(短編集)

緋の堕胎: ミステリ短篇傑作選



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    ミステリ→

    ↑現実的

    ↓幻想的

    初公開日(参考)2018年10月
    分類

    短編集

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    緋の堕胎: ミステリ短篇傑作選 (ちくま文庫)

    2018年10月10日 緋の堕胎: ミステリ短篇傑作選 (ちくま文庫)

    これは悪夢か現実か。独自の美意識に貫かれた淫靡かつ幻想的な世界を築いた異色の作家。常人の倫理を遥かに超えていく劇薬のような短篇9作。(「BOOK」データベースより)




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    ※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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    No.7:
    (3pt)

    お腹いっぱい

    戸川昌子は長編を5冊ほど読んだが、やはり圧倒的に『大いなる幻影』が素晴らしい。あとはまあそれほどでも…というのが正直な感想だけれど、余人をもって代えがたい凄みのある作家だとは思う。

    この短編集もそんな感じである。官能ミステリといえば聞こえはいいが、要するにハードな下ネタのオンパレードだ。そういう意味では凄みしかない。恐れ入りました、もう帰っていいですか? という感じだ。

    ○○(一応伏字にしておきます)を搾り取ってチーズやヨーグルトに混ぜるとうまい、というような発想には紙一重なものを感じてしまうが、戸川昌子というキャラクターをテレビなどを通して知っていれば、ギリ許容範囲だろうか。

    とはいえ、もうお腹いっぱいだ。げっぷが出るほど味わった。この人の場合、早々に作家活動を辞めて、シャンソン歌手やタレントとして活躍したのは、結果的に正解だったろう。自分で引き際がわかっていたのだと思う。
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    4480435492
    No.6:
    (5pt)

    日本文学史に残る鬼才

    粒よりの短篇集。人間の性を正面から扱い、奇想とも言える発想と想像力で構築された物語は、芸術的な宇宙を形成している。女性の性と子宮を中心とした女性しか描けぬ官能の機微は、おそらく古今類を見ない。驚くべき日本文学史における精華だ。
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    4480435492
    No.5:
    (2pt)

    駄作!!

    著者の個性がすっかり出ていた。個人的にはこのような内容の本は超苦手!!
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    4480435492
    No.4:
    (5pt)

    血生臭いエログロ幻想譚

    竹書房文庫の「くらげ色の蜜月」を先に読んだが、日下氏の戸川昌子短編集は、こちらが先だ。散逸しやすい短編をまとめて復刻してくれるのは、大変ありがたい。

    本書も傑作ぞろいだった。性愛絡みのねっちりした幻想譚を堪能した。
    ストーリーを語るとネタバレするので、ごく簡単に触れる。
    表題作は、堕胎専門医の陰惨な活動を背景に事件が起こる。
    『嗤う衝立』四肢欠損者のセックスを扱った問題作だ。
    『黄色い吸血鬼』ぼくは施設に収容されている。生活が保障される代わりに、吸血鬼の求めに応じて血を吸い取られる。売血が金になった時代だ。たしかモデルになった事件があったような。
    『降霊のとき』は降霊術がテーマだ。『誘惑者』も吸血鬼ものだが、プロットが凝っている。
    『塩の羊』はフレンチグルメ猟奇譚だ。美味くても食べたくない。

    『人魚姦図』人魚エロスに憑かれた男の話だ。人魚は大切な所が魚なのに、なぜかエロい。少し気持ちがわかる。『蜘蛛の巣の中で』植物状態の妻を妊娠させるのは、罪なのか。
    『ブラックハネムーン』新婚初夜の夫婦を悲劇が襲う。「蜘蛛の巣」と「ブラック」は証言者が信用できず、どこまでが真実かわからない。不快な味わいが、気持ちいい。

    解説にあるように、作家としての根幹が山田風太郎に似ている。山風ファンは必読だ。
    緋の堕胎: ミステリ短篇傑作選 (ちくま文庫)Amazon書評・レビュー:緋の堕胎: ミステリ短篇傑作選 (ちくま文庫)より
    4480435492
    No.3:
    (5pt)

    戸川昌子ルネサンス

    いずれの作品もきっちりまとまり無駄がありません。
    戸川昌子がこんなに面白かったとは!
    他社からも短編集の刊行があるそうなので楽しみです。
    東京創元社あたりで文庫版全集を企画してくれないかな。
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