恋文
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点7.75pt |
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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タイトル通り恋愛小説です。連城三紀彦作品は初めて読みましたが、ミステリー作家が書いているため、ところどころミステリー要素がありました。 | ||||
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表題作は直木賞受賞作。繊細な筆致と構図反転に唸らされる。「恋文」と「十三年目の子守唄」が私的ベストです。 | ||||
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購読しましたがお安い値段で変えた。 | ||||
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売りの写真には「直木賞受賞」の帯がありましたが、届いた品には帯がかかっていませんでした。帯も含めて買ったつもりだったので、騙された気分です。 | ||||
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中古-可だったからカバー無かったけど。。。 恋文、ピエロ、私の叔父さんなど名作短編集。 男視点なので、女性が読むと「はっ!?」となるかも。 でもそれが、連城イズム。 恋文はドラマにもなってます。 脚本集・ドラマも是非。 | ||||
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読後にしみじみとした余韻をもたらす5編の短編集。 いずれの作品も、登場人物の秘められた想いに焦点が合わされている。 「恋文」 文学性の高い作品で、50ページ足らずの中にいくつもの名場面がある。 主要な登場人物は、響子、将一、江津子の三人。この三人の感情が交錯し、時に爆発して、微妙な恋愛模様を織りなしていく。三人とも心中に隠し持ったものがあり、それが最後に明らかとなる。作中に「恋文」がいくつか出てくるが、響子から将一への恋文が出色。 ラストで響子の問いかけに対して、将一が首を振る場面があるが、将一は首を横に振ったのであろうか、それとも縦に振ったのであろうか。 「紅き唇」 主人公の和広とその義理の母のタヅを巡る物語。 タヅの語る昔話が印象的であり、口紅が重要なアイテムとなっている。最後まで読むと、タヅの秘めた想いが判明する。パチンコの景品として口紅を選んだことに、重要な意味があることがわかる。 「十三年目の子守歌」 オチの意外性は、本短編集中でも一番。 突然、実家に舞い込んできた年下の義理の父親への反感が切々と綴られていくが……。 主人公の知らない秘め事があり、それが判明した時、「ああ、そういうことだったのか」と思わずのけぞってしまった。「父さんと呼べ」という言葉にそんな意味があったとは。 父親への想いが、この作品の底流にある。 「ピエロ」 「いいよ、俺なら」が口癖で、決して怒らない夫の計作に一抹の寂しさを感じ、浮気をしようとする美木子。美木子の視点で語られるこの話は二転三転し、二段構えのどんでん返しが用意されている。 飄々として、常にピエロのような道化役を演じている計作の人物造形がすばらしい。計作の道化に隠された真意はどこにあったのだろうか。 「私の叔父さん」 四十五才の構治、19年前に20才で亡くなった姪の夕希子、その娘の18歳の夕美子が主要な登場人物。夕希子が亡くなる前に撮られた五枚の写真が重要なアイテムとなり、夕希子の秘められた想いが明かされる。夕美子が突然予想外のことを言いだし、ひと騒動起こる。それに対して、構治が取った態度も意外であり、ひとつの想いが結実する。 | ||||
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ミステリ作家としても著名な連城三紀彦の手による恋愛小説集。 収録作品は、映画やテレビ、演劇で作品として取り上げられており、ドラマとして優れている。どの物語も謎をはらんだ展開をするのは著者ならではだろう。 余命いくばくもない昔の恋人のため、妻子を捨てた男、そしてその恋人と妻の交友を描いた、直木賞受賞のタイトル作はもちろん素晴らしいのだが、老女の儚い想いを謳った「紅き唇」は地味ながら泣かせ技が光っている。 登場人物が30代から40代のためか、自身が20代の頃は読んで彼らの心境を理解でなかったが、数十年たった今は痛いほど良くわかる。読者の年代によって様々な見方ができる、再読に耐えうる名作品集と思う。 文章の昭和な感じも今となっては良い味に感じる。 | ||||
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