猟人日記
※タグの編集はログイン後行えます
【この小説が収録されている参考書籍】 |
■報告関係 ※気になる点がありましたらお知らせください。 |
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点0.00pt |
猟人日記の総合評価:
■スポンサードリンク
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
現在レビューがありません
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「大いなる幻影」と「猟人日経」の2作品を収録。 「大いなる幻影」は、女性しか住めないアパートで起こる事件。女だけの舞台というだけでもドロドロしそうなのに、新興宗教のオカルト性も加わりさらに面白く(怖く)なる。真相が明らかになると、緻密な犯罪計画に舌を巻く。 「猟人日記」は、妻とはセックスできなくなった男が別居をし、女性を餌食にしていく物語。餌食にした女性が次々と殺害され、容疑者としてその男は逮捕され、死刑判決まで受ける。しかし犯人は男ではない。犯人は途中で予想できるのだが、事件の背景が暗くて怖い。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
この作品は第50回(1963年/昭和38年下半期)直木賞候補にノミネートされている。しかし受賞したのは安藤鶴夫の「巷談本牧亭」と和田芳恵の「塵の中」の2作で戸川は逃した。ほとんど問題にされなかったようだが、そのときの選考委員だった松本清張は丁寧な評言を載せている「文章的には最初の部分がいい。但し、犯人を隠しすぎたために、人物の性格が全然出てこない。」「意外性もなければいけないし、性格もはっきりと持たせなければならないところに普通の小説と違う推理小説の困難さがある。しかし、これを両立させるのが推理作家の宿命である。」と。これは松本から戸川への励ましである、松本は戸川の才能を買っていたのだ。 この作品は当時ベストセラーとなって話題になり、翌年には日活で映画化されている(戸川はそれにも出演)。戸川はその後流行作家としてだけでなく、タレント・コメンテーターとしてテレビに出続けていたので戸川自身は有名人だったが、2016年に85歳で亡くなった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「大いなる幻影」を読みました。1962年の第八回 江戸川乱歩賞の受賞作で、佐賀潜の「華やかな死体」と同時受賞。この回は、候補作が凄くて、中井英夫の「虚無への供物」や天藤真の「陽気な容疑者たち」、谷達郎の「道楽のすすめ」、内田正「山の唄」です。日本推理作家協会のホームページに、第八回 乱歩賞の、江戸川乱歩の選評が載っているのが、時代を感じます。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
こんなにつまらない本を読んだのは久しぶりだった。早速売りに出します。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
映画版をみてから原作を読んだのですが 意外に文学的香気漂う読みやすい作品でした 映画では俳優の容姿や片言が胡散臭く 「美しい妻」も凄みがありすぎましたが 原作では男は元コーラス部長の秀才 (だから「流浪の民」をバスで朗々と歌える ふつう「埴生の宿」とか「カチューシャ」でしょう) 日常生活はほぼ英語で日本語はたまにしか使わない人で 彫の深さは、中谷昇さん鹿賀武史さん(テレビ化のとき)レベルではなく 岡田真澄仲代達也草刈正雄阿部寛さんくらいじゃないと。 十朱幸代さんが演じた弁護士助手は原作では男性で 元カノが男の獲物の一人で現在はシングルマザーになっているので 複雑な気持ちになったりしていました 小説版では男は悩み深く心優しさもあり悪い奴という感じはなく むしろ、かわいそう不運薄幸 ボッコボッコに潰されて そういうところはさすがに戸川先生ですね 「大いなる幻影」はどこにもないジュエリーのような傑作でしたが 「猟人日記」もけっこうその下に並ぶ佳作だと思いました | ||||
| ||||
|
その他、Amazon書評・レビューが 10件あります。
Amazon書評・レビューを見る
■スポンサードリンク
|
|