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連鎖
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連鎖の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.67pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全24件 1~20 1/2ページ
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小さな事件から始まりやがて大きな事件へと進展していく様は、まさに連鎖。 ハードボイルド感が満載で重厚な一冊です。 | ||||
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面白いが少し詰め込み過ぎだ。全員犯罪者にしなければ気が済まなかったのか。篠田までで良かったと思う そこまででもかなり詰め込んでいると思うが、蛇足が長過ぎるように感じた | ||||
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テレビで本を取り上げる番組に出てきた作家は、作家らしい雰囲気を持っていなかった。 しかし、犯人が捕まって、刑務所から出てきて、それまでのことをどう考えるかを 考える作品がないといって、書いたという新作を紹介していた。 どうも、その表現が気に入った。 「殺人」という行為。そのあとの人間的考察が、おもしろい。 汚染された食品は、日本でどのようにくい止められるのか? 食品Gメンは、捜査権を持っていても限界がある。 放射能で汚染された食品が、いろんなルートを通って、日本にやってくる。 日本は、ある意味では、汚染食品の天国かもしれない。 牛肉、ココア調整品。 どのようなルートで、日本にやってくるのか? 当然、水面下のことを知りながら、輸入する人がいる。 羽川という検疫所につとめる食品衛生検査官が小役人を主人公にする。 小役人に、何ができるのか? ある意味では、食糧の自給率を守れというより、 食料がこうやってすれすれのものがきているという実体を、 推理小説の中で暴くという手法は、おもしろい。 作者は、「謙虚で、虚勢を張ることがない。」主人公が好きだという。 | ||||
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食絡みのネタは身近な物だけあって、薀蓄も含め楽しく読めた ストーリーはやりすぎなくらい入り組んでおり、二転三転といえば響きはいいが 人によっては読んでいてややだれるかもしれない まあそれでも乱歩賞作品の中では評価できる方の作品ではあるだろう | ||||
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最近、何となくパッとした感じの小説に巡り合わないので、昔夢中に なった一冊を思わず、もう一回読み返してしまいました。 再確認させていただきました。傑作です。 十年以上、私の脳裏に残ったスピード感、裏切られ感。 再現される舞台と、その中に引き込まれ、真っただ中に巻き込まれて いく自分が、いつの間にか作品の中にいました。 食品Gメン。厚生省の中に、こんな部署があり、こんな活動をしている。 結び付く一つ一つの事件の流れと、人と人とのつながり。 最後に実を結んだその果実とは。 という展開。お勧めです。 95点。 再読して、敢えて減点になったのは、枝里子さんと主人公の関係は、 はっきり言って余計だった、かな。 | ||||
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【ネタバレあり!?】 (1件の連絡あり)[?] ネタバレを表示する | ||||
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汚染食品の横流しを追う検疫官。 主人公と友人との因縁や、端々の台詞のハードボイルドなかっこよさ。 脇を固める人物たちも生き生きとしていて○。 そして終盤のどんでん返し。 結末での演説に、とってつけた感を感じてしまったものの、 良作だと思います。 | ||||
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真保氏の江戸川乱歩賞受賞作品。謳っているような本格ハードボイルドな雰囲気は正直なく、企業の陰謀暴露ものといった印象が強い。個人的には真保氏の作品は最初に震源を読んで、あまりピンとこなかったのだが、本作はミステリーとして非常によくまとまっており入門編には最適だろう。専門知識を散りばめながらも筋の面白さで一気に読ませる。取り扱っているテーマも放射能汚染食品の横流しと現在の視点で読むとより内容が身近に感じられる。ただ、放射能汚染食品のテーマが後半になるとあまりどうでもよくなってくるし、ラストでは主人公の台詞が数ページに渡って続き、事件の複雑な構造を一気にまくしたてるのだが、普通そこまで長々と説明台詞を喋らないだろう・・・・という感がしてしまうのと、リアルな企業の横流しのテーマと友人の偽装自殺の漫画みたいなトリックが水と油という気がする。 | ||||
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養殖うなぎ、鳥・豚インフルエンザ、口蹄疫問題と、昨今タイムリーな内容で手にしてみた。 このような食品の問題は常につきまとうものだと思うが、著者は検査をし水際対策もさることながら 検査基準には各国違いがあり「行政は線を引くことが仕事」と述べている。 チェルノブイリ事件を入り口に食物汚染についてメインの物語になっているが、 話の内容が食物の横流しになったりちょっとブレている気がしたのが残念。 あの手この手で、手を変え品を変え起こるこの手の問題に奮闘する食品Gメンの姿が印象的。 | ||||
