(短編集)

たそがれ色の微笑



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    初公開日(参考)1989年05月
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    短編集

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    たそがれ色の微笑 (新潮文庫)

    1992年03月31日 たそがれ色の微笑 (新潮文庫)

    15年前、わずか一年で結婚生活に失敗して以来、ずっと独り身を続けてきた47歳の女性弁護士撩子。大学時代の友人に連れられていったホスト・クラブの化粧室で、撩子は、突然、唇を奪われた。相手は爽やかな笑顔の青年宮島ヒデジ。彼女は、ヒデの境遇を聞くうちに麻疹にかかったように、彼に一目惚れをしていた…。表題作を初め、大人の愛のかたちを描く5編を収める短編集。 (「BOOK」データベースより)




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    No.3:
    (4pt)

    「ラジオ図書館」で放送されたラジオドラマの原作

    以前、1990年代にTBSラジオの「ラジオ図書館」で放送されたラジオドラマのある放送回の内容を覚えていて原作がどれか知りたかった。
    主人公(男子高校生)がクラスメートの女子に「教師から付きまとわれている」と言われて頼まれて付き合っているふりをしていたら事実は逆で女子のほうが先生のほうを好きだったって話。
    文化祭で女の子が自分のカメラで主人公と先生を写真に一緒に撮って、先生が女の子と主人公を一緒に撮って女の子が現像した写真のうち主人公のところを切り捨てて残りの女の子と先生の写真をつなげて一枚の写真のようにして部屋に飾っていたという部分がインパクトがあった。
    先日、これまでのラジオ図書館のドラマ放送日・タイトルが掲載されいてるホームページを見つけなんとなく「落葉遊び」ではないかと思ってそれが掲載されているこの本を購入したらまさに当たっていた。
    たそがれ色の微笑 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:たそがれ色の微笑 (新潮文庫)より
    4101405085
    No.2:
    (4pt)

    「風の矢」は童話のような作品だが、最後に反転。

    本短編集では、ストーリー性に優れた「白蘭」と「風の矢」がお勧め。

    「落葉遊び」
    高校三年の男子生徒竹内、同じクラスの野川康子、担任教師小林の奇妙な三角関係。竹内は小林から、学業に支障をきたすから康子のことを忘れろと説教される。康子からは、小林が自分のことを好きだから仲を裂こうとしているので、ふたりでからかおうと言われ、仲の良いところを見せつけるが……。
    小林の真意、康子の真意、どちらも反転する。女子高生らしい言動のアンバランス。

    「たそがれ色の微笑」
    過去に離婚歴がある47歳独身の弁護士志津江。友人に誘われて、ホスト・クラブに入り、宮島ヒデと知り合い、のめりこんでいく。宮島にはキャバレーで働く女と付き合っていることや、ギャンブル好きなことがわかるが……。宮島の真意が最後に明らかになる。

    「白蘭」
    奇妙な縁で知り合った漫才師の藩一と県太の物語。真面目で堅物の藩一に対して、天才肌で破天荒な言動で次々と問題を引き起こす県太。藩一の女に県太が手を出したことや、藩一が県太に惚れていることなど、身の回りに起こった出来事を何でもネタにして、人気を博していく。ある日、藩一は県太と間違われて襲われ、脚を切断する。そのことまでも漫才のネタにして笑いにしようとする県太。その県太が腸捻転で倒れた死に際に、酒に酔って現れた藩一が意外な告白をする。

    「水色の鳥」
    両親が離婚すること、近いうちにそれぞれが別の人と結婚することを突然知らされた中学二年の主人公。どちらと一緒に生活するかの選択権を与えられ、それぞれの結婚予定者と会ってみるが……。
    両親の離婚を経験した少年の成長物語。

    「風の矢」
    子狐の視点で書かれ、語り口も童話のような異色の作品。
    狩りに出かけた父さん狐を洞穴の中で待つ子狐。鈴の音に誘われ、父さん狐を探しているうちに血の跡、何かを埋めた跡、父さん狐を突き刺したと思われる矢を見つける。ある日、母さん狐や黒狐を殺した武士に捕まり、飼われるようになるが……。
    最後に、武士が子狐を殺さずに捕まえた理由が明らかになり、作者の十八番の反転が鮮やかに決まる。
    たそがれ色の微笑 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:たそがれ色の微笑 (新潮文庫)より
    4101405085
    No.1:
    (4pt)

    とにかく、うつくしい。

    うつくしい世界観の短編集です。
    ミステリ作品でデビューした著者なのですが、この本はミステリというわけではありません。
    一概に言うことはできませんが、多くは恋愛小説と言えると思います。
    しかしながら、ささやかで上手な謎とどんでん返しは健在なので、ミステリが好きで普段恋愛小説とは縁がない…という方でも楽しめるのではないでしょうか。
    綺麗な日本語と、繊細な人物像が読ませます。
    どろどろしていない不思議な、淡々とした恋愛観が心地よい1冊でした。
    たそがれ色の微笑 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:たそがれ色の微笑 (新潮文庫)より
    4101405085



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