ばかり。 それぞれに人生のエピソードからはその先が気になる部分はあるものの、そこまでは踏み込まれてないためなんとも歯ごたえのない物足りなさ。 | ||||
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朗読会のために書かれた4篇を含む13篇の短篇(というより、掌編)を収録。 どの作品も20ページ程度の短い作品だが、さまざまな人生の断片を鮮やかに切り取っている。転職の採用を取り消されて、行き場を失った男が雪の降る街を彷徨する物語、「病気」のために出演できなくなった女優をめぐる物語、だらしない男としかつきあえずに死んでいった女、マンションの清掃業務をしている女とヘンな住人とのエピソードなど、いろいろな人の人生の断片を簡潔に描いている。読み終わったあとに、このあと主人公はどうなるのだろうか、という余韻にひたれるのが心地よい。 考えてみれば、文字のない時代、物語は語られて伝承されてきた。伝承の過程で、無駄な表現は削られ、想像力を刺激する短い言葉で綴られてきたのだろう。パソコンにより、肉筆で書くことがなくなってから、やたら会話の多い冗長な小説が増えたと思うが、この作品集は、物語の原点ともいうべき簡潔でありながら深い輝きを放つ文章で綴られている。 佐々木さん、短篇もぜひ書き続けてくださいね。 | ||||
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書き下ろし2篇のほか、「オール讀物」「文藝」に掲載された計13篇を収録した短篇集。 表題作を含む冒頭の4篇は20頁も満たずやけに短いなと思いましたが、朗読会で「読む」ために書き上げた作品であることが、あとがきに書かれていました。雑誌の掲載されたのも、朗読会の後ということらしいです。 主に物語は人々の苦い経験や切ない過去、日常の出来事が題材となっています。派手な事件や意外性のある結末といったものはありませんが、どの作品も様々な人間模様・関係に満ちており、読後は複雑な感情が押し寄せ、何とも言えない余韻が濃く残りました。 | ||||
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