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主人公は、検疫所で働く公務員。食品Gメンである。友人の妻と浮気をし、その友人が自殺未遂を起こす。しかし、彼の行動には不審な点があった。そして、彼はジャーナリストでもあり、その取材内容とのつながりも考えられる。果たして、真相は… 問題となるのは、放射能汚染された食物が日本に輸入されていたことである。牛肉やオレンジの輸入自由化の前の話だ。米国産の食品についてはいろいろ悪いうわさがある。アメリカ産の牛肉にはホルモン剤が含まれており、食べた男性が女性化したという話を聞いた。また、輸入が自由化された当初のオレンジにはOPPやTBZという発がん性物質が使われており、とても食べられるようなシロモノではなかった。日本という国は、国民の体のことなどちっとも考えてはいない。 この作品で描かれる主人公は、決してカッコいいヒーローなどではない。事件の真相を知ろうとするのも、友達の妻と浮気をした後ろめたさからだ。かなりマイナスの動機である。しかし、それでも徒手空拳で大がかりな犯罪に立ち向かっていく姿を応援せずにはいられない。勇気とは、必ずしも立派な動機から生まれるものではない。この作品は、「小役人シリーズ」と名づけられている。地位も特殊な技能もなく、一介の公務員にすぎない主人公が、ヤクザに脅されたりしながら真相に迫っていく。そこに読者は等身大の自分を見て、彼に自身を投影し、主人公に感情移入していくのではないだろうか。 江戸川乱歩賞受賞作といっても、中にはその名に値しないと思えるような作品もある。しかし、この小説は、デビュー作ながら、しっかりとどんでん返しもあり、しかも話が2転、3転する。十分に乱歩賞に見合うだけの作品になっている。 | ||||
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黒川博行さんを知った今ではこんなレベルの本は読む気がしない。何故評論家が誉めるか?情けない。何故本当の事を書かないのか? | ||||
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犯人が見つかるまでに話が二転三転どころか三転四転して読み応えのある作品でしたが、少しストーリーにのめりこめなかったです。 食品の横流しが本作品の主となって展開されていくのですが、「横流し」と言う言葉にあまりなじみのないせいもあってか、どこか入り込めなかったというか、感情移入ができませんでした。事件が真相に近づくにつれて三転四転する展開も読み応えはあったのですが、少し複雑にしすぎの感も否めません。 本作品はどちらかというと10〜20代といった若年層よりも、もう少し上の世代、30〜40代の人がが読むと面白いのではないかと思います。30〜40代の人のほうが社会の深みや人生の苦さを知っていると思うからです。 | ||||
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フリーライターの竹脇が車ごと海に落ち意識不明の重態になった。 彼が追いかけていた事件は食品の不正輸入。 友人の食品Gメン羽川は、友人の事故は殺人未遂ではないかと調査をはじめた。 主人公の友情と、食品の輸入に関する不正…。色々な登場人物がそれぞれの思枠で行動して調査をするにつれ事件は意外な面を見せ始めます。 かっての恋人の意外な素顔と同じように、輸入が目的と思われた事件が実は別の目的があって、といっためまぐるしい展開が面白かったです。 食品検疫所の職員が主人公と聞くと、動きが少ない静かな小説のような気がしましたが、盛りだくさんのスピード感のある小説でした。 | ||||
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厳密な検査を受け、OKの出たものだけが輸入されている。 誰もがそう信じていることだろう。だが、その信頼を根底から 覆す恐るべき事実が!どんなに厳格なチェックにも必ず抜け道が ある。それを巧みに利用した犯罪を描いたこの作品は、読んで いて驚きの連続だった。それぞれの利害関係、追う者と追われる者、 緊迫した展開は読み手を飽きさせることはない。この作品を書くに 当たっての、作者の緻密な下調べの努力も垣間見える。ラストも 無難にまとめられていた。それにしても・・・世の中に絶対安全と いう食品があるのか?とても疑問に思えてくる。 | ||||
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今回は検疫室の一Gメンが主役。確かにかっこいいのだが、ちょっと中盤辺りから、込み入りすぎて雑になってしまってるのが難点。真相も二重ドンデンがありにはいいけど、そこらも焦点がピンボケしてるような。硬質なハードボイルドです | ||||
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重量感にあふれた、と言うより、硬いという印象を受けた。 文章も構成も硬い。(手堅いと言う意味では無い) 乱歩賞らしいと言えば乱歩賞らしい作品。 食品検査官の仕事や業界については良く調べられている。 ただ、後半ストーリーが複雑になって判りにくいのと、 さわやかな読後感を狙った設定がミエミエで鼻につく。 | ||||
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輸入食品をチェックする食品Gメンが主人公の物語.彼らの仕事が分かるのも面白いし,物語の構成自体も楽しめる.連鎖というタイトルもなるほどと頷ける.ただ,話の3/4程から話が急展開して俄然テンポよくなっていくが,なんとなく結末が読めてしまうのがちょっと残念. | ||||
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まさに連鎖です。緻密な構成をデビュー作からここまで書くとは、さすが、といったところですね。 | ||||
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基本を外さない王道的サスペンスと、2転3転する展開でまずまず楽しめました。10年以上前の作品ということを考慮すれば秀作と言っても良いと思います。「食品Gメン」という、一般には馴染みの無いであろう立場は、中途半端で多少歯がゆかったです。日常からできるだけ離れた話を読みたいと思っていますが、妙に世知辛い現実を思い出させられてしまうのは私だけでしょうか。一読して良く取材されていることが分かりますが、後半のストーリーが複雑で説明的になってくる部分は、ちょっと苦しい気もしました。どうしても「奪取」などの傑作と比較してしまうので、辛口になってしまいますが、真摯に書かれた良作であるのは間違いありません。 | ||||
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デビュー作として見ればそれなりにおもしろいと思ったが、前半から中盤にかけてはちょっとだれ気味の感じがする。伏線をはるためだとは思うのだが、もう少し簡潔に説明してもらえないかと思ってしまった。ただ、後半にアクションの要素が多くなるとテンポ良く楽しめた。謎解き等は申し訳ないがそれほど”えっ!”って感じではなくありがちな内容ではないでしょうか?ただ、トリックの説明に関しては描写が詳細で実際にそのようなことがおきても不思議ではないなと思わせるところはさすがだなと思いました。 | ||||
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