(短編集)

人喰いの時代



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初公開日(参考)1988年02月
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短編集

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人喰いの時代 (ハルキ文庫)

1999年02月01日 人喰いの時代 (ハルキ文庫)

東京からカラフトへ向かう「紅緑丸」の船上で発見された変死体(「人喰い船」)、山中を走るバスから消えた五人の乗客の謎(「人喰いバス」)、谷底から消えた墜落死体(「人喰い谷」)、密室から消えた凶器の謎(「人喰い倉」)―。昭和初期を舞台に、放浪する若者二人―呪師霊太郎と椹秀助が遭遇した六つの不可思議な殺人事件を描く、奇才による本格推理の傑作。 (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.67pt

人喰いの時代の総合評価:6.70/10点レビュー 10件。Bランク


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全3件 1~3 1/1ページ
No.3:
(7pt)

人喰いの時代の感想

昭和初期の小樽を舞台に、探偵コンビが活躍する短編集です。と思って読んでいたんですが、最終章で一気に印象が変わりました。帯で随分煽っているので、何か有るんだろうとは思いましたが、この展開は想像外でしたね。ラストは好き嫌いで言えば、あまり好きな方向では無い。各短編共それなりに良かったので、素直にそのままの方が面白かった気がしますけど、作者も初ミステリで気合入ってたんでしょうな。いずれにしても、全編を通して時代の暗い雰囲気に圧倒されました。

なおひろ
R1UV05YV
No.2:
(8pt)

人喰いの時代の感想

山田正紀作品初読了。最終章の仕掛けは感動的。それ以前の連作の中では、時代背景と動機が特に結びついている様に感じられた『人喰い谷』がベスト作品。『人喰い倉』は最終章の前と後ではイメージが変わってくるのが印象的だった。

水生
89I2I7TQ
No.1:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

人喰いの時代の感想

最近書店での露出が多く、また文庫帯の大袈裟な煽り文句に乗せられ購入しました。
決してアッと驚く結末では無かったけれども、時代背景や連作ひとつひとつの話は魅力的で引き込まれました。
読了して残るのはトリック云々ではなく、時代に抗い生きる人々の姿と、現代と過去の対比で浮彫になる苦悩とそこからの決別。
世界観含めミステリとしても正統派で良い読後感に包まれました。
個人的なお気に入りに。

コタロウ
8YIL7DEH
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未読の方はご注意ください

No.7:
(3pt)

★★★☆☆

★★★☆☆
人喰いの時代 (放浪探偵・呪師霊太郎)Amazon書評・レビュー:人喰いの時代 (放浪探偵・呪師霊太郎)より
4191236121
No.6:
(3pt)

誤植や脱字、出版社は増刷の際に直さないのでしょうか

1999年一刷発行。私が読んだのは2014年七刷。けっこう売れているんだ!
それは大いにけっこうなんですが、本編でも解説でも誤植や脱字がそこかしこにあります。出版社は増刷の際に直さないのでしょうか。著者、解説者にメールで確認取るだけだと思うのですが…。
なお本書の単行本初刊は昭和も終わり近い1988年。5000円札一枚で買収されるアパートの管理人の金銭感覚に時代を感じさせられるのであります。
人喰いの時代 (放浪探偵・呪師霊太郎)Amazon書評・レビュー:人喰いの時代 (放浪探偵・呪師霊太郎)より
4191236121
No.5:
(4pt)

この道はいつか…

Reader Store版で再読。

盧溝橋事件前夜の小樽を舞台にした連作推理短編。ネタバレになるので具体的には書けませんが、
連作短編なりの仕掛けもちゃんと仕込んであります。

探偵小説的には各話はちょっと薄口かな。どちらかというと、探偵小説すら書けない時代へと
なだれ込んでいく世相が主役になっているように見えます。

それにしても、山田正紀氏はこの「世相」を本当に何十年も倦まず弛まず描いていますね。
その熱さだけでも圧倒されるものがあります。

この世代の作家がいなくなる時、戦後は最終的に終わるのでしょう。
人喰いの時代 (放浪探偵・呪師霊太郎)Amazon書評・レビュー:人喰いの時代 (放浪探偵・呪師霊太郎)より
4191236121
No.4:
(4pt)

過去の桎梏

終章はとりあえず措いといて、
「人喰い雪まつり」が良かったのではないかと思う。

特高の逆説的な脅しと母親から毎晩昔話を
きかされていた被害者の娘の行動が奇妙な死体発見現場を
生み、拷問の痕跡がない状況が謎として残り、霊太郎が
事件を解き明かす傑作であり、回想形式で何かしら哀感をも
漂わせている。

終章は現在と過去の事件を交錯させながら進行し、これまでの
チャプターを一気にまとめあげる。

過去に関しては特高なる権力への反発もさることながら、
それ以上に、こすからい資本家に対する憎悪を感じさせる。
その象徴である藤子義三を射殺せんとする秀助をひきとめた
霊太郎はまったくのリベラリスト、本物の遊民なのだと
再認識させられる。

現在の事件で推理の誤りを霊太郎に指摘され、やさしく諭された
秀助はやっと過去の桎梏、権力や資本家に対する恨みから
解放されたようである。
人喰いの時代 (放浪探偵・呪師霊太郎)Amazon書評・レビュー:人喰いの時代 (放浪探偵・呪師霊太郎)より
4191236121
No.3:
(3pt)

可もなく不可もなく

昭和初期を舞台に、放浪する二人の若者が殺人事件に遭遇、または関与するストーリー。
時代を跨って描かれているため、短編をこま切れで読むとちょっと時代がわからなくなることがあった。
内容は絶賛するほどではないが、つまらなくもないといった印象。
人喰いの時代 (放浪探偵・呪師霊太郎)Amazon書評・レビュー:人喰いの時代 (放浪探偵・呪師霊太郎)より
4191236121



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