(短編集)

落日の門



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初公開日(参考)1993年04月
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落日の門 (連城三紀彦傑作集2) (創元推理文庫)

2018年12月12日 落日の門 (連城三紀彦傑作集2) (創元推理文庫)

大胆な仕掛けと巧みに巡らされた伏線、叙情あふれる筆致を融合させて、ふたつとない作家性を確立した名匠・連城三紀彦。直木賞受賞後、著者の小説的技巧と人間を見つめる眼差しはより深みが加わり、ミステリと恋愛小説に新生面を切り開く。第二巻は、著者の到達点と呼ぶべき幻の連作『落日の門』全編を中心に、円熟を極めた後期の功績(レイト・ワークス)を辿る名品十六編を収める。時代を越えて今なお多くの読者を惹き付けて已まない著者の華やかな軌跡を眺望する傑作集。(「BOOK」データベースより)




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落日の門の総合評価:9.25/10点レビュー 4件。Bランク


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全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(9pt)

落日の門の感想

花葬の流れを汲む一作。なぜこれが文庫化されていないのか理解に苦しむ。

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LUKDN1O7
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.3:
(5pt)

今こそ買うべき

落日の門シリーズを持っていなかったので、とてもラッキー❗と即買いました
絶対読むべきです❗連城ワールドの美しい世界へ浸り込むことができます
落日の門 (連城三紀彦傑作集2) (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:落日の門 (連城三紀彦傑作集2) (創元推理文庫)より
4488498124
No.2:
(5pt)

連城作品に寄せる熱い愛情を感じる編集

収録作品
「ゴースト・トレイン」
「化鳥」
「水色の鳥」
「輪島心中」
「落日の門」
 落日の門
 残菊
 夕かげろう
 家路
 火の密通
「それぞれの女が……」
「他人たち」
「夢の余白」
「騒がしいラヴソング」
「火恋」
「無人駅」
「小さな異邦人」

700ページを超えるヴォリュームに圧倒されると共に編者の連城三紀彦作品に寄せる熱烈な愛情を感じる。上下巻を通して「変調二人羽織」や「戻り川心中」など有名作を敢えて割愛したり、二・二六事件に材を取った連作「落日の門」を全話収録するなど破格と言ってよい編集ぶりにも、それは如実に表れている。
上下巻ともに未読の作品がかなり含まれているが、編者解説でも指摘されているように本書所収の子供や若者の心情を巧みに描いた短編には初期の連城作品には見られなかった魅力があり改めて瞠目させられた。
しばしば強引なまでの力業を感じさせ、予想外の展開を見せるプロットに、綿々たる抒情をしのばせた美しい文章、それが一体となって生まれる唯一無比の世界には陶然とさせられる。編者もまた、その虜となった一人なのだろう。
落日の門 (連城三紀彦傑作集2) (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:落日の門 (連城三紀彦傑作集2) (創元推理文庫)より
4488498124
No.1:
(4pt)

男と女のドラマとして見た「2.26事件」

「2.16事件」を男女と家族のドラマという観点から切り出した連作短編集です。
基本は人間ドラマですが、そこは連城三紀彦だけあって、推理小説的な技巧が凝らされた連作短編集です。
表題作で冒頭に配されている『落日の門』は本シリーズの根底を成す人間関係の紹介編ともいえる作品です。
予備知識なし読むと、これが「2.16」の話ということは最後になるまで断定できませんでした(歴史的事実だとすると、知っている人にはすぐ分かるのでしょうが)。
革命を実行しようとする青年将校の一人・村橋と、対象であるひとりの大臣・桂木の娘・綾子とが恋仲であった、というのがそれで、その将校の親友である安田が村橋を制裁するまでの人間ドラマと、軍人としての自分と親友としての自分の間で揺れ動くが故に嘘と駆け引きをすることが推理小説的逆転を引き起こします。
後の作品はこの登場人物たちを元に、作中作から女のプライドに到るまで、様々な角度から人間関係を描きだします。
決してマクロな「2.26事件」の全貌に及ぶことはなく、あくまでも描かれるのはごく小数の人間のミクロなドラマです。歴史的事件を扱ってはいますが、出来上がったのはやはり連城作品としての色でまとまっていますので、連城ファンは安心して読め、かつ楽しめるでしょう。
落日の門Amazon書評・レビュー:落日の門より
4103475056



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