処刑までの十章
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あまりにも本格的な推理小説でした。最後まで真相が分からないようにすればするほど技巧に走り、作品世界は不自然になります。直行・純子・小瀬といった登場人物の発言や行動が現実離れしすぎて楽しんで読むことができませんでした。恋愛サスペンスとしても中途半端です。 | ||||
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失踪した兄の行方を弟と義姉が捜索する話ですが、謎の時刻表記、切断された遺体、男女の愛憎が絡み最後の最後まで犯人がわからない。 流麗な文章と巧みな構成に、ほぼ一気読みしました。 ただし、満足度はせいぜい星三つ。 ストーリーの大半は、失踪した兄の弟と義姉の行動および会話で進みますが、弟や義姉の思い込みでかなり話を展開した後に、やはり思い違いだったと仮説を覆す繰り返しが多く、途中から単なるページ数稼ぎに思え気持ちよく読めなかった。 最後の種明かしもこじつけ感が否めず、消化不良のまま読了し、586ページを完読した達成感や満足感は得られず。 ミステリーなので、読者を欺くために登場人物に勘違いをさせるミスリードは望むところだが、ミスリードで展開する割合が多すぎて、種明かしを読んでも「やられた!」とはならずに、「こんな無理矢理な種明かし、誰にも想像できないし」と、裏切られた感じを覚えた。 連城三紀彦氏の短編が良かったので、初めて長編を読みましたが、結末までの十章がムダに長すぎたぶん、期待を超えるものではなかった。 ただ、文章力は流石です。これぞ、小説! | ||||
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好きな作家であり、新作はもう望めないため購入済みだったのだが温存してました。しかし、最近読んだ数冊がイマイチ(若い作家で○○で1位みたいな)だった為、ここは一つと言うことで。安定感あり。しかし、結末に向かう事に焦り?と言うか、無理矢理の感があり少々ツラくなった。ホントはあと数十ページ必要だったような気がする。 | ||||
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連城三紀彦さんの作品は風景描写がとても美しく、絵画的なところが好きです。 | ||||
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20年ほど前にはまっていた作家さんだ。先日、本屋の店頭で平済みになっている本作をみて久々に手に取ってみた。 美しい言葉、妖しい言葉、艶やかな言葉、含みのある言葉を巧みに用いて、男と女の関係、殺す者と殺される者の関係、互いの信頼関係を二転三転して読者を振り回すテクニックは流石である。長編であるにも関わらず、犯人を求めて最後まで引き込まれた。 多彩な言葉を操り、読者の心を惑わすような作風は変わらない。この稀有な才能をもつ作家の新作を手にする機会がなくなったことは残念でならない。 | ||||
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