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幻の女
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幻の女の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.50pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全14件 1~14 1/1ページ
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多くの人がでてきて、なかなか一回では関係性を整理できない感じで、偶然な設定も多く、ちょっと厳しいかな。 主人公のキャラも最後の種明かしも冗長で好みではなかったかな。 | ||||
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私は小説は長ければ長いほどよいという立場なので、楽しみにして読み始めました。内容はまあまあでしたが、会話主体の文章は好みではありませんでした。その点ではやや不満が残りました。 | ||||
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文庫本で読んだが少し長すぎると思う。”幻の女”というタイトルに魅せられ読んで見たが期待外れ。 | ||||
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弁護士の栖本は五年ぶりにかつての恋人、瞭子に会い、未だに彼女を忘れられない自分を知る。ところがその翌朝、瞭子が刺殺されたという連絡を受け、彼女の本当の過去を追い始める。日本推理作家協会賞受賞作。 | ||||
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親の死に何らかの責任を感じている人は、ラストの手紙に救いを感じて涙するでしょう。 | ||||
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長いと言う人がいるのもわかるけど…ちゃんとそれには理由があるし、そう言う作品です。 | ||||
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昔つきあっていた女が、ちらりと再会したかと思うと殺されてしまい、弁護士が謎を解くというハードボイルド。しかし、女は別人と入れ替わっており、つきあっていて変だと思わなかったのか、という疑問も起きるし、だんだん、その女のどこがそんなに良かったのか、顔だけかい、という気になってくる。そして背後に悪徳企業と悪徳政治家がからんでいると分かってくると、そうなると何でもありなので、さめる。地道な書きぶりに好感は持てるのだが(お前は直木賞選考委員か)。 | ||||
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1999年度日本推理作家協会賞受賞作。 いかにも日本推理作家協会好みの小説である。 梟の拳もよかったが、本書も中年男性の哀愁たっぷりで、 丁寧な作品作りがされている。 そういう意味では、この作者は、読者のことをよく考えて、 作品作りをしているように思う。 さて、内容だが、 この本は、男性にしか受けないんではないかと思うほど、 男性の側の女性に対する一方的な思い入れで貫かれている。 特にラストなどは、これぞ男性の理想とするところという感じである。 だから、かなり好き嫌いのはっきり分かれる小説だと思う。 ハードボイルドの定型という形をとりながらも、主人公はタフではなく、 性格的には、ハードボイルドと対極にある設定となっている。 この点は、弱点とはならずに、逆に本作に深みを与えているように思う。 こういう小説を読むたびに、 恋愛において、男は一本のまっすぐな道を歩いており、 振り返れば、別れた女性が見えるが、 一方女性はというと、 別れのたびに角を曲がってしまうので、 別れた男のことなど見えないという 明石家さんまの名言を思い出す。 いまでも、昔の恋人を思い出すという 中年男性にはぜひともお薦めである。 | ||||
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【5年前に姿を消した恋人が再会した次の日に殺害される。 彼女の死の真相を知るため彼女の過去、故郷を調べてみるとそこには彼女以外の女性の少女時代があった。 彼女は何故他人になりすまし、彼女は何故殺されたのか。。】 展開は地味で前半は派手な山場などないのに凄く整理されて書かれているのでスムーズに読まされる。 若干、物語の背景にある工場誘致問題の関係性がややこしい、、世代的にバブルを経験してる人のほうが物語の背景を理解しやすいハズ。 後半の怒涛の展開、しかもまさかの…後半は詰め込み過ぎな印象。 主人公の暴走と自己満足だけで終わりそうなところに最後の最後で救いがあったので星4つ。 作りこまれている作品です。 | ||||
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以前から注目していた作家なのですが、「石の狩人」を読んでここまでかの感が強く(石の狩人はそれなりに面白いですよ)久しく遠ざかっていたのですが、信頼できる友人から<絶対読め>といわれ読んだが最後、やめられませんでした。凄いの一言。何故無くした女をさがすのか?を自分でももてあまして問い返す意味が等身大のままですばらしい。ハードボイルドではありえないのですが敵方の暴力にすぐ屈してしまい弱いままの姿がまたなんともいえない。是非一人でも多くの方に読んでもらいたい作品です。あまり世間には評価されない傑作の一つです。ただ一点、主人公が真の真相に迫る契機になった場面の人物は名を伏せずそのまま出した方が効果的だったと思います。 | ||||
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オッサンというか、男性のロマンシチズム満開のミステリー小説です。 しかしそのロマンシチズムのこっ恥ずかしさを自覚して突き放したところもあり、 女性が読んでも白けて嫌になることはありません。 と、いうか主人公の失った女に対する執着と暴走に、むしろ惹きよせられ感情移入してしまいます。 脇を固めるキャラクターにも魅力があり、映像がくっきりと頭に浮かぶ作品です。 お好みの中年俳優を主人公として頭に浮かべて読むとより楽しめます。 愛した女の謎の過去については、分かってみればありきたり、というところですが、 奇抜なものを期待しなければ十二分に楽しい小説であり、700ページの分厚さは全く気になりません。 本屋では地味にお勧めされていましたが、店頭で絶賛されてたミステリーよりはるかに楽しめました。 映像化して欲しいですね・・・普通のサスペンスドラマ枠では嫌ですが。 | ||||
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第52回日本推理作家協会賞受賞。 この肩書きに引かれて読んで見たものの、途中から物語の展開に だんだん魅力がなくなってきてしまった。 ストーリーが飛躍しすぎている感じ。無理に膨らませすぎ。 また、肝心の女性がすぐに死んでしまうこともあるのか、 主人公と女性の物語が薄い。あまりにも。 だらだら未練がましく捜査を続けてるだけ、という印象が強く そんな主人公に魅力は感じられなかった。 | ||||
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人生に迷いを感じているお父さん方、是非読んでください。あなたをハードボイルドの世界に連れて行ってくれます。等身大の主人公が自分そのものに感じられ、最後には涙、涙です。書店の店長お勧めというPOPに惹かれつい手にとってしまいましたが、久々のヒットでした。店長さんどうもありがとう。 | ||||
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久々に読んだ正統派ハードボイルドです。 丁寧で誠実な描写が作者の意気込みを感じさせます。 あえて難を言えば、弁護士が主人公ということで、調査方法など を良く取材されているようですが、真に迫りすぎて逆にじれったい。 そういう意味でトントン拍子にいかない内容なので、物語は長めに なっています。もう少し簡略化してくれたら、というのが正直な ところです。 主人公は特にタフでもなく、優秀な頭脳と一途な思いだけで真相に せまるのですが、弁護士というあまり接点の無い人種であることと、 特にスーパーマンではないことから、読者が感情移入できるのは、 真相を求める動機の一点のみになろうかと思います。 この動機については、主人公の過去に由来するものや、究極的には すでにこの世にいない相手を「愛している」という理由によります が、主人公も真相を知るべきか葛藤しながら行動しており、いまい ち物語に没入できない感もあります。 ラストシーンは、その不満から主人公と同時に読者を開放せしめる 締めくくりとなっていますので、私の杞憂かもしれませんが。 しかし、安易なエンターテイメントに徹しない姿勢は、ある種の 誠意を感じますし、誠実な文体に敬意を抱くと同時に好感を持った のも事実で、真摯な姿勢で真面目に書かれた作品という印象を強く 受けました。 | ||||
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