蒼ざめた眠り(虚国)
【この小説が収録されている参考書籍】 |
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
蒼ざめた眠り(虚国)の総合評価:
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全1件 1~1 1/1ページ
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もしかしたらとても良く出来たハ-ドボイルドかもしれない。でも、主人公が写真家で過去に探偵をしていたというだけで事件の調査を依頼されるとか狭い町で展開する殺人事件の犯人探しは、今更?って感じで新しさを感じなかった。それと、終始どんよりした雰囲気で描かれていて、主人公や登場人物にも魅力が感じず読み進めるのが結構苦痛。もうちょっと意外性が欲しかった。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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アマゾンで買った本のみレビューしています。物語・作り話が好きなので小説しか読みません。リアリテイー等は関係ありません。事実と違うなどと言ってる人がいますが、なぜ事実じゃないと知っているのでしょうか?学者が書いているから?不思議で仕方がありません。物語では信長は本能寺で死ななくてもいいのです。面白いか面白くないかのみが判断基準です。それではよろしくお願いします。 | ||||
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過去探偵業の経験を持つ男、辰巳がカメラマンとなり、廃虚を被写体に全国をめぐる中で 事件に巻き込まれる。 この町ではいわく付きのリゾート開発が過去にあり、現在はまた空港建設に揺れている。 事件はそんな背景の中、新聞記者、刑事、当事者の殆どが幼なじみのまま関係がつながり 息苦しいほど人間関係が窮屈で、犯人探しは即、身内を疑う事になり捜査は困難を極める。 出入りをする訳ありの人物達、次々に起こる事件。卓越した洞察力を持つ辰巳が昔とった 杵柄で事件を推理、解明を進めてゆく。自分の恋人(と言えるか?)も事件に巻き込まれ もはや他人事ではなくなっている。 空港建設賛成派反対派に別れ、暴力団もそこに加わる。ここまでは定番だが、事件の動機 がごく個人的な理由=しかしそれはその個人が自分なりに幸福を追い、溜飲を下げる為の 感情が動機となり細かくそれらが繋がり事件の全貌を構成する所に興味を惹かれる。 淡々と進むドラマも2/3あたり、事件の最初の糸がほぐれるや一気に佳境に向かい、真実に 迫るなか、どんでん返しがある。そしてほろにがい結末。 それぞれが狭く小さい世界の中で幸福を追い、その中で何かが狂いそれが犯罪に成り行く 所が秀逸で、記憶に残る作品である。 ただし、帯の紹介文はいささか内容を適切に示しておらず、読み終わると『虚国』と言える程 の巨悪ではないので、そこは先入観なしに読まれる事をお願いしたい。 | ||||
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撮影に訪れた元探偵のカメラマン辰巳が廃墟で女性の死体を発見する。殺害された女性は町の空港建設反対運動の反対派の女性で、話を聞いているうちに辰巳は事件の捜査に関わっていく。 5年前に発生したホテルの火災や、ホテルを経営する女性の元夫の失踪事件なども絡ませながら捜査が行われ、最後まで事件の真相が分からない展開は楽しめた。しかし、警察の捜査が全然進まない中、元探偵の辰巳の勘が冴えすぎていたように感じた。また、後半はやくざも絡んでくるのだが、やくざとのやりとりは緊迫感が少なかった。せっかくやくざが出てきたのならもう少し緊迫感のある場面がほしかった。 | ||||
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