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花の下にて春死なむの評価:
6.67/10点 レビュー 3件。 B ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです
平均点6.67pt
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
花の下にて春死なむの感想
第52回日本推理作家協会賞受賞作。安楽椅子探偵物かつ日常の謎物だと思って読み始めましたが、結構重い犯罪も出て来るので、物悲しい雰囲気の終わり方が多かったですね。今さらの初読ですが、本作の事はかなり気に入りました。とにかく文体が素晴らしい。読み始めてから、何がこんなに気持ち良いのか?と思っていましたが、文体が好みだった訳です。で、最後に解説を読んで、「短編独自に要求される純度の高い文体の持ち主」と書いてある事に深く納得。謎と推理の出来栄えも悪く無いですが、バーの雰囲気と世界観を楽しむ作品じゃ無いでしょうか。
香菜里屋シリーズの第一作目。格調高い美しい文章は純文学作品を思い起こさせてくれます。表題作の「花の下にて春死なむ」、「家族写真」「魚の交わり」はかなりの良作です。マスターの工藤さんが完璧超人すぎてあまり好きになれなかったのと、会話シーンが読みづらいのが少し残念でした。食べ物の描写は半端なく上手です。
味わい深い。
謎解きの好みは低いので点数抑えました。この作品の味わいどころは謎解きより、香菜里屋のバーでした。ゆったりとした作品の雰囲気は香菜里屋の店の雰囲気を良く引き立てています。落ち着いていて、文体にふんわりとして、謎は酔わない程度に触れる感じ。料理もとても美味しそうです。店に訪れるお客さん同様に、解決の糸口になるマスターの一言をどこかで期待している自分が常にいました。
第52回日本推理作家協会賞受賞作。安楽椅子探偵物かつ日常の謎物だと思って読み始めましたが、結構重い犯罪も出て来るので、物悲しい雰囲気の終わり方が多かったですね。今さらの初読ですが、本作の事はかなり気に入りました。とにかく文体が素晴らしい。読み始めてから、何がこんなに気持ち良いのか?と思っていましたが、文体が好みだった訳です。で、最後に解説を読んで、「短編独自に要求される純度の高い文体の持ち主」と書いてある事に深く納得。謎と推理の出来栄えも悪く無いですが、バーの雰囲気と世界観を楽しむ作品じゃ無いでしょうか。