(短編集)

恋文



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恋文 (新潮文庫)
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初公開日(参考)1987年08月
分類

短編集

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恋文 (新潮文庫)

1987年08月01日 恋文 (新潮文庫)

マニキュアで窓ガラスに描いた花吹雪を残し、夜明けに下駄音を響かせアイツは部屋を出ていった。結婚10年目にして夫に家出された歳上でしっかり者の妻の戸惑い。しかしそれを機会に、彼女には初めて心を許せる女友達が出来たが…。表題作をはじめ、都会に暮す男女の人生の機微を様々な風景のなかに描く『紅き唇』『十三年目の子守歌』『ピエロ』『私の叔父さん』の5編。直木賞受賞。 (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.75pt

恋文の総合評価:8.69/10点レビュー 45件。Aランク


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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全4件 1~4 1/1ページ
No.4:
(7pt)

流石ですね


 立場、年齢、性格を乗り越えた恋、時に不条理不整合な男女の恋愛の機微というものを描き切っています。 特に「紅き唇」が良かったなぁ、相手とひたすら近くに居たい想いと遠くに居ても幸せを願う気持ちの微妙な境目に心打たれた。 ★は7つ。

りーり
9EDFH0HC
No.3:
(6pt)

癖が強い!

タイトル通り恋愛小説です。連城三紀彦作品は初めて読みましたが、ミステリー作家が書いているため、ところどころミステリー要素がありました。

短編集として5作品ありますが、どれも普通の恋愛のストーリーではありません。登場人物も舞台背景も癖のあるちょっと変わった作品という印象です。登場人物が何を考えているかわからないというところに謎があり、最後には少しずつ謎が解き明かされる?(謎が残ることもある)という構成が特徴的です。
全ての話に共通するのは「家族」をテーマにしているということ。家族のあり方について考えさせられ、かなり印象的な作品でした。

陰気な私は地球を回さない
L1K3MG03
No.2:
(8pt)

恋文の感想

表題作は直木賞受賞作。繊細な筆致と構図反転に唸らされる。「恋文」と「十三年目の子守唄」が私的ベストです。

水生
89I2I7TQ
No.1:
(10pt)

恋文の感想

!

hiloaki
QC6TR8ZY
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No.41:
(4pt)

オススメ

購読しましたがお安い値段で変えた。
恋文 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:恋文 (新潮文庫)より
4101405042
No.40:
(2pt)

古い本にしては程度は良い

売りの写真には「直木賞受賞」の帯がありましたが、届いた品には帯がかかっていませんでした。帯も含めて買ったつもりだったので、騙された気分です。
恋文 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:恋文 (新潮文庫)より
4101405042
No.39:
(5pt)

名作

中古-可だったからカバー無かったけど。。。
恋文、ピエロ、私の叔父さんなど名作短編集。
男視点なので、女性が読むと「はっ!?」となるかも。
でもそれが、連城イズム。

恋文はドラマにもなってます。
脚本集・ドラマも是非。
恋文 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:恋文 (新潮文庫)より
4101405042
No.38:
(5pt)

登場人物の秘められた想い

読後にしみじみとした余韻をもたらす5編の短編集。
いずれの作品も、登場人物の秘められた想いに焦点が合わされている。

「恋文」
文学性の高い作品で、50ページ足らずの中にいくつもの名場面がある。
主要な登場人物は、響子、将一、江津子の三人。この三人の感情が交錯し、時に爆発して、微妙な恋愛模様を織りなしていく。三人とも心中に隠し持ったものがあり、それが最後に明らかとなる。作中に「恋文」がいくつか出てくるが、響子から将一への恋文が出色。
ラストで響子の問いかけに対して、将一が首を振る場面があるが、将一は首を横に振ったのであろうか、それとも縦に振ったのであろうか。

「紅き唇」
主人公の和広とその義理の母のタヅを巡る物語。
タヅの語る昔話が印象的であり、口紅が重要なアイテムとなっている。最後まで読むと、タヅの秘めた想いが判明する。パチンコの景品として口紅を選んだことに、重要な意味があることがわかる。

「十三年目の子守歌」
オチの意外性は、本短編集中でも一番。
突然、実家に舞い込んできた年下の義理の父親への反感が切々と綴られていくが……。
主人公の知らない秘め事があり、それが判明した時、「ああ、そういうことだったのか」と思わずのけぞってしまった。「父さんと呼べ」という言葉にそんな意味があったとは。
父親への想いが、この作品の底流にある。

「ピエロ」
「いいよ、俺なら」が口癖で、決して怒らない夫の計作に一抹の寂しさを感じ、浮気をしようとする美木子。美木子の視点で語られるこの話は二転三転し、二段構えのどんでん返しが用意されている。
飄々として、常にピエロのような道化役を演じている計作の人物造形がすばらしい。計作の道化に隠された真意はどこにあったのだろうか。

「私の叔父さん」
四十五才の構治、19年前に20才で亡くなった姪の夕希子、その娘の18歳の夕美子が主要な登場人物。夕希子が亡くなる前に撮られた五枚の写真が重要なアイテムとなり、夕希子の秘められた想いが明かされる。夕美子が突然予想外のことを言いだし、ひと騒動起こる。それに対して、構治が取った態度も意外であり、ひとつの想いが結実する。
恋文 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:恋文 (新潮文庫)より
4101405042
No.37:
(5pt)

再読に耐えうる名作品集

ミステリ作家としても著名な連城三紀彦の手による恋愛小説集。

収録作品は、映画やテレビ、演劇で作品として取り上げられており、ドラマとして優れている。どの物語も謎をはらんだ展開をするのは著者ならではだろう。

余命いくばくもない昔の恋人のため、妻子を捨てた男、そしてその恋人と妻の交友を描いた、直木賞受賞のタイトル作はもちろん素晴らしいのだが、老女の儚い想いを謳った「紅き唇」は地味ながら泣かせ技が光っている。

登場人物が30代から40代のためか、自身が20代の頃は読んで彼らの心境を理解でなかったが、数十年たった今は痛いほど良くわかる。読者の年代によって様々な見方ができる、再読に耐えうる名作品集と思う。

文章の昭和な感じも今となっては良い味に感じる。
恋文 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:恋文 (新潮文庫)より
4101405042



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