(短編集)
落日の門
- 歴史小説 (99)
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落日の門の総合評価:
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全1件 1~1 1/1ページ
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花葬の流れを汲む一作。なぜこれが文庫化されていないのか理解に苦しむ。 | ||||
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落日の門シリーズを持っていなかったので、とてもラッキー❗と即買いました 絶対読むべきです❗連城ワールドの美しい世界へ浸り込むことができます | ||||
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収録作品 「ゴースト・トレイン」 「化鳥」 「水色の鳥」 「輪島心中」 「落日の門」 落日の門 残菊 夕かげろう 家路 火の密通 「それぞれの女が……」 「他人たち」 「夢の余白」 「騒がしいラヴソング」 「火恋」 「無人駅」 「小さな異邦人」 700ページを超えるヴォリュームに圧倒されると共に編者の連城三紀彦作品に寄せる熱烈な愛情を感じる。上下巻を通して「変調二人羽織」や「戻り川心中」など有名作を敢えて割愛したり、二・二六事件に材を取った連作「落日の門」を全話収録するなど破格と言ってよい編集ぶりにも、それは如実に表れている。 上下巻ともに未読の作品がかなり含まれているが、編者解説でも指摘されているように本書所収の子供や若者の心情を巧みに描いた短編には初期の連城作品には見られなかった魅力があり改めて瞠目させられた。 しばしば強引なまでの力業を感じさせ、予想外の展開を見せるプロットに、綿々たる抒情をしのばせた美しい文章、それが一体となって生まれる唯一無比の世界には陶然とさせられる。編者もまた、その虜となった一人なのだろう。 | ||||
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「2.16事件」を男女と家族のドラマという観点から切り出した連作短編集です。 基本は人間ドラマですが、そこは連城三紀彦だけあって、推理小説的な技巧が凝らされた連作短編集です。 表題作で冒頭に配されている『落日の門』は本シリーズの根底を成す人間関係の紹介編ともいえる作品です。 予備知識なし読むと、これが「2.16」の話ということは最後になるまで断定できませんでした(歴史的事実だとすると、知っている人にはすぐ分かるのでしょうが)。 革命を実行しようとする青年将校の一人・村橋と、対象であるひとりの大臣・桂木の娘・綾子とが恋仲であった、というのがそれで、その将校の親友である安田が村橋を制裁するまでの人間ドラマと、軍人としての自分と親友としての自分の間で揺れ動くが故に嘘と駆け引きをすることが推理小説的逆転を引き起こします。 後の作品はこの登場人物たちを元に、作中作から女のプライドに到るまで、様々な角度から人間関係を描きだします。 決してマクロな「2.26事件」の全貌に及ぶことはなく、あくまでも描かれるのはごく小数の人間のミクロなドラマです。歴史的事件を扱ってはいますが、出来上がったのはやはり連城作品としての色でまとまっていますので、連城ファンは安心して読め、かつ楽しめるでしょう。 | ||||
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