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ハードボイルド小説のなにが魅力かといえば。。 カッコいい男とかっこいい女が出てくるところにあると思う。 なにがカッコい男かといえば、ちょっと近寄りがたく強面なんだけど、実は繊細で 弱くてしょうもないヤツを文句いいながら、避けながらも 助けを求めてくる者に対しては、かばわずにはいられない どうしようもない優しさを持ってしまっていて 命までかけてしまうようなところ。。 主人公がまさにその「かっこいい男」です。 ハードボイルド小説にありがちな・・ グロテスクなところもないし、女性に乱暴をするようなところもないので 女性も安心して読めると思います。。 あと、不思議なことが起る話なので、ちょっと謎解きでもあります。。 いい男は体を鍛えていて強い、愛情深い優しい男だと思う。 | ||||
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孤児院で共に育った悟を救うため、ヤクザや中国人マフィアとの争いに巻き込まれることになった斉木が、死ぬたびに再び同じ1日をやり直すというストーリー。同じ1日をやり直すことになるのだが、毎回異なるシチュエーションで始まり、やり直すたびに新しい事実が明らかとなるため、飽きることなく最後まで楽しく読んだ。登場人物たちも、昔の相棒の杏、刑事の比村、医者の片瀬、悟の恋人の敬子など、各人の個性がしっかりと描かれていて読みやすかった。 | ||||
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死ぬ度にタイムスリップして生き返る男。こんな不思議な話なのに、そこはさすが香納さん、ちゃんとハードボイルドになってます。時間を遡って生き返る度に、前回の失敗を繰り返さないよう、より良い手段を採ろうとする主人公。主人公が前回と違う行動をすれば、当然相手の行動も変わってきてシチュエーションもその後のストーリーも前回とは違っていく。その中で徐々に今まで分からなかったことが分かってくる。だけどそれは新たな謎と新たな窮地を呼んで...。そこに香納さんの作品らしい、主人公の忘れられない女性や忘れられない過去も絡んできて、さらにヤクザとの派手なアクションシーンで盛り上げてくれます。主人公は生き返る毎に物事の真相へ深く関わっていく。そして主人公の心にも少しずつ変化が現れていく。なかなか新鮮な趣向で面白かったです。最終的に主人公はこの窮地を脱して、不吉な輪廻を断ち切ることが出来るのか?自分自身と、愛する人たちを助けることが出来るのか?香納さんの新たな世界を見られて満足しました。 | ||||
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主人公のこの男、各章の最後で、必ず死ぬ。死ぬのは、主人公のみならず、アウトローの人間達や刑事なども含む。ところが、主人公は、死ぬ時に何故か、一日だけタイムスリップし、過去に戻る。これが、幾度となく、繰り広げられ、タイムスリップした後には、いったん死んだ人間も、蘇っている。物語を貫く、一本の筋がある。それを、主人公は、何度も死んで、同じ一日を、繰り返し体験する事で、真実に迫る。タイムスリップする事は、非現実的ではあるが、同じ日を繰り返す事によって、浮き彫りになる事柄も多い。作品では、バイオレンスと拳銃が多用され、物々しい。感傷に浸る間もなく人が死ぬが、ハードボイルドとはいえ、時にしんみりとさせられる。同一の日を繰り返し体験して、段々と見えてくる。作品は、こういう部分が中核になっており、大変面白い。何度も死ぬ主人公に、愛着を感じる。本作品は、傑作だ。 | ||||
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ステージが10に分けられていて、ほぼ毎回撃たれて死んでしまう主人公。しかし次のステージは痛みを感じているものの生きている。ステージのはじまりは設定が毎回微妙に違っている。しかし記憶は続いて残っているので、どんどんストーリーの確信に迫っていく。周りで命を落とした人も再度生き返って登場することもしばしば・・・。ワクワクしながら読めました。 本書をテレビドラマ化すると、かなり面白いと思う。ストーりー展開が斬新で新しい。毎回期待させてくれる内容になるのでは? | ||||
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