火の接吻



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    初公開日(参考)1984年09月
    分類

    長編小説

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    火の接吻 (講談社ノベルス トA- 3 綾辻・有栖川復刊セレクション)

    2007年09月01日 火の接吻 (講談社ノベルス トA- 3 綾辻・有栖川復刊セレクション)

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    No.3:
    (4pt)

    雰囲気を楽しむ小説

    サスペンスフルなところもあるのだが、ダレ場もあるし、
    文章も巧いところもあれば、拙いところもある。
    『大いなる幻影』の圧倒的な面白さに比べれば、
    「そんなに何カ国語にも訳されるような作品かなあ」
    と思わないでもない。

    『大いなる幻影』のセルフパロディや、
    江戸川乱歩へのオマージュ的な表現も出てくるが、
    おしなべて雰囲気を楽しむ小説という気がする。
    火の接吻 (扶桑社文庫 S 3-1)Amazon書評・レビュー:火の接吻 (扶桑社文庫 S 3-1)より
    4594030270
    No.2:
    (5pt)

    著者の珍しくもまっとうなミステリ作品

    本作の初刊がノベルスだったということに、まず驚きたい。
    今では書き下ろしのノベルスミステリというと、かなりレベルが低いというのが一般的な認識である。
    しかし、ノベルスの初期には、さまざまな傑作がノベルス書き下ろしで刊行されていた。
    本作を始め、島田「斜め屋敷〜」、皆川「聖女の島」、竹本「狂い壁〜」などなど、講談社ノベルスだけでもいくつも挙げられる。
    これにカッパ、カドカワ等を加えたら、かなり多くの傑作がノベルスで刊行されている。

    さて、戸川ミステリというと、「透明女」や「夢魔」のような妙な方向性のものを連想してしまうが、本作はまっとうなミステリである。
    著者のまっとうなミステリというと、かろうじて映画化もされた「猟人日記」や処女作「大いなる幻影」程度しか思い出せないのだが、本作はもっとミステリ度の強い作品である。

    ノベルス初刊なので、長編といってもそんなに長くはない。
    また、著者の作品では比較的平易な文章で、読みやすい。
    ストーリーもリーダビリティーが高いという、まさに傑作の条件を備えている。
    そして何よりも、ミステリとして大事な意外性である。

    間違いなく傑作である。
    外国語に翻訳されたのもおかしくはない。
    ただ、外国人に本作の心理的なディテールがどれだけ理解してもらえるだろうか、というのがちょっと心配である。
    火の接吻 (扶桑社文庫 S 3-1)Amazon書評・レビュー:火の接吻 (扶桑社文庫 S 3-1)より
    4594030270
    No.1:
    (5pt)

    事実は小説よりも奇なり

    その人はのらりくらりとした面持ちで、渋谷にある自分のお店「青い部屋」にいます。
    自分で妖怪を名乗るその人の背中を見る度に、
    僕はいつも「ム−ミン」を連想するのですが、皆さんはどう思いますか。

    戸川昌子著、「火の接吻」は1984年書き下ろしで発表されました。
    舞台は1984年の東京。
    26年前に起きた洋画家(保険会社社長の息子)宅の火災事故現場にいた
    三人の幼稚園児は連続放火事件をきっかけに再会。
    それぞれが奇妙な関係を持ちながら、それぞれの結末へ向かって燃え尽きていく、
    登場人物の曖昧な記憶が混じり合ってカオスとなり、事実は書き換えられ、人々は翻弄されます。

    もう1つ。男女の恋愛の「火」があり、
    「鉄は熱いうちに打て」なる諺もありますが、
    登場人物が目指した恋愛ドラマもバライティーに富んでいて、
    どういう結末に落ち着くのか。非常に、ハラハラします。

    事実は小説よりも奇なり。
    本当にこの人は小説を書いていたのでしょうか?と……。
    火の接吻 (講談社ノベルス トA- 3 綾辻・有栖川復刊セレクション)Amazon書評・レビュー:火の接吻 (講談社ノベルス トA- 3 綾辻・有栖川復刊セレクション)より
    4061825496



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