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本格推理11 奇跡を蒐める者たち



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初公開日(参考)1997年11月
分類

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本格推理 〈11〉奇跡を蒐める者たち (光文社文庫―文庫の雑誌)

1997年11月01日 本格推理 〈11〉奇跡を蒐める者たち (光文社文庫―文庫の雑誌)

第5回「本格推理」募集の当選作品集。 有賀南「イエス/NO」  佐久島憲司「屈折の殺意」  目羅晶夫「黄金(きん 飛鳥悟「完全無穴の密室」  矢島麟太郎「さわがしい凶器」  小松立人「キャンプでの出来事」  赤井一吾「この世の鬼」  石持浅海「暗い箱の中で」  鈴木康之「怨と偶然の戯れ」  由比俊之介「魔術師の夜」  魚川鉾夫「つなひき」(「BOOK」データベースより)




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本格推理11 奇跡を蒐める者たちの総合評価:7.00/10点レビュー 1件。Cランク


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全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(7pt)

打率ならば大記録

打率は5割といったところ。野球の記録ならば大記録だろうが、アンソロジーでは上のような点数になる。

今回の作品の中では「キャンプでの出来事」と「暗い箱の中で」が良かった。前者はキャンプに同行した友人が遠く離れた人にメッセージを伝えるといった稚気溢れる好編で、真相はアンフェアぎりぎりだが、小説として愉しめたのが大きい。後者は現在現役ミステリ作家である石持浅海氏のアマチュアデビュー作で停止したエレヴェーターの中で起こった殺人を扱ったもの。昨年好評を持って迎えられた『月の扉』のように閉鎖された極小空間で限定された人物で織り成される設定でこの頃から現在の萌芽が垣間見れるのが興味深い。主人公が一介のサラリーマンに過ぎないのも、今の作者の姿勢がそのまま現れている。

その他笑い話のような「イエス/NO」、クリスティの『オリエント急行の殺人』を髣髴とさせる「黄金の指」、ショートショート並に短いながらも強い印象を残す「この世の鬼」などがよかった。

最後の3編はガチガチの本格過ぎてパズル以外何物でもないという印象が強い。とくに最後の「つなひき」はあまりにも高等すぎ、また作中作も冗長で途中でどうでも良くなってしまった。

前巻が良かっただけに今回の一種退行したような作品群に失望を禁じえない。

Tetchy
WHOKS60S
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