黄昏のベルリン
- ナチス (29)
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このミス1988年の3位だったので読んだ。国際歴史ミステリーとして面白かった。謎が謎を呼ぶストーリー展開はわくわくした。海外の小説のように人物表があるともっとわかりやすかったと思う。 | ||||
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他の方のレビューにもあったが、場面が改行も無く切り替わり少し混乱する。映画の手法を使っているようだが映像では違和感なく筋が追えても小説の場合はそうもいかない。話は大体興味深く読んだが一番重要なポイント(ネタばれを避けたいので詳しくは触れないが)は、やはりちょっと無理がある。前半は緻密な感じがしたが、後半はそのせいで自分には少しB級映画を観てるような感じがした。 | ||||
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壮大なスケールの国際・歴史サスペンス小説。題名は、主な舞台が"ベルリンの壁"崩壊前のベルリンである事と、ワーグナーの「神々の黄昏」に依るものであろうが、登場人物達(の一部)の「人生の黄昏」の意もあるのだろう。冒頭、複数の国を舞台に複数の人物が登場し、それらの人物関係が謎となる点は作者の他の長編と同様。次第に登場人物間の関係が分かるに連れ、ある目的に向かって緊密ながら割とstraightforwardに物語が進行して行くと思いきや......。 登場人物の中で、高木というハーフの日本人が狂言回し的な役割を演じていると思っていたのだが、作者はこの高木に関して"トンデモナイ"事実を用意していたのである。これには驚いた。上述した通り、物語の進行に伴い、登場人物間の関係がジグソーパズルのピースの様に嵌まると考えていたのだが、これこそ"トンデモナイ"、作者によって何重にも騙されていた事に気付く仕掛けになっているのである。作者の代名詞である"騙しのテクニック"をサスペンス小説に織り込んだ構成の妙には感心させられた。 作者が本作のテーマの1つとしている思想の問題が、"ベルリンの壁"崩壊後も活きている(あるいは益々強まっている)点も見逃せない。ミステリ的手腕だけではなく、国際政治・思想に関する先見性を作者が有している事の証左であろう。「暗色コメディ」、「私という名の変奏曲」等とは作風が異なるが、それらと並ぶ長編としての作者の代表作と言って良いのではないか。 | ||||
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改行もなくビッシリと書き込まれた濃密な文体は、 おそらく外国の翻訳小説を意識してのものだろう。 だけれど、ところどころに出てくる文学的な艶っぽさは、 間違いなく日本人作家の味わいだ。 これだけの長丁場を付き合わせるには、 「登場人物たちがいまいち精彩に欠けるかなあ」 という気がしないでもないが、 何よりも壮大な大風呂敷を巧みに広げていく作者の手腕は、 ただごとではないと思う。 力作であることは間違いない。 物語の幕切れにもう少しカタルシスがあれば なお良かった…と、これは個人的な好みの問題だろうか。 十分おもしろかった。 | ||||
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やはり2012年にもなると、ナチ絡みの陰謀ネタはやや古臭い 登場人物も多く、改行などで視点変更してくれないので、いつの間にか別の人間が主格になっていたりと 非常に紛らわしく読んでいてやや疲れてしまった 話も二転三転といえば聞こえはいいが、どうにもごちゃごちゃしすぎていて自分の脳では 把握しにくく、読み終えてもあまりスッキリという感想はなかった いいおっさんがひたすら女の尻に惹かれ続けるというストーリーもどうにも情けない 総じて大人の読み物といった作品だろう トリックとかそういったミステリ的なものを期待して買うと痛い目を見るかもしれない | ||||
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