大物司会者の息子が元恋人を殺害したと出頭。

麻薬と暴力で荒廃した近未来の東京。

公訴時効の廃止を受けて再捜査となった15年前の老女殺人事件。

誰にでも青春があった。被害者にも犯人にも、そして刑事にもー。

日本初、007の本格的後継小説! イアン・フレミング著「007は二度死ぬ」の後日譚にして、原典の謎や矛盾を解決する一篇。

〈カラオケdondon〉の奥まった一室。そこはお客に貸さない部屋。

戦だけが闘いの場じゃない。命と矜持を賭けた任務への挑戦が今、始まる。

あらゆる臓器に同時多発的に悪性腫瘍が生じる奇病「シムネス」は、星嶺医大附属病院の伝説的外科医・火神郁男の命までも奪った。

凄惨な殺害方法と、稚拙な犯行声明文で世間を震撼させた「カエル男連続猟奇連続殺人事件」。

川崎で起きた殺人事件の現場に遺されたDNAが指し示すのは、十八年前に代官山で起きたカフェ店員殺人事件の“冤罪”の可能性……。

満洲に渡った警察官は猟奇殺人を追い、運命に抗う画家は最後の恋に生きる。

【罪を犯した「本当は良い子」の少年たち。奪われた命が、彼らの真実を浮かび上がらせる。

イラストレーターの想一は、高校時代の友人でノンフィクション作家のミヤビから、彼女が受けた依頼の手伝いを頼まれる。

月島美佐はネイルサロン『月と星』を営むネイリストだ。

少年の命を救うのは、どちらの正義か。 大学病院で、手術支援ロボット「ミカエル」を推進する心臓外科医・西條。

新宿で10年間任された酒場を畳む夜、郷田克彦は血染めのシャツを着た少女を店内に匿った。

日本仏教の最大宗派・燈念寺派。

東海道を舞台にした「蠱毒」も、残り23人。 人外の強さを誇る侍たちが島田宿で一堂に会した。

なぜ父は幼い自分を捨てて失踪し、死んでしまったのか―。

東京地方裁判所、104号法廷。

花も盛りの明治40年――高遠彬の紹介で、ひとりの男が書舗「弔堂」を訪れていた。 甲野昇。

警察小説で数多くの人気シリーズを生み出してきた作家・麻見和史が本作で挑むは「コールドケース(未解決事件)」。

徐々に活動の成果を認められ始める潜入班。 ある日彼らの元に、似通った内容の調査依頼が複数舞い込む。

数百年続く、凄惨なる呪いの戦い――。至高の恐怖と異形の謎に挑め。

大人気警察小説シリーズ第2弾！ 大森署に怪盗フェイクから挑戦状！ 藍本小百合VS変幻自在の怪盗。

教官の仁子が抱えるハンデを知ったことで助教官として彼女を支えることを決意した塩見。

真実を見抜き、罪を償わせる。 たった、それだけ。

東京・赤羽の路上で資産家が殺害された。

日向由衣は裁判官に任官して三年目。念願がかなって志波地方裁判所の刑事部に配属された。

轢き逃げの通報を受け、臨場した北海道警察本部大通署機動捜査隊の津久井卓は、事故ではなく事件の可能性があることを知る。

「人を轢いたかもしれない」 厳格な父親からの一本の電話。

横浜で探偵業を営む遠刈田蘭平のもとに、一風変わった依頼が舞い込んだ。

「もし過去に戻って開戦を阻止できるとしたら、どうする？」 1949年、終戦から4年が経った東京。

巨匠監督が謎の死を遂げ、試写会の参加者は自殺…… 真相に探る人々に恐怖が迫る‼ 昭和最後の巨匠と呼ばれた映画監督・白波瀬が、最新作の完成直後に不審死した。

ただ、普通でありたかった。 なぜそれがそんなに困難だったのか。

32歳無職、天草美晴は高額報酬につられ、ゴミ屋敷の掃除を引き受けた。

警視庁捜査一課殺人犯捜査第二係に所属する女性刑事・志々目(ししめ)春香と後輩の男性刑事・藤堂遥の〈ハルカ〉コンビ。

「黒死館殺人事件」でおなじみの刑事弁護士・法水麟太郎が活躍! 北多摩の尼寺・寂光庵。

「ナショナリズムの台頭、格差の拡大…… すぐれたエンターテインメント小説は時代の空気を反映する」 佐藤優氏(作家・元外務省主任分析官)推薦! 日露戦争に「負けた」日本。

些細なことで、私たちの運命は変わってしまう。

ドロドロに液体化した男性の遺体が都内で発見された。 死亡した男性は坂口の学者仲間・古屋教授。

小学生のとき、担任の先生と町の外からやって来た男が駆け落ちしたのを忘れられない主婦。

40歳の三文ライター・猪名川健人は、婚活事業を営む「ドリーム・ハピネス・プランニング」の紹介記事を書く仕事を引き受ける。

千吉親分の文庫屋が火事だ！現場に駆け付けた北一が見たものとは。

塞がれた窓、防音壁、追加錠……監禁目的の改築が施された民家で男性死体が発見された。

水神。化け猫。

ピレネー山中で男性の惨殺体が見つかった。 死体の傍には謎の記号が描かれた石が残されていた。

「今の日本への問題意識を示すために、この舞台を選んだ」 警察小説の旗手として不動の人気を誇る著者が、魂を込めて描いた、圧巻の歴史改変警察小説。

「神」とまで呼ばれた天才少女はなぜ、自身の手がける舞台の上演中に死んだのか？ 女子生徒だけの演劇学校に入学した結城さやかは、劇作家を目指している。

ある日、暴漢に襲われた“ぼく”を救ってくれた風変りな人々。

千葉東署にスピード違反で検挙された男が偽札を所持していた。

一本の綱を引き合い勝敗を決める「綱引き」。五輪の正式種目だった時代もある、歴としたスポーツ競技だ。

断崖絶壁に建つ武家屋敷から一族が忽然と姿を消した「消失屋敷」の殺人事件で出会ったフリーライターの新城誠と文芸評論社の編集者・中島好美。

江戸川乱歩『黒手組』風の暗号ラブレター、夏目漱石『こころ』みたいな三角(?)関係。

昭和二十三年、警察官として歩みはじめた安城清二は、やがて谷中の天王寺駐在所に配属される。人情味溢れる駐在だった。

二〇一七年、東京竹芝で善良な弁護士、白石健介の遺体が発見された。